<   2014年 02月 ( 21 )   > この月の画像一覧

●「恋愛だけじゃダメかしらWhat to Expect When You're Expecting」
2012 アメリカ Lionsgate.110min.
監督:カーク・ジョーンズ
出演:キャメロン・ディアス、ジェニファー・ロペス、エリザベス・バンクス、アナ・ケンドリック、デニス・クエイド他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
新婚さんとか赤ちゃんが間もなく生まれるとかいうカップルには勉強になるのでいいかもしれない。
「赤ちゃんバンザイ」な映画だけど、それぞれ結婚とか一緒に暮らすとか家族とかについて
考えさせられるように出来ている。お父さん側もいろいろと考えさせられるし。そのように出来ているが、
まあ薄い出来だ。なのでコメディとして肩の力を抜いて、たくさん出てくる女優さんたちの姿を眺める
つもりで見ると結構見つけモノかもしれない。結構ドタバタだし。
5組のカップルのそれぞれの子づくり、妊娠してからの事などがユーモアたっぷりに描かれる。
双子あり、難産あり、流産あり、養子あり・・・。

ジェニロペの夫婦には結局赤ちゃんが出来なくて、エチオピアから養子をもらうことになるのだが、
この辺りの感覚は日本人には分かりづらいかもしれない。様々な人種がまじりあって出来ている
国だからこその感覚なのかなあ、などと思って観ていたが。

5組のカップル、みんなハッピーエンドなのでホンワカしていいんじゃないでしょうか。
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<ストーリー>
妊娠中の女性が抱える悩みや不安に応え、妊婦のバイブルとして世界中の人々から支持される、
ハイディ・マーコフの実用書「すべてがわかる妊娠と出産の本」。同書を、キャメロン・ディアス、
ジェニファー・ロペスら豪華スターの出演で映画化したラブ・コメディ。
親になるという難題に直面した5組のカップルの悲喜こもごもを描く。

ダイエット番組で人気のフィットネスの女王ジュールズ(キャメロン・ディアス)はダンサーの
エヴァン(マシュー・モリソン)とリアリティ番組で3ヶ月一緒に生活を始め、エヴァンの子を
妊娠する。二人は真のパートナーになることを決意するが、出産や育児に関して対立する
ようになり……。

絵本作家兼ベビー用品店のオーナー、ウェンディ(エリザベス・バンクス)は、夫・ゲイリー
(ベン・ファルコン)と緻密な計画で励んだ結果2年をかけて念願の妊娠。しかし段々と
体調を崩しストレスがたまり、絶不調に陥っていく。
一方、ゲイリーの父親で何事も“1位”にこだわる元レーサーのラムジー(デニス・クエイド)は、
息子よりも年下の妻を妊娠させることに成功。しかも双子で、またこれで息子に自慢できると
意気揚々であった……。

フリーカメラマンのホリー(ジェニファー・ロペス)は、広告代理店に勤める夫・アレックス
(ロドリゴ・サントロ)と二人暮らし。ホリーは養子を迎えることを計画、夫婦で斡旋団体の
面接を受けるが、先走るホリーにアレックスは戸惑うばかり。彼は父親になる不安を
隠しきれず、同僚から紹介された“パパ教室”に通い始める……。

高校時代の同級生で、今はホットサンド店のライバルとして火花を散らすロージー
(アナ・ケンドリック)とマルコ(チェイス・クロフォード)。ある夏の夜、二人は軽い気持ちで
一夜を共にするが、ロージーの妊娠が発覚。予期せぬ出来事に若い二人は動揺し、一時は
中絶も考えるのだが……。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-02-28 22:50 | 洋画=ら~わ行 | Comments(0)

晩秋 Dad

●「晩秋 Dad」
1989 アメリカ Amblin Entertainment,Ubu Productions.118min.
監督・脚本・製作:ゲイリー・デヴィッド・ゴールドバーグ
出演:ジャック・レモン、テッド・ダンソン、オリンピア・デュカキス、イーサン・ホーク、キャシー・ベイカー他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
昨年惜しくもこの世を去った、G・D・ゴールドバーグは、テレビシリーズで活躍してきた人で
劇場映画は3本しか作っていない。そのうち監督を務めたのは、本作と「理想の恋人.com」と
本作だけ。「理想の恋人.com」はラブコメだったので、シリアスな映画を作ったのはこの1本
のみということになる。この映画を悪く言う人はおそらくいないんじゃないかというくらい
良作の鏡のような作品。でもよく出来過ぎていて、逆にこそばゆい感じもするのだ。
親子三代に渡る愛情やら家族の再生、親子の再生ということが、ちょっと押しつけがましい
感じもするし。長男もマゴもいい子すぎるんだなあ。素晴らしい人間がたくさんでるわけだ。
その中で唯一といっていいクセモノの役である老父の妻の落としどころもいまひとつ釈然と
しなかったし。まあ、自分と老夫婦の世代が近いので身につまされる、ということもあるのだけれど。
89年ごろアメリカでミーイズムが盛んだったころに、家族愛、夫婦愛を訴える、いかにもアンビリン
映画、スピルバーグが好きそうなテーマだ。 老父が他界するところの画面転換は見事だった。
1947年のワールドシリーズの話をする老父のベッドに這い上がって添い寝する息子、そして
次のシーンは自宅での会葬となる。ジメジメせずに老父の持つ雰囲気をよく出し得た場面転換だ
と思った。

また一度膀胱ガンに罹った老父が病気故にぼけてしまうのだが、医者を変えて奇跡的に元へ
戻るところ、またこれが長年老父が抑え込んできた思いの爆発につながるところなどは上手い
演出だなあ、と感じた。

従って親子や家族に関する「良い言葉」がたくさん出てくるが、中でも私が一番心に響いた
のが老父ジャック・レモンの「死は誰にでもやってくる。死ぬことは罪ではない。むしろ生きない
ことの方が罪だ」(ちなみに本作の翻訳は戸田奈津子さん)というセリフ。

ガンの通告が「患者の知る権利」だから医者は言わなくてはならないんだ、とする風潮が
アメリカにはそのころあったのだな、。(今でもかもしれないけど)

役者は老け役を好演したジャック・レモンを始め、マゴのイーサン・ホークまでそれぞれ
いいひと振りは宜しいのだが、デュカキス演じる妻が老父を長い間抑え込んでいたという
設定で、憎まれ役っぽい存在なのだが、彼女が良かった。しかしその彼女とて夫が亡くなった
あとでも彼を愛する気持ちは揺るぎのないものであることはここでも。
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<ストーリー>
「家族を犠牲にして仕事に生きるジョン・トレモン(テッド・ダンソン)のもとに、ある日母の
ベット(オリンピア・デュカキス)が心臓麻痺で倒れた、と知らせが入る。ジョンが病院に
到着した時、母は安定を取り戻していたが、彼にとって逆に父のジェイク(ジャック・レモン)の
老いた姿が驚きだった。
そしてジョンはその日から、すっかり生気を失った父の面倒をみて、一緒に暮らしてゆくことを
決意するのだった。息子の愛情あふれる介抱に、ジェイクはすっかり元気を取り戻す。
そしてふたりのもとに、離れて暮らしていたジョンの息子ビリー(イーサン・ホーク)が訪ねて
やって来る。そしてベットも退院。ジェイクは、久しぶりに娘のアニー(キャシー・ベイカー)や
その夫マリオ(ケヴィン・スペーシー)たちにも囲まれ、幸せな日々を過ごす。

しかしそんな折、ジェイクがガンに犯されていることが分かり、それを知らされたジェイクは、
ショック状態に陥った。つきっきりのジョンの看病と、チャド医師(ゼイクス・モカエ)の配慮で、
数週間後の朝、ジェイクは意識を取り戻す。
しかし今度は、気の強いベットとの生活の中で、ジェイクはもうひとつの生活を夢みる二重
人格的な行動をとるようになる。そんな夫に反発するベットも、ジョンの説得でそれを受け
入れた。こうしてジェイクは、家族の理解に包まれて、静かに息を引きとるのだった。」
(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-02-27 23:40 | 洋画=は行 | Comments(0)

ステラ Stella

●「ステラ Stella」
1990 アメリカ  The Samuel Goldwyn Company,Touchstone Pictures.109min.
監督:ジョン・アーマン
出演:ベッド・ミドラー、トリニ・アルヴァラード、マーシャ・メイソン、ジョン・グッドマン他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
何回観ても泣ける、という書き込みがあるが、いい話であることは確かだし、悪人が
出てこないし、銃の発砲音もないし、殴り合いもない。女手ひとりで女の子を育てる
ステラという母親(ベッド・ミドラー)のお話。単純なストーリーだし、もうこれで3回目の
映画化ということで、安心してみていられる作品ではあるとおもう。

が、しかし、本作を腐すつもりはさらさらないのだが、個人的にどうも締まらない映画で
あったと思えて仕方がない。
登場人物全般に、特にステラと娘のジェニーの人格が極端な気がするのだ。一番あれ?と
思ったのはボーイフレンドとのデートを咎められ、別れている父親のところに家出するという
娘が追いかけてきたステラと空港で何の屈託もなく抱き合うところ。あれ、この少女の
不良性はどこへいっちゃったの?とか、ステラ自身もどこまでが本心なのか画面上から
伝わらない。もちろん、ジェニファーは本来は母親思いのいい子だし、ステラは娘を
思ってこその突き放しだとは理解できるのだが、その性格描写のありようがどうもちぐはぐと
いうか演技から上手く伝わってこないんだなあ。
ジョン・グッドマンなどのいい役どころはあるのだから、勿体ないと思う。ベッド・ミドラーの
アクが強すぎ、娘のインパクトが弱すぎたのだろか。
超若いベン・スティラーがジェニファーのボーイフレンドで出ているがよく見ないと分からない。

ラストの結婚式のシーン、雨降る外から黙ってセレブとなった娘の晴れ姿を見るステラの
姿は感動だが、ハワイに行ったというのはウソだったのかな
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<ストーリー> 
「ステラ(ベット・ミドラー)は女ひとりバーテンダーとして、しかし明るく誇りをもって
生きている女性。そんな彼女の姿に町の医大のインターン、スティーブン
(スティーブン・コリンズ)は惹かれるが、身分が違うと言い彼女は取り合わない。
しかし、スティーブンの懸命なアタックに根負け、2人に幸福な時間が訪れるが、
ステラが妊娠するや2人の関係に終わりが訪れる。
責任感からスティーブンは結婚を申し出るが、同情されるのが何より嫌いなステラは
それを断わり、やがて生まれてくる娘ジェニーを女手一つで育てることを決意する。

ステラはジェニーのために必死に尽くし、母娘2人の日々は楽しく過ぎるが、やがて
ジェニーも年頃になり、できたボーイフレンドが不良だったことから2人は大喧嘩、
ジェニーはニューヨークで医者になっている父のもとへ飛ぶ。
父やその恋人ジャニスの住む上流階級の世界はジェニーにとって初めて見るものだった。
そこでパットという恋人もできるが、それは母が辿った道を繰り返し、身分の違いを思い
知らされる結果になってしまう。
傷ついて再び荒れるジェニーの姿を前に、ステラは娘の将来のために自分と一緒に
いては良くないと考え、ジェニーをスティーブンとジャニスに引き取ってもらう決意をする。

母の決断が信じられず泣きすがるジェニーに対してステラは内心を押し隠し冷たく突き離し、
その日から姿を消す。やがて月日が経ちジェニーとパットの結婚式の日、式の輪に入らず
雨の中、1人佇み、娘の幸福そうな顔をガラス越しにじっと見つめるステラの姿があった。」
(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-02-25 23:10 | 洋画=さ行 | Comments(0)

「ウェディング・プランナー The Wedding Planner」(2nd times)
2001 アメリカ Paramount Pictures and others.103min.
監督:アダム・シャンクマン
出演:ジェニファー・ロペス、マシュー・マコノヒー、ブリジット・ウィルソン、ジャスティン・チェンバース他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
ほぼ三年間の時間は、一回観た映画でも結構新鮮に見られるということが分かった。
というか、2010年に観たときは、記憶に残らないほどの作品だった、ともいえる。
ただ、当時に書かれたブログを見ると、今回はそれほどでもなかったかな、という感想。
ラブコメの王道、突っ込みどころ満載なのだが、それがラブコメをラブコメたらしめている
重要なファクターだ。製作総指揮にメグ・ライアンが入っているのを見つけたが、彼女の
こういう方面へも思いが伝わってきそう。

映画としての完成度、という次元ではなく、デートムービーとして楽しんじゃうのならば
愛すべき作品だと言えそうだ。

ストーリーや当時の感想などはこちら
ご確認ください。
by jazzyoba0083 | 2014-02-24 10:50 | 洋画=あ行 | Comments(0)

●「地上(ここ)より永遠に From Here to Eternity」
1953 アメリカ Columbia Pictures.118min.
監督:フレッド・ジンネマン
出演:バート・ランカスター、モンゴメリー・クリフト、デボラ・カー、フランク・シナトラ、ドナ・リード他
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<1953年度アカデミー賞作品、監督、脚色、撮影、録音、編集、助演男優、助演女優各賞受賞作品>

<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
これが天下の名作かどうかは別として、大好きなハワイが舞台でオスカーをこんなに獲っている
作品を今までなんで見ていなかったか我ながら不思議だ。オスカー発表を前にしてWOWOWが
連日放映している過去の受賞作品の一環として観させてもらった。

面白い作品だと思ったけど、オスカーをこれだけ獲るかなあという印象はある。1953年度の
オスカーノミニーを見ると、「ローマの休日」「シェーン」「第十七捕虜収容所」「リリー」「バンド
ワゴン」「キスミーケイト」などなど秀作佳作が居並んでいるではないか。

デボラ・カー、確かに綺麗だが、演技が特段上手いわけでもないし、なんで「ローマの休日」の
ヘプバーンじゃなかったのだろうか、作品賞は「シェーン」ではなかったのか、素朴にそう
思うのだが、アカデミー賞の政治的側面をみる思いだ。
助演男優のシナトラ、助演女優のドナ・リードも同じことが言える。第二次世界大戦をベースに
した悲恋物語では、(戦争後と朝鮮戦争ではあり軍隊物語ではないが)「慕情」のほうが好きかな。

さて、オスカーの事はこのくらいにして、本作の出来だ。舞台はハワイの陸軍基地。
時は日本軍による真珠湾奇襲攻撃の直前。本国から転属してきた上等兵プルーイット
(クリフト)。部隊長付副官の曹長ウォーデン(ランカスター)、部隊長夫人のカレン
(カー)、部隊の気のいい仲間マジオ(シナトラ)、そして外出の時に通う酒場の女性
ロリーン(リード)という布陣だ。 この当時の豪華スターがそれこそ綺羅星のごとく
居並ぶので、往年の銀幕スターを楽しむという側面ではいいだろう。それぞれハマり役で
あろう。加えて脇役陣にアーネスト・ボーグナインやジャック・ウォーデンらが登場する。

基本的には悲恋の話であり、根っからの軍人であるがタイプが違うランカスターとクリフトの
生き方の差を感じる作品だと思う。軍隊の理不尽さを・・という解説もあるが、陸軍は
借景であり、上官の奥様が舞台に来ちゃったり、アロハで外出してバーで楽しむなんて
のは例えボーグナインの陰湿ないじめがあったにせよ、日本軍のものとは全く違い
私はたしかに理不尽ではあるが、監察官に訴えたら?とかちゃんとシステムも機能して
いるアメリカの軍隊はむしろ健全だと思った。部下でも正義が通らないときはちゃんと
口答えしているし。これが日本軍だと「なにおお!っ、貴様上官に対して何だ!根性が
なってない、便所掃除だ」とかになっちゃうだろうな。
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<ストーリー>
「部隊長の奥様と不倫関係になり、奥様は離婚して本土に行こうとし、ランカスターに
将校になって本土に行こうという。しかしランカスターは将校になる気はまったくなく
下士官で部下の面倒を見るのがすきだったのだ。
一方クリフトは前の部隊でボクシング部に所属、試合で相手を失明させてしまう事故を
起こし、伍長から上等兵に格下げになってホノルルにやってきたのだった。

転属になった部隊長は大尉から少佐への昇任を願っていて、12月に開催される
基地内のボクシング大会で必勝し、基地の名誉を上げて昇進しようと、クリフトを
強引にボクシング部に誘う。しかし頑として受け付けないクリフト。ボクシング部員の
上官は、彼に訓練中にあれこれ意地悪をしかける。駆け足、食堂皿洗い床拭きは
もちろん理不尽ないじめは続く。しかし絶対に参ったとは言わないのだ。
そんな彼を暖かく励ますシナトラだった。またランカスターも副官としてクリフトには
一目置いていた。

ランカスターと奥様はデートを重ねるが、彼は昇任申請を出さない。一方クリフトは
休暇で出かけた酒場でロリーンという女性と出会い、一目惚れする。彼女も
本国から稼ぎがいいからと流れてきたのだった。クリフトは結婚を申し込むが
ロリーンはその気がない。兵隊とは結婚する気が無いのだ。

そうこうするうちに、シナトラが、営倉を管理する軍曹と酒場でケンカとなり、
一端はランカスターが入って事なきを得るが、次の休暇の時、運悪くシナトラは
病欠が出た警備を代わりにやるように命じられるが、部隊を抜け出て酒場に
やってきて泥酔し、MPに掴みかかって重営倉6か月となってしまう。
シナトラに復讐心を燃やしていた軍曹(ボーグナイン)は、営倉にやってきたシナトラを
いびり倒す。

部隊長夫人の離婚条件である将校昇任に踏みきれないランカスター、一方、クリフトも
昇任してロリーンと本土に帰ることを考える。そんな二人が休暇の時道の真ん中で
飲んで酔っ払っていると、そこに営倉を脱出してきたシナトラがやってきた。彼はトラックの
荷台に乗って逃げてきたのものの、とちゅで振り落とされて道路に激突、大けがを負った
のだった。シナトラはクリフトの腕の中で絶命する。
その夜かつて部隊のラッパ長だったクリフトは悲しい就寝ラッパを涙を流しながら
吹くのであった。

クリフトは軍曹に復讐を誓うのだった。相変わらずボクシング部員のいびりは続くが
ある日基地の草取りをしていた際に部員のいじめについに耐え切れなくなり彼と
クリフトの殴り合いが始まる。部隊長は観て見ぬ振りをしていた。かつて相手を失明
させてしまったトラウマがあるクリフトは顔を避けていたが、堪忍袋の緒が切れて
相手をボコボコにしてしまう。そこに部隊長が入ってきた。周囲のみんなにボクシング
部員が悪い、と言われ部隊長は引き下がらざるを得ない。

そんな様子を見ていた連隊長は部隊長の監察を始める。やがてイジメなどが露見し
彼は軍法会議で降格か追放となるところ、自ら辞表を書くということで名誉を保って
貰った。新しく部隊長となった男は、さっそくボクシング部を廃部とした。

シナトラをいびり倒した軍曹に復讐するため、休暇の時に酒場から出てくる軍曹を
呼び止め、喧嘩となる、お互いにナイフを出しての格闘の末、クリフトは軍曹の腹を
ナイフで刺して殺してしまう。自らも腹を刺される。

重傷を負ったクリフトはロリーンの自宅に転がり込む。そこから数日間基地には帰らず
脱走兵状態となった。
一方どうしても将校にならないランカスターに業をにやした夫人は別れ話を持ち出し、結局
二人は別れてしまう。夫が軍人で無くなったため本国に帰ることに。

そうしてホノルルに訪れた1941年12月7日日曜日。基地ではのんびりと朝食を摂って
いた。そこに現れた日本海軍機。真珠湾攻撃の始まりである。屋上に出て機銃掃射を
さけながら日本軍機に機関銃を打ちまくるランカスターら。

そのころクリフトは腹の傷が治らないところにラジオ放送で攻撃を知り、部隊に戻ろうと
する。ロリーンは結婚でも何でも言うとおりにするから行かないで、というが、軍隊しか
しらないクリフトはロリーンの願いも聞かず舞台に戻る。

日本軍が上陸するかもしれないと最大の警戒をする基地に平服で現れたクリフト、
怪しいやつが来たというので一斉に銃撃され、なんと味方の銃弾で殺されてしまうのだ。
あわてて駆けつけるランカスターだが後の祭りであった。

日本軍の攻撃が終わり、アメリカ本土に向かう船の中に、部隊長夫人とロリーンの
姿があった。ロリーンは失意のうちに本土へ帰るわけだが、彼の死は、軍から
「基地で飛行機を出そうとしていたところ銃撃に合って亡くなった」ということで知らされて
いた。さらに勲章も授与された。彼の母親は、勲章はロリーンが持っていて、という。
そして夫人はロリーンの口から出たプルーイットという名前にハッとするのであった。
彼が腹に傷をおって脱走中に、ランカスターと別れのデートをした時にその名前が
でたからだ。アロハオエが流れる中、夫人の投げたレイが海間に漂う。レイが着岸
すればまた戻り、そうでなければハワイには戻らないという、と・・・・。」

日本軍の攻撃はあの時代にしては良く出来ていたと思うが、あくまで真珠湾攻撃は
ストーリー転換の舞台でしかなく、本筋はランカスターとクリフトという違うタイプでは
あるが頑固な程度は同じである兵隊と、彼らに絡む二人の女性のこころの揺れを
味わう悲恋の物語だ。戦争が起きなくてもランカスターとカーはくっつくとは思えず
好きな女性との結婚に心の安らぎを求めたいクリフトも、兵隊と結婚したくないという
ロリーンと上手く行っていたかどうかは疑問だ。

allcinemaの書き込みに上手いことを書いた人がいた。登場人物は皆、「ここではない
どこか」を夢見ていた、と。

砂浜のラブシーンですっかり有名になったオアフ島のサンデービーチ近くの小さいビーチ
に今度行って、あの岩の具合とか観てこよう!

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-02-23 23:20 | 洋画=か行 | Comments(0)

●「キック・アス/ジャティス・フォーエバー Kick-Ass 2」
2013 イギリス Universal Pictures,Marv Films,Plan B.103min R15+
監督・脚本:ジェフ・ワドロウ
出演:アーロン・テイラー=ジョンソン、クロエ・グレース・モレッツ、クリストファー・ミンツ=プラッセ他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
❏ネタバレしていますのでお気をつけて・・・
2011年に日本で公開され、私自身は2012年になってWOWOWでの放送でパート1を
鑑賞、★9つを献呈し、その年のベスト10に入れたほど好きだった映画の続編。
当然、公開初日に行くでしょ! しかし、期待が大きすぎたのか、残念だった。
続編を作ることの難しさがモロに出たという感じだ。アメイジング・スパイダーマンの続編も
春に待っているので不安になるなあ。ま、本作はMARVELの作品ではないけれど。
作りはよく似ている。エンドロール後に続編を匂わせるやりかたも。

パート1は、正義感ばかり強くて体力も運動神経もない高校生が有り合わせの衣装で
自警団に出かけるというアイデアと、小学生にしてバリバリの殺し屋というアイデアが
融合し、カタルシスも爽快な出来のいい作品だな、と感じた。

一方本作は、上記2つの衝撃はないので、どう工夫するかがポイントであったのだが
チカラが無かった。レッドミスト改めマザーファッカー率いる悪の軍団のロシア女、
「母なるロシア」の殺伐とした殺し、目を見張ったヒットガールのアクションも物語上
封じられている時間が長いので、あまり見られないし。

前作で悪の親玉であるオヤジをバズーカで吹き飛ばされ復讐を誓うレッドミスト改め
マザーファッカー対キック・アスとこれまた前作で父親ビッグダディを殺され、悪に復讐を
誓うヒット・ガールの対決なのだが、結局キック・アスの身代わりに警察に捕まってしまう
父親が留置場で殺され、その復讐に一度はコスプレをしたヒーローを止めたキック・アスと
ヒット・ガールが再び悪と戦うのだ。
が、これは何か?現在のアメリカへの皮肉なのか、復讐の連鎖なわけだ。暴力を暴力で
封じる殺伐さが、いわゆるヒーロー物にある爽快さ、カタルシスでもって打ち消すチカラや
アイデアを本作は持ちえていないと個人的には感じた次第。ジム・キャリーの演じ、
”ジャスティス・フォーエバー”軍団を率いる”スターズ&ストライプス大佐(その名前も
当てつけっぽい)の最後もあっけない。
高校でいじめ役の女王様らにゲロ&ピーを食らわす新兵器などは面白く、ユーモアと
シリアスのバランスも取ろうとしていた気配はあるが、悪の暴力の殺伐さに負けていた。

決定的なのはカタルシスの有り様として、悪がなす暴力が、ヒーローたちがなす正義の
鉄槌とバランスがとれていないので、(つまり悪の暴力の描写の方がボリュームがある)
欲求不満が残るのだ。クロエ・グレース・モレッツは可愛いけど、高校生になって前作の
衝撃はない。パート3もあるようだ。今度はキック・アスのマスクが金属になるらしい。
どんなことになるのかな。

封切り初日のシネコンの大きな小屋、夕方からの上映とはいえ超ガラガラだったから
早めに終了かな。お好きなかたは早めにご覧になっていくことをお勧めする。
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<ストーリー>
「平凡なオタク高校生が謎の殺し屋少女“ヒット・ガール”の助けを借りて素人ヒーロー
“キック・アス”として活躍するマーク・ミラーの同名コミックをアーロン・テイラー=ジョンソン
主演で実写映画化し、世界中の映画ファンから熱狂的に迎えられたハード・バイオレンス・
ティーンズ・アクションの続編。
父親を殺され復讐に燃えるレッド・ミストと、新たな強力助っ人と手を組みヒーロー・チームを
結成したキック・アス&ヒット・ガールとのさらなる凄惨な戦いの行方を描く。
共演は前作に引き続いての登場となるクリストファー・ミンツ=プラッセ、クロエ・グレース・
モレッツに加え、新キャラクター“スターズ・アンド・ストライプス大佐”役でジム・キャリーが
初参戦。監督は前回のマシュー・ヴォーンからバトンを引き継ぎ、新たに「ネバー・バックダウン」の
ジェフ・ワドロウが務めた。

 最弱ヒーロー“キック・アス”と美少女助っ人“ヒット・ガール”の活躍で、フランク・ダミコ率いる
極悪犯罪組織が壊滅されて3年。一度はキック・アスのマスクを脱いだデイヴだったが、再び
正義の心に目覚め、本物のヒーローを目指して立ち上がる。
そして、元マフィアのヒーロー“スターズ・アンド・ストライプス大佐”と出会い、ヒーロー軍団
“ジャスティス・フォーエバー”を結成する。
一方、前回の戦いで父を失い、父の親友マーカスに引き取られたヒット・ガールことミンディ。
彼女の幸せを願うマーカスから、ヒット・ガールを封印し、普通の高校生として生きるよう約束
させられる。
そんな中、キック・アスに父フランクを殺され復讐に燃えるレッド・ミストは、マザー・ファッカーと
名を改め、世界中から一流の暗殺者を集めて恐るべき悪党軍団を組織し、至る所で悪行を
重ねていた。」(allcinema)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-02-22 18:15 | 洋画=か行 | Comments(0)

●「セルフィッシュ・サマー Prince Avalanche」
2013 アメリカ Muskat Filmed Properties,Rough House Pictures,Dogfish Pictures.94min.
監督・脚本:デヴィッド・ゴードン・グリーン
出演:ポール・ラッド、エミール・ラッシュ他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を獲った作品で、WOWOWのベルリン映画祭
特集の1本として観た。個人的にカンヌやベルリン系の映画は感性に合わないものが
多く敬遠しているのだが、本作もアメリカの作品というよりイタリアあたりの作品じゃないか
と思わせる雰囲気がある。 出演者もきわめて少なく、時間も短く、場面転換もほとんどない。
それ故に二人の男の人間性が浮かび上がってくる構図になっているのだが、人生の意味
とか、何かをインスパイアされる映画ではなく、映画の持つ雰囲気を味わうタイプの作品
だな、と思った。いがみ合う二人だが、悪い奴らではなく、どこにでもいそうな普通の男ら。
その二人が過ごす数日を追うのだが、そこに醸し出される交流、トラック運転手との交流
など、いい雰囲気だなあという非日常の中の日常の安心感みたいなものを感じるのだった。
そういう意味でいうといかにもベルリン好みともいえるのかな。

ポール・ラッドとエミール・ラッシュのコンビも個性が出ていて良かったです。

しかし、道路のセンターラインをテントを張りながらずっと引き続けていくという仕事があるのです
ねえ・・。
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<ストーリー>
「1988年、コンビを組んでテキサスの森を旅する、道路整備作業員の男性2人。
彼らの珍道中を描くコメディ。第63回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)に輝いた
秀作。

2011年のアイスランド映画“Either Way(英語題)”(日本未公開)をリメイク。
世代も性格も価値観もまったく異なる男性2人が、道路を修復しながら続ける旅を描く
ロードムービー。最初は対立した2人がどう絆を結んでいくか。
けっしてスケールは大きくない小品だが、見る者をすがすがしい気持ちにする逸品。
出演は「40歳の童貞男」のP・ラッドと「ミルク」のE・ハーシュ。
監督は「スモーキング・ハイ」など米国でコメディを中心に活躍するD・G・グリーン。
WOWOWの放送が日本初公開となる。」(wowow)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-02-20 23:20 | 洋画=さ行 | Comments(0)

●「ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀 Hindenburg
2011 ドイツ RTL,TeamWorx Television & Film.110min.
監督:フィリップ・カデルバッハ
出演:マキシミリアン・ジモニシェック、ローレン・リー・スミス、グレタ・スカッキ、クリスティーネ・パウル他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
テレビ映画の割にはお金が掛かっている感じだが、いかんせんストーリーの
持って行き方が荒っぽい。そこでそう来ちゃうかよ、というシーンがあちこちに。
限られた時間の中で壮大な物語を描こうというのに無理がある感じ。
ヒンデンブルグ炎上事件を描いたものにはかつての名作があるから、軽い
感じでみればいいのだろうけど。炎上のVFXシーンはなかなかの見ごたえだ。
ストーリーの骨子は結構面白くできているので残念だな。
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爆発しやすい水素を使わざるを得ないドイツのツェッペンリン社。ナチスドイツは
アメリカがドイツに禁輸しているヘリウムの禁輸を解かせるため、水素の危険性を訴えようと
アメリカのヘリウム製造元である大手石油会社の社長と結託してヒンデンブルグに
爆弾を仕掛ける。爆発はニューヨークに着いて全員降りてから、ということにしてあった
のだが、誤算が二つあった。一つは石油会社の社長が心臓発作で倒れたとの報で
妻と娘がヒンデンブルグに乗ってしまったこと。もう一つは、到着が天候のせいで12時間も
遅れてしまったことだった。

しかし、ヘリウムの禁輸解禁は口実で、実は同じ石油会社が売っていたガソリン添加剤も
輸入可能にしようとするヒトラーらの陰謀が隠されていた。

上記のような物語に巻き込まれるのがヒンデンブルグの設計に加わった技術者のマーテン。
彼はグライダーの飛行中湖に墜落し、写真を取りに来ていたある娘に助けられる。(ありがとう
君は命の恩人だくらいは言おうね)この娘こそ、石油会社社長令嬢ジェニファーだった。
彼女には貴族の婚約者フリッツがいた。
NYで父が倒れるという知らせに母とヒンデンブルグに乗ることになったのだが、その報を知った
父親は自分で爆弾を仕掛けたので母と娘を飛行船から降ろすようにツェッペンリン社の社長に
伝える。同じ飛行船でNYに帰るマーテンは飛び立つ前にフリッツに襲われる。フリッツは
偶然首に刺さったトイレの破片で死ぬのだが、その間際にヒンデンブルグに爆弾が仕掛けられ
ていること、そしてジェニファーという名前を言い残した。

クルーに化けて何とか飛行船に飛び乗ったマーテンだったが、フリッツ殺しの容疑でゲシュタポに
捕えられ「秘密文書」の行方を吐くよう拷問を受ける。そんなもの知らないマーテンだったが
ジェニファーを呼び出し一緒に死んだフリッツの部屋に入ると葉巻のケースの鍵がポケットに
入ったクルー用のジャケットがあった。葉巻は預かることになっているのだが、その箱を空けると
中からダイナマイトを包んだ後の抜け殻と、秘密文書を丸めたものが見つかった。
秘密文書とは、ナチスドイツのポーランド侵攻?を予定するものだった。これに航空機を使う際、
航続距離を伸ばすための添加剤が必要なのだが、ヒトラーはこれを欲してアメリカの石油会社に
ヘリウムガスと一緒に輸入させようとしていたのだ。

容疑が晴れて自由の身になるマーテンだったが(あっさりゲシュタポが釈放するかなあ。それに
ボコボコニやられた顔が綺麗だし)ジェニファーと船内に隠された爆弾を探す。
すると母親が関わっていることを目撃してしまう。爆弾を隠した男を追ったマーテンだが、男は
落下して落命する。爆弾は船外と目星を付けたマーテンはクルーにいた友人に助けてもらい
ロープで船外に出て爆弾のタイマーを止めた。

しかし、すでに船は到着寸前。その時、その前に落雷に会って帯電していたところに水素が
引火し大爆発を起こす。ここからはニュースフィルムでもおなじみのシーンだ。
辛くも脱出するマーテンとジェニファー。母親は爆風の中で死亡する。

迎えに来ていた父の前で起きた大惨事。この際父は洗いざらいぶちまけるつもりだったが
救急隊員に化けたナチにジェニファーを拉致され、違うコメントを言わざるを得なかった。
マーテンは秘密文書とジェニファーの交換をナチに申し出、それが実現するが、秘密文書は
熱でボロボロになっていた。自分の行為を恥じた父はナチを殺し、自分も自殺してしまう。

このメインのストーリーに、ドイツからアルゼンチンに脱出するユダヤ人の金持ち一家、
トイレの中でマーテンとフリッツの会話を聞いていたジャグラー。彼はユダヤ人一家が
アルゼンチンに行くことを船内のロビーで皆に大声でしゃべってしまう。(これも意味不明だ
なあ)、そのユダヤ人に持参している金をせびるドイツ空軍士官、などのストーリーを
織り込んで映画は出来上がっている。

テレビの2時間サスペンスを見るつもりで見るといいかもしれません。そんな出来の映画
です。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-02-18 23:10 | 洋画=は行 | Comments(0)

●「彼女はパートタイムトラベラー Safety Not Guaranteed」
2012 アメリカ Big Beach Films,Duplass Brothers Productions.86min.
監督:コリン・ゴレヴォロウ
出演:オーブリー・プラザ、マーク・デュプラス、ジェイク・ジョンソン、カラン・ソーニー他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
日本では劇場未公開だったのだが、本国では制作費の5倍ほどの興行収入を上げた
作品。なんだか訳が分かったような分からないような不思議な作品。ラストも人を食った
仕上がりだんだけど、なんか憎めずに最後まで観てしまった。短い作品だし。

ストーリーも単純なのだが、タイムマシーンを作っちゃう男の背景が一切語られない
ので、どういう能力があってタイムマシーンなんか作れちゃったわけ?って
思うし、出来上がっていた船型の装置は、漫画みたいにチャチなのだ。
まあ、ファンタジーなのだろう。お笑いの要素もあって、するすると観られてしまう。

知っている出演者は誰もいなかった。主人公の女性はアメリカのベッキーみたいで
三白眼で美人とは決して言えないし、発明男も普通のご面相。そのあたりの
普通さ具合が心地いいのかもしれない。

結局2001年に戻るわけだ。作った男はかつて別れた女性との間をやり直した
かったのだけど、止めにして「彼女にため」に2001年に戻ることにしたのだが、
そこに彼女の何があったんだっけ?母が殺された、といのはウソだし、両親の離婚を
止めたい、というのもウソなんだよね。
シリアスなようなコメディのようなラブコメのようなSFのような不思議な作品だ。
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<ストーリー>
舞台はシアトル。そこの雑誌記者ジェフは、編集長から面白いネタはないか、と
会議で問われ、新聞で見つけた「タイムマシンで過去に行く同行者を募る」と
いう記事が面白そうだと発言。取り上げられて調べてこいと言われる。そこで
インターンのダリアスとアーナウの二人を連れて調査をすることに。

彼が指定した私書箱の前で張り込むと、一人の男がおんぼろのフェアレディに
載って現れる。さっそく後を付ける。ダリアスは彼が食品のアウトレット店の店員を
していること、名前がケネスということを突き止める。
まずは記者が自宅に乗り込むが、断られる。次にダリアスが乗り込んであれこれウソを言って
彼に気に入られ、やれ銃の訓練だの格闘の訓練だのを一緒にさせられる。
また機械に必要だ、というので某研究所へ忍び込み部品みたいなものを盗み出す
手助けもさせられる。ケネスをスパイじゃないかと狙っている政府機関の男たちが
見張っている。

記者の男は昔の彼女といい中になりたいばっかりで仕事はそっちのけ。しかし
いいところまで行き、男が真面目になって一緒に暮らそうみたいなことを言うが
過去に一度振られている女は首を縦に振らない。怒った男はその女の元を去る。

一方、ケネスに相棒と認められたダリアスだったが、雑誌社が調べると彼が
死んだといっていた元カノは生きていた。ダリアスが会いに行くと、当時彼は
彼氏という認識はなく、ボブという今の夫と付き合い始めたところ、ボブの家に
クルマで突っ込んだという。ケネスの言っている事と逆だ。

ケネスに惹かれていくダリアスだったが、なんでそんなウソをつくのか、やはり
オカシイ人じゃないのか、と疑う。ケネスを監視する政府エージェントも、ダリアスに
ケネスはスパイじゃないか、と忠告するのだった。真偽を訪ねるべく自宅に行くと、
今夕5時に出発する、という。スパイと元カノが生きていることを問い詰めると
そこに記者とアーナウが飛び込んできて、監視エージェントが来ている、と
忠告に来た。そこでケネスはダリアスが雑誌記者であること知り、愕然とし、逃げて
しまった。

後を追うと、森の湖の中に一艘の船が浮かんでいて、何やら装置が積んである。
ダリアス、記者とアーナウも追いつき、エージェントもやってきた。ダリアスは
ケネスに付いていくことに決めた。そして閃光が走る中、ケネスは「君のために
行くよ」というとスイッチを入れた。船は光に包まれて消えてしまった。
タイムマシンは本当だったのだ・・・。(帰ってこれるのか?)

原題は新聞広告のコピーで「安全は保障しません」という言葉から。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-02-17 23:00 | 洋画=か行 | Comments(0)

●「大統領の執事の涙 The Butler」
2013 アメリカ Follow Through Productions,Salamander Pictures,and others.132min.
監督:リー・ダニエルズ  原作:ウィル・ハイグッド
出演:フォレスト・ウィテカー、オプラ・ウィンフリー、ジョン・キューザック、ジェーン・フォンダ、
    キューバ・グッティング.Jr.、テレンス・ハワード、レニー・クラヴィッツ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
トルーマンからレーガンまで8代34年間に渡りホワイトハウスの執事を務めたユージン・
アレンをモデルにした小説を基に、オールサーキャストで綴る伝記映画。

大統領執事の目から見たアメリカの現代史であり、特に公民権に関する裏舞台を
描いている。ちょうど公民権運動が盛んになり、そんな中でケネディが登場し、人種差別
撤廃に動き出すが、暗殺され、更にキング牧師もマルコムXも殺される。一方ベトナムでの
戦争は泥沼に入り、アメリカの20世紀の闇が裏側から描かれている。

海外では自由の国の盟主として偉そうなことを言っているアメリカだが、ついこの前まで
激しい人種差別の国であり、ジェンダーも含めて差別が横行する社会だった。そのことを
改めて思い知らされる。アメリカ人ならばまた感想も違ってくるのではないか、自国のこと
なので。1950年代から80年代というのは闇も深かったがアポロ11号などの栄光もまた
輝いていて、アメリカがいい意味でも悪い意味でも強国でアメリカらしかった時代だ。
その中で敢えて、本作は公民権に的を絞り、奴隷の身から大統領執事までに上り詰めた
一人の黒人の目を通してアメリカという国を描いた。長くなるのは仕方がないが、主人公の
少年の時代からオバマ当選までの時間を上手いことと折りたたみ端折り、たくさんの人が
出てくる割にはストーリーが整然として面白く、感動的であった。

奴隷の身からホワイトハウス入りし、白人に仕えることで自分の幸せを見つけ出してきた
主人公。そんな父を見て反抗し、公民権運動に身を投じる長男、(後に下院議員になるが)
逆に国のために身を捧げるとヴェトナム戦争に行き帰らぬ人となってしまう二男。そんな
家族を酒に溺れながらも必死に支える母。一つの黒人家族の歴史を描いてもいるのだ。
ラスト近くでオバマを応援するペアTシャツを着ている主人公夫妻の姿がある。そして
初当選を告げるテレビの特番。涙する主人公。オバマの出現はこれまでの公民権運動を
知っている人たちには衝撃的なことだったんだなあ、と改めて思った。

フォレスト・ウィテカーは安定しているが、妻を演じたオプラ・ウィンフリーが素晴らしかった。
かつての闘士ジェーン・フォンダが、ナンシー・レーガンを演じていたのは皮肉っぽく感じたのは
私だけではなかろう。歴代大統領を演じた名優たち、レニー・クラヴィッツやマライヤ・キャリー
など出てくる役者を眺めているだけでも楽しい。

全体として地味めな作品だな、と思っていたら意外や面白く観た。中高年で結構な入りの
シネコンであった。
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<プロダクションノート&ストーリー>
「奴隷から大統領の執事にまで上り詰め、30年もの間、ホワイトハウスで過ごし、7人の
大統領に仕えた黒人男性と彼の家族の姿をつづる、フォレスト・ウィテカー主演のヒューマン
ドラマ。34年間、ホワイトハウスに勤め、トルーマンからレーガンまで8人の大統領に仕えた
実在の黒人執事ユージン・アレンがモデルになっている。

黒人差別が日常で行われていた時代のアメリカ南部。幼いセシル・ゲインズは、両親と共に
綿花畑で奴隷として働いていたが、ある事件で親を失いハウス・ニガー(家働きの奴隷)として
雇われる事になる。
その後、セシルは一人で生きていくために見習いからホテルのボーイとなり、遂には大統領の
執事にスカウトされる。それ以来、セシル(フォレスト・ウィテカー)は、約30年間ホワイト
ハウスで過ごし、アイゼンハワー(ロビン・ウィリアムズ)、ケネディ(ジェームズ・マースデン)、
ジョンソン(リーブ・シュレイバー)、ニクソン(ジョン・キューザック)、フォード、カーター、レーガン
(アラン・リックマン)といった7人の大統領に仕え、キューバ危機やケネディ暗殺、ベトナム戦争
など歴史が動く瞬間を見続けてきた。

そんな時代の中でも、彼は黒人として、そして執事としての誇りを持ちながら忠実に働き
続けるのだった。だが執事であると同時に、夫であり父であったセシルは、家族と共にその
歴史に翻弄されていく。
「世の中をよくするため、白人に仕えている」と語るセシルに妻グロリア(オプラ・ウィンフリー)は
理解を示すが、長男のルイス(デヴィッド・オイェロウォ)は父の仕事を恥じ、国と戦うために
反政府運動に身を投じる。一方、そんな兄とは逆に、国のために戦うことを選んだ次男の
チャーリー(イライジャ・ケリー)は、ベトナムへと志願するのだった……。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-02-16 14:30 | 洋画=た行 | Comments(0)