●「終戦のエンペラー Emperor」
2012 アメリカ Krasnoff Foster Productions,Fellers Film,United Performers' Studio.107min.
監督:ピーター・ウェーバー  原作:岡本嗣郎 『陛下をお救いなさいまし』(集英社刊)
出演:マシュー・フォックス、トミー・リー・ジョーンズ、初音映莉子、西田敏行、羽田昌義、中村雅俊
    火野正平、夏八木勲、桃井かおり、伊武雅刀、片岡孝太郎他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
フェラーズ准将の視点から日本と天皇の関係を見つめた構成は面白かった。こういう人が
いたということを今回初めて知った具合。しかし、恋人アヤとの一件は、作品にメリハリを
着けたかったのだろうけど、描かれた内容の意味合いからみても、もっと長くして意味を出すか
止めて硬めに降った方が面白く映画もしまったのではないか、と感じた。

主演の准将を演じたマシュー・フォックスという俳優さんはあまり良く知らないけど、日本人俳優も
沢山出てきて、アメリカではどう受け止められたのだろうか。結局、マッカーサーの意見でもあった
天皇を戦犯として裁判にかけたときに日本はどうなるのか、という予測を、関屋貞三郎らに語らせ
天皇は軍部のやりかたに批判的でありなんとか戦争になることを避けようとしていたのだが、
最期には軍部に押し切られた、という説明をGHQは善意に受け止め、かつ天皇と日本人の
文化も研究し、裁判にかけることは止めたのだった。そのあたりの機微は概論的ではあるが
よく分かった。(というか昔からそういわれていたけど) マッカーサーと対面した天皇は「すべての
責任は自分にあるのだから、国民を助けてほしい」いうようなことを言うわけだが、
でもよく考えると、統帥権を持つ神聖にして犯すべからずの天皇が軍部に押し切られるという
のはおかしいのだけど。それこそ日本人と戦争という時代の気分を表していると言えるのでは
ないか。これは現代にも通じることだ。戦争を止めさせたのが天皇であったのは確かなこと。
なぜ始まってしまったか、については様々な検証がなされている。

近衛文麿が「インドシナは日本が攻める前はフランスが、シンガポール・ビルマはイギリスが、
フィリピンはアメリカ、アメリカはスペインから略奪したのではないか。日本はあなた方と同じ
ことをしたに過ぎない。」(いわゆる帝国主義の肯定。もっと言えばインドネシアはオランダ領
だったわけだ。香港はイギリス、マカオはポルトガル、中国本土もイギリスやドイツ、アメリカ
ロシアらの帝国主義列強に蹂躙されていたはずだが、なぜ日本だけが責められるのだ、と
いうような意味のことをGHQに対し語るシーンがあるが、考えさせられてしまった。
こういう論理は今の右翼の主張に通じるものだ。ただ、日本はやり方がまずかったわけだと。
その戦争の戦勝国の論理で回っている現代の世界って??と考えさせられてしまったのだ。
もちろん、あと付けの帝国主義肯定は不可能なのだけれど。

作品は上記のような大戦前の帝国主義について深堀するわけではなく、あくまでも日本と
天皇の関係を語っていく。が表層的ではある。
ラストで准将は大佐に降格された、と解説されるが、占領政策についてホワイトハウスあたりで、
あるいはGHQあたりでは面白くおもなわなった人がいたということなのだろう。
戦後史を意外な側面から描いた作品として、一度見ておくといいと思う。
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<ストーリー>
「1945年8月30日。第二次世界大戦で降伏した日本にGHQを引き連れたマッカーサー
(トミー・リー・ジョーンズ)が降り立つ。直ちにA級戦犯の容疑者たちの逮捕が命じられ、
日本文化の専門家であるボナー・フェラーズ准将(マシュー・フォックス)は“名誉”の自決を
止めるため、部下たちを急がせる。
その頃、前首相東條英機(火野正平)は自ら胸を撃つが、心臓を外して未遂に終わる。
マッカーサーはフェラーズに、戦争における天皇(片岡孝太郎)の役割を10日間で探れと
命じる。

連合国側は天皇の裁判を望み、GHQ内にもリクター少将(コリン・モイ)を始めそれを当然と
考える者たちがいたが、マッカーサーは天皇を逮捕すれば激しい反乱を招くと考えていた……。
大学生の頃、フェラーズは日本人留学生アヤ(初音映莉子)と恋に落ちるが、彼女は父の
危篤のため帰国。あれから13年、フェラーズは片時もアヤを忘れたことはなかった。
だがアヤの捜索を頼んでいた運転手兼通訳の高橋(羽田昌義)から、アヤが教員をしていた
静岡周辺は空襲で大部分が焼けたという報告が届く。

そんな中、フェラーズは開戦直前に首相を辞任した近衛文麿(中村雅俊)に会い、開戦の
3ヶ月前、戦争回避のため秘密裏に米国側と接したが、国務省がそれを拒否したという
事実を知る。調査が行き詰まり、宮内次官の関屋貞三郎(夏八木勲)に狙いを定めた
フェラーズは、マッカーサーの命令書を楯に強引に皇居へ踏み込む。

関屋は開戦前の御前会議で、天皇が平和を望む短歌を朗読したと語る。説得力のない
証言に腹を立てて立ち去るフェラーズだったが、深夜、天皇に最も近い相談役である内大臣、
木戸幸一(伊武雅刀)が現れ、天皇が降伏を受諾し反対する陸軍を封じるために玉音放送に
踏み切り、千人の兵士から皇居を襲撃されたという経緯を聞かされる、だがその話を証明する
記録は全て焼却、証人の多くも自決していた。
戦争を始めたのが誰かはわからない。だが終わらせたのは天皇だ。フェラーズはマッカーサーに、
証拠のない推論だけの報告書を提出する。マッカーサーは結論を出す前に、天皇本人に
会うことを希望。異例の許可が下り、社交上の訪問としてマッカーサーに会うという建前に
沿って、ついに天皇がマッカーサーの公邸に現れる。
しかし、天皇は周りの誰も知らない日本の未来を決めるある一大決意を秘めていた……。」
(Movie Walker)
by jazzyoba0083 | 2014-05-26 23:30 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)

プリズナーズ Prisoners

●「プリズナーズ Prisoners」
2013 アメリカ Alcon Entetainment.153min.
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:ヒュー・ジャックマン、ジェイク・ギレンホール、ヴィオラ・デイヴィス、マリア・ベロ、テレンス・ハワード
    メリッサ・レオ、ポール・ダノ他
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<評価:★★★★★★★☆☆>
<感想>
映画館で見たかったのだが、あまりにも長い上映時間に躊躇していたところ、
先週行ったホノルル便で機内上映していて、帰りの便で見ました。画面との距離が近いので
目が疲れますなあ。小さい画面で画質も良くなかったですが、映画としては面白かった。
単純なストーリーなのだが心理的な駆け引き、人間関係の思惑などが上手く表現されていた
と思った。娘を誘拐された父親のヒュー・ジャックマンもいいが、捜査官のジェイク・ギレンホールの
何を信じていいのか分からない中に放り込まれて捜査をする心理が良く出ていたと思う。
ただ、オチが宗教的なものだったので、これは「夢オチ」と同じで、理由としては弱いと感じた。
冒頭、ジャックマンの神への祈りから始まるのだが、オチと結びつけて考えれば、宗教的な
映画であるともいえる。

タイトルが複数形になっているのは、つまり、囚われ人となっていたのは、ジャックマンの娘ら
だけではなく、ジャックマンに誘拐犯と決めつけられ彼に拉致され拷問を受ける知能が低い男、
さらに、その叔母、加えて、ジャックマン自身も、捜査に当たったギレンホールでさえ何かの
囚われ人になっていたという骨子は、実はきわめて宗教的示唆に富んだものを提示していた
のかもしれない。
キリスト教徒でない私はよく分からないけど。

真犯人は近いところにいるというのは本作でも当てはまっているわけだが、オチは弱くても
「そう来たか!」という展開の面白さはあり、特に叔母とポール・ダノの関係は「あっ」という
衝撃を受けた。2時間半は充実していた。暗い画面、雨のシーンが多く、(演出だろうが)全体の
トーンを象徴していたといえる。また、ジャックマンやギレンホールのバックグラウンドが省略
されている分、下手をすると深みがない、などと言われそうだが、本作の場合主題にフォーカスが
より明確にさらに深度をもって当たるという点において成功していたといえるのではないか。
多重化された謎が心地よいミステリーだ。娘を奪われた父親の物語では決してないぞ・・。
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<ストーリー>
「前作「灼熱の魂」が高い評価を受けたカナダ人監督ドゥニ・ヴィルヌーヴが、ヒュー・ジャックマンと
ジェイク・ギレンホールを主演に迎えて贈る緊迫のクライム・サスペンス。アメリカの田舎町を舞台に、
何者かに掠われた6歳の少女の捜索を巡って繰り広げられる、冷静沈着に捜査を進めていく
刑事(ジェイク・ギレンホール)と、自らの手で一刻も早く我が子を見つけ出そうと暴走していく
父親(ヒュー・ジャックマン)の対照的な姿をスリリングに描き出していく。
共演はヴィオラ・デイヴィス、マリア・ベロ、テレンス・ハワード、メリッサ・レオ、ポール・ダノ。

 ペンシルヴェニア州ののどかな田舎町。感謝祭の日、工務店を営むケラーの6歳になる愛娘が、
隣人の娘と一緒に忽然と姿を消してしまう。警察は現場近くで目撃された怪しげなRV車を
手がかりに、乗っていた青年アレックスを逮捕する。
しかしアレックスは10歳程度の知能しかなく、まともな証言も得られないまま釈放の期限を迎えて
しまう。一向に進展を見せない捜査に、ケラーは指揮を執るロキ刑事への不満を募らせる。
そして自ら娘の居場所を聞き出すべく、ついにアレックスの監禁という暴挙に出てしまうケラー
だったが…。」(allcinema)

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by jazzyoba0083 | 2014-05-24 15:30 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)

奇跡のりんご

「奇跡のりんご」
2012 日本 東宝 製作委員会 129分
監督:中村義洋  原作:『奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録』(幻冬舎刊)
出演:阿部サダヲ、菅野美穂、池内博之、笹野高史、伊武雅刀、畠山紬、原田美枝子、山崎務他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
不可能といわれた無農薬リンゴを、信念一筋そして夫婦愛の中で実現させた実在の有機農家
木村秋則氏の物語だ。原作を読んでないので、どの程度脚色されているのか分からないが、
ほぼ、実話通りなのだろう。

感動作だし、主演の二人もいいし、文科省も推薦するような映画であるのだが、何でか面白く
なかった。不可能と言われた無農薬リンゴの栽培に成功するという結末が判っているので、
どんな不幸を持ってきても、いずれは信念は貫かれ、美味しいいリンゴができるのだろう、と
いうことが分かっちゃっているので、どこかで冷めた目で見ている自分がいるんだな。
それをカバーするために厳しく言ってしまうと、「感動の安売り」状態になってしまった、ということ。

そりゃ、木村さんの10年以上に渡る、自殺も覚悟、赤貧洗うが如しの生活は苦しいモノであったし、
木村氏を奇人扱いし白い目で見ていた周りもやがて彼の努力を認めざるを得なくなってくる、と
いう展開、また農薬を使ったリンゴさせ作っておけば、御殿も出来ただろうに、こけの一念で
無農薬にこだわった氏の信念には目を見張るものがあるし、奥さんや家族もよく付いてきたと
思う。そのあたりの文句はないのだが、繰り返すが、事実として確定している感動の実話を
映画でさらに感動的に仕上げることの難しさがあるなあ、と感じていた。それと、上映時間が
長いので、中ダレする。もう20分位端折った方がしまったのではないか。

因みに木村さんは無農薬リンゴで成功し、いまやリンゴだけではなく様々な農作物の有機栽培を
指導し、事業も拡大した。あのリンゴも数が作れないので、この映画を観て欲しい、と思っても
無理だそうですよ。1個でも、というリクエストもあるのだそうですが、それも無理。結局似たような
栽培法で作っている木村さん以外の農家から手に入れる他はないということになっている。

青森の自然、四季の移ろいは美しく描かれている。
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<プロダクションノート&ストーリー>
「11年にわたる苦悩の末、無農薬によるリンゴ栽培に成功した青森県弘前在住のリンゴ農家、
木村秋則の実話を、阿部サダヲ×菅野美穂主演で映画化した人間ドラマ。
食事もままならない極貧生活にもめげずに奇跡のリンゴを生み出した一家の姿が涙を誘う。
監督は伊坂幸太郎原作の作品を多数手がけてきた中村義洋。

岩木山が日本最大のリンゴ畑を見下ろす青森県中津軽郡。この地で生を受けた木村秋則
(阿部サダヲ)は、幼い頃から学生時代にかけて、車やバイク、エレキギターなど機械いじりに
夢中になって過ごしていた。
高度経済成長によって生み出されたモノの仕組みに対する興味は人一倍で、当然ながら
一帯を覆うリンゴ畑や農業への関心はゼロだった。後に、この農業に人生を賭けることに
なろうとは、学生時代には全く想像できなかった。

そんな彼に転機が訪れる。リンゴ農家の娘・木村美栄子(菅野美穂)とお見合い結婚して
木村家に入ることになったのだ。農業もリンゴも秋則にとっては初めての経験だったが、
苦労しながらも何とか技術を身に付けてゆく。
やがて、妻の身体に異変が起きる。リンゴは農薬なしでは生産不可能な果物だったが、
その農薬が美栄子の身体を蝕んでいたのだ。繰り返し散布する農薬の影響で皮膚がかぶれ、
数日間寝込むこともあった。これをきっかけに、絶対不可能と言われていた
“リンゴの無農薬栽培”への挑戦を決意する秋則。
美栄子の父・征冶(山崎努)の協力を得て、私財を投げ打って挑戦を続けるが、およそ10年
の間、奇跡が起きることはなかった。畑は痩せ、周囲の農家には“カマドケシ(破産者)”と
疎まれ、家族は貧困にあえぐ。追い詰められ、自殺を決意した秋則は1人、岩木山を登る……。

とその時、荒れ果てた山野に立つ1本の樹が目に止まった。その枝には、果実がぶら下がって
いたのだ。“なぜ、こんなところに……?”疑問に思いながらその樹に近づいた秋則は、
そこで奇跡の糸口を掴む……。」(Movie Walker)

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by jazzyoba0083 | 2014-05-14 23:20 | 邦画・新作 | Trackback | Comments(0)

モネ・ゲーム Gambit

●「モネ・ゲーム Gambit」
2012 アメリカ Crime Scene Pictures.90min.
監督:マイケル・ホフマン 脚本:ジョエル&イーサン・コーエン
出演:コリン・ファース、キャメロン・ディアス、アラン・リックマン、スタンリー・トゥッチ、トム・コートネイ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
IMDbの票かは低かったけど、私は面白く観ましたよ。まあ90分の掌編なので
それなりではありますが、全体が醸し出す雰囲気やイギリス対アメリカという
文化や笑いの違いがキャスティングからもうかがい知れて、楽しかった。
キャメロン・ディアスという女優さんは、ジュリア・ロバーツなどと並んであまり好みでは
ないのですが、(口がデカいし)本作には嵌っていたと感じた。
おキャンなアメリカ西部のカウガールが似合っていたと。それに対する如何にも英国紳士然と
したコリン・ファースが対照的だったのと、曲者アラン・リックマン(ダイハード1でビルから落下
する悪役が印象的だった)とスタンリー・トゥッチがスパイスを加え、映画が締まった。

一筋縄ではいかない日本人グループもわざとステレオタイプに描いておいて、実はシリアスで
あった、というオチだ。エンディングも二重底になっていて、爽快なカタルシスを味わうことが
出来た。バカを装った賢明と賢明を装ったバカの騙し合いは、ドタバタ過ぎず、シリアス過ぎず、
米英の笑いがミックスされていた。ただ、ホテルの部屋でおばさんがでかい屁を放ったあたりは
モンティ・パイソン風ではあったが笑えなかったなあ。
キャメロンが本物のライオンをお得意技のロープテクニックで縛り上げてしまうのはまあ、ご愛嬌だ。

でもよく考えると、贋作と本物を入れ替えて盗み出すのが映画のように「だからやめられない」と
いうわけにはいかないんじゃないか?
オリジナルの「泥棒貴族」は未見であります。
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<ストーリー>
「シャーリー・マクレーンとマイケル・ケインの共演による60年代傑作コメディ「泥棒貴族」を、
「ノーカントリー」のコーエン兄弟が脚本を手がけて新たな物語に仕上げ、「英国王のスピーチ」の
コリン・ファースと「チャーリーズ・エンジェル」のキャメロン・ディアス主演で映画化したクライム・
コメディ。
印象派の巨匠モネの贋作詐欺を計画した英国の美術鑑定士が、相棒に起用したテキサス娘に
振り回され、次々とハプニングに見舞われるドタバタ詐欺計画の行方をコミカルに描く。
共演はアラン・リックマン、スタンリー・トゥッチ。監督は「ソープディッシュ」「終着駅 トルストイ
最後の旅」のマイケル・ホフマン。

 印象派の巨匠モネの代表作《積みわら》の連作には、消えた1枚が存在した――。英国の
美術鑑定士ハリーは、自分を無能呼ばわりする雇い主の億万長者シャバンダーに仕返し
すべく、《積みわら》の贋作を使った完璧な詐欺計画を練り上げる。
そして話に真実味を持たせるため、名画の持ち主役としてテキサスの天然系カウガール、
PJを相棒にスカウトする。

ところが、自由奔放で怖い者知らずのPJはハリーの指示を完全無視、完璧だったはずの
計画は早々に綻びを見せてしまうのだが…。」(allcinema)

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by jazzyoba0083 | 2014-05-13 23:10 | 洋画=ま行 | Trackback | Comments(0)

●「ハングオーバー!!! 最後の反省会 The Hungover PartⅢ」
2013 アメリカ Green Hat Films, Legendary Pictures.100min.
監督:トッド・フィリップス
出演:ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィナークス、ケン・チョン他
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<評価:★★★★★☆☆☆☆☆>
<感想>
おバカ映画シリーズもいよいよラスト。さてどんな幕引きか?と思いきや、あらら、
残念。1>2>3という結果になってしまった。前2作ほど笑えないし、ハングオーバーと
いう、つまり大酒を飲んで気が付いたら・・・という設定が最後の最後まで出てこない。

多くの人が冒頭の「キリン」の首チョンパで、引いてしまうのではないか。前回のタイでの
どたばたの続編ぽく、ミスター・チャウの脱獄から始まるのだが、例の4人の事件への
絡まれ方が、これまでのハングオーバーとは趣を異にしている。

本作のカナメの一人であるギャングのボス(ジョン・グッドマン)との絡みが4人のおバカと
噛み合っていないような感じなのだ。

見ていて楽しかったのはベガスの質屋のデブのおばさんとアランの恋の物語かな。
結局これがアランの年貢の納め時となるわけだが。
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<ストーリー>
「これまで、フィル(ブラッドリー・クーパー)、ステュ(エド・ヘルムズ)、アラン(ザック・
ガリフィアナキス)、ダグ(ジャスティン・バーサ)たちの騒動に関わってきたギャングのボス、
チャウ(ケン・チョン)が、バンコクの刑務所から脱獄する。
一方、アメリカではアランが相変わらずのバカ息子ぶりを発揮していたところ、その様子に
キレた父親シド(ジェフリー・タンバー)がショックで倒れ、亡くなってしまう。

さすがに周囲も“もう面倒見きれない!”と匙を投げ、アランを施設に収容しようとフィル、
ステュ、ダグが車を走らせる。ところがその途中、大物ギャングのマーシャル
(ジョン・グッドマン)に拉致され、“ダグを返して欲しければ、金を盗んだチャウを探してこい!”と
命令されてしまう。なぜ自分たちが巻き込まれたのか理解できない一行だったが、
実はアランの携帯電話に、チャウからメールが送られてきていたのだ。かくして、バンコクと
ラスベガスを舞台に繰り広げられる大騒動の行方は……?」(Movie Walker)

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by jazzyoba0083 | 2014-05-12 23:10 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)

●「ブルー・ジャスミン Blue Jasmine」
2013 アメリカ Perdido Productions.98min.
監督・脚本:ウディ・アレン
出演:ケイト・ブランシェット、アレック・ボールドウィン、ルイス・C・K、サリー・ホーキンス、ボビー・カナヴェイル
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
好きなウディ・アレンの新作にして、主演のケイトがこれでオスカー主演女優賞を獲得した、と
あれば、行かなくてはなりますまい。アレン44作の中の5番目のヒットだそうだ。
アメリカ人が好きそうな中身ということだね。観ればさもありなん、という感じはよく伝わる。
人生の皮肉を描かせると、この人はたしかに上手い。ケイトの立場は男だったらアレンが
主役を務めるのだろうが、それでは当たり前すぎで面白くない。ケイト・ブランシェットという
女優を持ってきたところが、アレンの面目躍如というところだ。そのケイトの「精神安定剤を
飲みながらもセレブであると勘違いしている自分を棄てない痛い女」を好演!素晴らしい。

ブルー、とは「憂鬱な」という意味が掛けられているわけだな。NYでどっぷりとセレブ生活を
してきたジャネットはジャスミンと名前まで変えていた。だが旦那(ボールドウィン)が自らの
密告で逮捕され、全財産を失い、単身妹ジンジャーの住むSFへとやってくる。二人共
里子として育てられたので実の両親は違う、という設定。コンビニのレジ打ちをしながらも
ささやかな幸せを求めているジンジャーもまた男の問題を抱えていた。

方や、セレブ生活が抜けないジャスミンは、自分の虚栄を保つために嘘に嘘を重ね、
自ら泥沼にハマっていってしまう。ドワイト(サースガード)というセレブな男に出会い、
結婚まで決意させたものの、子供がいたことなどの嘘がバレ、それもお流れに。
ジンジャーも苦労するが、ジャスミンにバカにされながらも、労働者階級の男と小さな
幸せを見つける。ジャスミンといえば、相変わらず、虚飾を捨てきれず、自らに振りかかる
不幸を他人のせいにして、人生を呪ってばかり。自ら働いたことのないセレブ女性の
どうしうようもない虚勢、虚飾、見栄などを徹底的に皮肉ってみせる。

ジャスミンが主人公であることは確かなのだが、一方で普通の暮らしのなかで苦労しつつ
子供を育て、なんだかんだと不満はありながら小さい幸せを見つけていく妹ジンジャーが
ジャスミンという女性のカウンターとして表現されている。「ジャスミン」と「ジンジャー」という
名前が既にそれを表していると思う。 ジンジャーを演じたサリー・ホーキンスが、オスカーの
助演女優賞にノミネートされたのは当然だろう。またジャスミンの暮らした東部、ジンジャーが
暮らす西部という対比もアレン流なのだ。
自分自身を見つめて、分相応の幸せを得るということがどういうことなのか、例によって
いろんなテーゼを投げかけているのだ。 ジャスミンの「痛さ加減」は、彼女だけのことじゃ
ないでしょ、ということだね。 みんなだれでも小さなジャスミンが心に住んでいるわけだ。
痛々しいほどに「イタい」ジャスミンに、「ディオールのスーツは脱いで、ユニクロにしたら?」
と言いたくなるのは私だけではないはずだ。 作品中、ジャスミンのテーマとして流れる
JAZZの名曲「ブルー・ムーン」が意味深長である。
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<ストーリー>
「ニューヨークのセレブリティ界でもてはやされていたジャスミン(ケイト・ブランシェット)だが、
実業家のハル(アレック・ボールドウィン)との結婚生活が破綻し、家庭も資産も失う。質素な
アパートに住むシングルマザーの妹ジャンジャー(サリー・ホーキンス)のもとに身を寄せる
ことにし、妹がいるサンフランシスコへ向かうことにする。過去にしがみつき抗うつ薬とウォッカを
手放せないジャスミンは、どうにか再び華やかな世界へ舞い戻ろうと画策するが、慣れない
仕事に神経をすり減らす。
精神的にバランスを崩し八方塞がりの中、エリート外交官のドワイト(ピーター・サースガード)と
出会い、彼のことを自分に以前のような幸せを再び与えてくれる存在であるかのように見る
ジャスミン。さらにプライドと現実逃避から彼女は嘘を重ねていく……。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-05-11 11:40 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)

●「ハード・ラッシュ Contraband」
2012 アメリカ Universal Pictures,Relativity Media,Working Title Films.109min.
監督:バルタザール・コルマウクル
出演:マーク・ウォルバーグ、ケイト・ベッキンセイル、ジョヴァンニ・リビシ、ベン・フォスター他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
ありがちなストーリーだけど、まあそこそこ楽しめた。それにしても、義弟がアホすぎでしょ!
船全体が運び屋となっていたわけだが、その周辺にいろいろと突っ込みどころはあるが、
この手の映画はそういう点も面白がって見るとさらに面白いんじゃないかな。
「んな、アホな!」という風に。ご都合主義たくさんだし・・・
ただ、クライム・サスペンスの王道(味方の裏切り、愛する人の危機、時間との闘い、
アクション、ラストのオチなど)は外していないので、観終わって嫌な気分になるものでは
ない。むしろ、暇潰しに見て、けっこう拾いものだったな、と感じるかもしれない。
カタルシスもちゃんとしているし。

キャスティングもまあ、宜しいんじゃないでしょうか。ベッキンセイルは「パールハーバー」の
頃からするとお歳を召したなあ、とは思うけど、上手いこと演技派になってもらいたいものだ。
本作ではその芽は見られるわけではないけど・・・。
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<ストーリー>
「かつて世界一の運び屋として名を馳せたクリス(マーク・ウォールバーグ)は、愛する妻
(ケイト・ベッキンセール)と2人の息子のため裏社会から完全に足を洗い、幸せな日々を
送っていた。
しかし、秘密裏にコカインの密輸を行っていた義弟アンディ(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)の
失敗から、家族に命の危機が迫る。クリスは愛する家族を守るための唯一の方法、
“ニセ札密輸計画”の実行を決意する。クリスはパナマへ向かい、彼の目的を阻もうとする
マフィアや警察を相手に驚愕の究極トリックを仕掛け、一大ミッションを成功させようとするが……。」
(allcinema)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-05-10 23:10 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)

●「ザ・ワーズ 盗まれた人生 The Words」
2012 アメリカ Also Known As Pictures、Benaroya Pictures.96min.
監督:ブライアン・クラグマン、リー・スタンサール
出演:ブラッドリー・クーパー、ジェレミー・アイアンズ、デニス・クエイド、オリヴィア・ワイルド、ゾーイ・サルダナ
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
あまり期待せずに見始めた掌編だが、結構面白くみた。しかしだ、構成上、ラストの詰めが
甘く、画竜点睛を欠いた感がある。

多重に物語が進む、しかも時制が過去へ行ったり現代に戻ったりで、ちょっと頭がこんがらがる
人もいよう。 ある小説家が大衆の前で自作のベストセラーを読み聞かせする所から始まり、
その語られる物語が実写で描かれる。さらにその先に他の人の人生があるので都合3層構造と
なっているのだな。

その読み聞かせる本のタイトルが「The Words」。 売れない作家ローリー(クーパー)は、実は
筆力はありいい文章を書くのだが観念的なので、出版社から「いい文章だけど、売れないなあ」と
言われている。そんな彼を支える黒人の彼女ドラ(ゾーイ)は貧しいながらも結婚し、新婚旅行に
パリを訪れる。ぶらりと入った骨董店の片隅で、古びたブリーフケースを見つける。二人は気に入り
買って帰る。実はその中に、古い小説の原稿が入っていた。読んだローリーは素晴らしい出来に
感激し、自分の名前で「窓辺の涙」というタイトルを付けて売り出した。

これが大ベストセラーになり数々の賞も獲得、ローリーとゾラは富と名声を一度に手にしたのだ。
しかし、彼らを見つめている一人の老人がいた。
ある日、老人は公園で読書をするローリーに近づき、彼が自分の描いた小説を盗んだだろう、と
静かに問うたのだ。ばれてしまったことに良心の呵責を覚えたローリーは、引き止める妻や
出版社の重役のいうことも聞かず、真実を世間に告げようと決心する。
そして、彼は老人の元を訪ね、許して欲しい、償わせてほしい、と懇願するが、かれは「お前は
オレの人生を盗んだのだ。償いなどできるはずがない。もういいから帰れ」と小切手もお仕返し
秘密はばらさないから安心しろ、という。

その後しばらくしてその老人が亡くなったという報が入る。秘密は永遠に秘密になったのだ。
参列者のいない葬式に、当時の原稿を持って出向いたローリーは、墓穴に老人が書いた
オリジナルの原稿を投げ入れるのだった。

以上が3つの内の2つの話。もう一つの話が、老人が若かりし頃書き、ローリーが自分の名前で
出版し大当たりした小説の内容だ。
それは、第二次世界大戦に出征した例の老人、パリのカフェで可愛いウエイトレスに一目惚れ、
お互いに惹かれあい、結婚する。彼は文学を目指していた。パリやロンドンの雑誌に文章を書いて
それなりの収入も確保した二人に、やがて女の子が生まれた。だがその女の子は病気で亡くなって
しまう。それいらい彼女ダニエラ破風抜けたようになってしまい、やがて彼女は実家に戻っていく。
その時点で若者は、小説の発想を天啓のように授かり、そこから不眠不休で仕上げたのだった。

自信があったその小説を出版社に見せようと、嬉しい知らせとともに妻の実家に戻り、二人して
和解し、パリにもどったのだった。だが、後から帰ってきた妻が持ってきたはずの原稿を入れた
ブリーフケースを列車の中に忘れてきてしまったのだった。
このことがきっかけで二人の間はまた冷めてしまい、若者はアメリカへと帰って行った。
その後、園芸の道へ進み、それなりの生活を続けていたというのだ。そして老人はアメリカに
帰った時、一度だけダニエラの姿をアメリカで見ていた。その時は女の子を抱え旦那らしい男性と
幸せそうにしていたという。

老人は、ローリーに自分の小説を盗まれたにもかかわらず、そう騒がず(おそらく病気だった)、
彼をあまり責めず、静かに死んでいった。彼の人生とは?書かれていた小説の内容とは?
ラストで、読み聞かせを始めた小説家がすなわちローリーだったようなことを匂わせるのだが
真実は明かされないままだった。

結局、せっかく自分が盗作したことを世間に公表しようとしたローリーだがそれもなし、自分が
反省する様子ががっつり描かれる訳でもなし、最後に朗読したデニス・クエイドが目を剥くところ
で終わるのだが、なにを言いたかったのか、ということが消化不足なままだ。ストーリーが面白い
のに、やっぱり初監督作品としては荷が重かったか・・。

キャスティングはおおむね良好。老人を演じたオスカー俳優、ジェレミー・アイアンズは、老人
メイクがちょっとわざとらしかったかな。
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by jazzyoba0083 | 2014-05-08 22:45 | 洋画=な行 | Trackback | Comments(0)

●「キャプテン・アメリカ /ウィンターズ・ソルジャー Captain America The Winter Soldier」
2013 アメリカ Marvel Enterprise.136min.
監督:アンソニー&ジョー・ルッソ
出演:クリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンソン、セバスチャン・スタン、アンソニー・マッキー
    サミュエル・L・ジャクソン、ロバート・レッドフォード他
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
前作から1年半。アヴェンジャーズのキャプテン・アメリカが帰ってきた。前作での
予告通り、現代に蘇ってのヒドラとの戦いを圧倒的VFXで描く。
アメコミ、MARVEL、男の子映画、の方式として「勧善懲悪」は本筋ながら、「友情」と
「敵対するもの」との間での悩み、裏切りや恋愛っぽいこと、そしてワクワクの新兵器、
という王道を外していない。この前観た「アメイジング・スパイダーマン2」と比べて
しまっていたが、アメコミといえども少し焦点が違うので一概に比べ辛いが、う~ん、
今回は本作のほうが面白かったかな。2Dだったけど、全然見劣りしないVFXの戦闘シーンは
圧倒的だった。

アメコミの一方の有り様として、ストーリーの単純化ということが求められると思うのだが、
小学生くらいの子供さんにはちょっっと難しいかな、これはスパイダーマン2にも言えること
だけれど。でも、昨日録画で観た「オブリビオン」なんかより単純化(まあ、漫画ですから)
されたストーリーは2時間を上回る上映時間を飽きさせなかった。

「いいもん」と「わるもん」の戦いなんだ! 1942年に陸軍の極秘作戦として誕生した
キャプテン・アメリカは前作で氷漬けになり、現代に蘇るところまでは公開されていた。
その彼が現代までその命脈を保ちづづける「ヒドラ」(英語の発音では"ハイドラ")との
戦いが続いていたのだ。

アヴェンジャーズでお馴染みのアイパッチの親分ニック(サミュエル・L・ジャクソン)や
ブラック・ウィドウのスカーレット・ヨハンソンも大活躍。敵にやられて死んじゃったの?の
ニックも死んでなかったしね。

現代において世界平和を守ろる組織シールズ(ボスがロバート・レッドフォード)の中にも
ヒドラの勢力が入り込み、世界征服のためシールズの武器を悪用しようとしていた。
それを守護神のように守るのが強敵ウィンターズ・ソルジャーだった。彼こそ、第二次世界
大戦中にキャプテン・アメリカ=スティーブの親友だったバッキーであり、ヒドラにより
改造され記憶を消され、最大の敵として登場したのだった。
ヒドラ勢力に対抗するのが、キャプテン・アメリカとニック、ブラック・ウィドウ、そして本作で
人工翼を付けて空を飛び回るファルコン。更に、シールズの隊員でニックの補佐官のような
仕事をする美女シャロン/エージェント13だ。
なかでもスカーレット・ヨハンソン、カッコイイ!!

カーチェイス、空中戦、ボティアクションとどれをとっても出来がよく、男の子ならずとも
「それいけ、やれ行け!」と掛け声を掛けたくなる仕組みは、MARVEL映画の面目躍如。

あまりにも精神世界に入らない親友との友情などの描き方も漫画っぽくて好きだな。
本作でも悪は際どい中にも(苦笑)完膚なきまでに叩きのめされる・・のであるがMARVELの
語法として、次作へと悪も続く。
本作上映に先立ち、エンドクレジットの後にも映像がある、と出るのだが、2回でるんだよ。
1回目で席を立っちゃダメだよ。肝心なのは、キャプテンがケガをしながらも助けた親友
バッキーの次作での立場が少し分かるようになっているんだから!MARVEL映画を侮る
べからず、だな。
「アメイジング・スパイダーマン2」も面白かったけど、個人的には本作に軍配を挙げたい出来
であったぞ!両作とも親友が的に回るという構図が図らず登場するが、主人公の悩み方を
比べてみるのも面白かろう。
そして、本作は前作よりも面白いと確信する。 
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<ストーリー>
「マーベルの人気スーパー・ヒーロー“キャプテン・アメリカ”をフィーチャーした「キャプテン・
アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」の続編にして“アベンジャーズ・プロジェクト”の1本と
なるアクション・アドベンチャー大作。
“アベンジャーズの戦い”から2年後の世界を舞台に、ニック・フューリー率いる国際平和
維持組織“S.H.I.E.L.D.(シールド)”の活動に疑問を持ち始めたキャプテン・アメリカと
ブラック・ウィドウを待ち受ける巨大な陰謀と新たな戦いの行方を描く。
主演はクリス・エヴァンス、共演にスカーレット・ヨハンソン、サミュエル・L・ジャクソン、
ロバート・レッドフォード。
監督は「ウェルカム トゥ コリンウッド」「トラブル・マリッジ カレと私とデュプリーの場合」の
兄弟監督、アンソニー&ジョー・ルッソ。

 アベンジャーズの戦いから2年。ブラック・ウィドウとともにシールドの一員として活動する
キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャース。第二次大戦の英雄である彼は、いまだ現代
での生活に馴染めず、また自分の役割にも少なからぬ戸惑いを拭えずにいた。
そしてまた、ニック・フューリー長官が語る巨大空中母艦ヘリキャリアによる全人類の監視と
いう計画にも疑問を感じてしまう。
そんな中ついに、味方だと思っていたシールドの仲間たちから命を狙われる事態に。
もはやアベンジャーズ以外誰も信用できない窮地に追い込まれたキャプテン・アメリカ。
そんな彼の前にさらなる強大な敵が姿を現わすが…。」(allcinema)

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by jazzyoba0083 | 2014-05-06 15:05 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)

オブリビオン Oblivion

●「オブリビオン Oblivion」
2013 アメリカ Universal Pictures.124min.
監督・原作:ジョセフ・コシンスキー
出演:トム・クルーズ、モーガン・フリーマン、オルガ・キュリレンコ、アンドレア・ライズブロー、メリッサ・レオ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
3D映像を楽しむためにだけなら劇場へ行っても良かったかな。宇宙物大好きとしては。
しかし、前半と後半では感想ががらりと変わってしまった。というのは、ストーリーが
複雑すぎで、懲りすぎているが故に映画としての魅力を損してしまった作品と感じたのだ。

クローンも構わないし、本部のサリーが実は宇宙人であってもなくてもいいんだけれど、
全体の分かり辛さは如何ともしがたい。
地球を狙う異星人スカヴにより月の半分と地球の半分をやられてしまった地球。しかし人類は
勝利した。が、強烈な放射能汚染で住めなくなり、地球人は木星の衛星タイタンへと移住し、
一部は地球上空に浮かぶ海水吸入システム「テッド」で暮らしていた。トム演じるジャック・ハーパーと
相棒ヴィクトリアは、地球に侵入するスカヴから、本部の空飛ぶキラーロボット「ドローン」と
ともにパトロールを続けている毎日。それも間もなく終り、タイタンへ行けるという時期だった。

強烈なネタバレ何でここから先は未見の方は見ない方がいいかもしれないけど、結局
スカヴとは地球に生き残った人類であり、「テッド」こそが異星人の巣窟であり、タイタンへの
移住などは無い話。異星人たちは、60年前に拉致したジャックとヴィクトリアのクローンを
多数作り、のっとった地球の防衛に使っていたのだな。 生き残った地球人のボス、ビーチ
(モーガン・フリーマン)は、捉えたドローンに核物質を搭載し、「テッド」に撃ちこむ作戦を
立てていた。しかし、これが失敗し、ビーチも命を落とす。 (でもあとで生き返る)
一方地球に不時着した古い形の宇宙船に5体の睡眠中の人間がいた。ドローンの攻撃で
4体は殺されるがジュリアと名乗る女性だけはジャックが助けて、ヴィクトリアの元に連れて
帰る。ヴィクトリアはなぜかジャックのことを知っていた。さらに彼女は彼の妻だという。
消されたはずのジャックの記憶の片隅にエンパイヤステートビルの屋上で指輪を渡す
自分が浮かび上がってくる・・・。 こうやって整理して書くとなんとなくストーリーは見えてくる
のだが、2077年の話が60年前の拉致とどうリンクするのかね。よく分かりません。

ま、物語はさておいて、ジャックが乗る警備艇、またドローンという攻撃機、その戦闘シーン
荒廃したアメリカの特にNYの面影など、映像全体は良かったと感じた。だから余計に
勿体ないなあ、と。単純な話であったはずが、ややこしくなってしまったのは脚本が悪いのね。
トムもキュリレンコも、フリーマンも、ライズブローもみんな良かったし。「世界戦争」よりは
マシだと思ったけど・・・。
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<ストーリー:結末まで書かれていますので注意!>
「西暦2077年。60年前に起きた異星人スカヴからの侵略を食い止めたものの、核兵器
によって荒廃してしまった地球。人類の大半は、土星の衛星であるタイタンへの移住を
余儀なくされていた。そんな中元海兵隊司令官、コードネーム「Tech49」ジャック・ハーパー
(トム・クルーズ)はヴィクトリア・オルセン(アンドレア・ライズボロー)と共にたった二人で
地球に残され、スカヴの残党を始末するため、高度1,000mの上空から地上を監視する
役目を担っていた。

ある日、ジャックは地上パトロールの途中で墜落した宇宙船を発見。その残骸から謎の
女性ジュリア・ルサコーヴァ(オルガ・キュリレンコ)を助け出す。目覚めた彼女は何故か
会った事も無いジャックの名前を口にする。ジャックも断片的な記憶の中に彼女を見るが、
そんな中で彼は突然スカヴに捕えられ、連行された先でマルコム・ビーチと名乗る謎の男
(モーガン・フリーマン)と出会う。

彼にスカヴがエイリアンではなく人類の生き残りであること、タイタンに移民者などいないこと、
移民前の一時的な避難先である宇宙ステーションと教えられていた「テッド」という物体こそが
人類の敵であることを告げられる。
そして、マルコムに送り出されて「汚染地区」へと向かったジャックは、自分と全く同じ容姿の
「Tech52」のジャックと遭遇する。そしてジャックは自分とヴィクトリアが量産されたクローンで
あり、テッドの手先として人類を抹殺する任務をこなしていることを知る。

その後、かつてジャックとジュリアが共に終の住処にしようと語った湖畔の家で二人は結ばれ、
戦いが終わったらここに戻ると誓う。 スカヴの基地へと戻ったジャックは、マルコム達の計画に
従い、殺人マシンであるドローンを再プログラミングし、テッドへ核爆弾として送り込む準備を
する。
しかし実行しようとした矢先にテッド側のドローンの襲撃を受け、確保したドローンも再起不能に
なってしまう。そこでジャックとジュリアは、宇宙船の生存者を連行するよう求めていたテッドの
指示を利用し、自分たち自身でテッド内部に特攻する計画を考えつく。

テッドへ進入する際、交信で「嘘をついている声」であることを解析されたジャックは「ジュリアを
死なせず、人類を存続させたい」と"真実"を言ってテッドの警戒を解き、おびただしい数の
クローンが眠る中枢に乗り込む。
ジャックがテッドの前でコールドスリープ装置を開けると中にいたのはマルコム。テッドは
ドローンを差し向けるが、ジャックとマルコムは爆弾のスイッチを押す。地上のドローンは
活動を停止し、ジュリアはジャックとの約束の地で目覚め、空に輝くテッドの光を目にする。

3年後、湖畔で娘と暮らすジュリアの元にスカヴ達とジャックが現れる。彼は汚染地区で
出会ったTech52だったが、「"彼"は"自分"だからこの場所を探し出せた」とモノローグ調の
ナレーションが流れ、エンドロール。」(wikipedia)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-05-05 23:30 | 洋画=あ行 | Trackback | Comments(0)