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●「ドント・ブリーズ Don't Breathe」
2016 アメリカ Screen Gems and more.88min.
監督・(共同)脚本:フェデ・アルバレス
出演:ジェーン・レヴィ、ディラン・ミネット、ダニエル・ゾヴァット、スティーヴン・ラング
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
短いけどよく出来たサスペンス・ホラー作品。プロデューサーにサム・ライミの名前が
見られる。WOWOWでの鑑賞だったが、解説の小山薫堂も言っていたように、
ひどい目、怖い目に会う3人の若者に対して距離を置いて見られるのは、彼らが
「盲目で娘を交通事故で殺された単身で暮らす元軍人の老人」の家に娘の示談金目当てで
侵入する強盗という基本、悪い奴らだから、まあ、このくらいの目にあっても
仕方ないよねえ、という目線で見られるから、びっくりする内容であっても、覚めた
目で、そう怖がらずに観られる。

少数の出演者で構成されるストーリーはスピード感もあり、普通感じられる「タメ」も
排除して、(まだ殺さないだろうと思っているところ、あっという間に殺されるとか)
進むのであっという間に観終えた感じだ。
強盗に入った若者3人が出会う恐怖の種類は数多く用意され、目が見えないと思って
いたら、目の代わりをする猛犬がいたり、元軍人なので一度取っ組み合いになると
ものすごく強かったり、更に、地下室に想像できなかったびっくりが隠されていたり
する。ラスト、(ネタバラシになりますが)生きて脱出出来た若い娘が、自分が
バールでボコボコにしてきた老人が死んでいなくて結構軽いけがで済んだという
ニュースを空港で見るのだが、そのニュースでは自分が奪って来た大金について
「盗難の事実はなかった」というコメントにさらに驚く。盗難が無かったのではなく、
老人自身が地下室で犯していた罪について持って行かれた大金と相殺するという
ことだったのだろう。もし、老人が打撲で死んでいたら、銃で殺された男二人と
撲殺された老人の加害被害の関係がおかしくなるから、(だれが老人を殺したのか、
もう一人犯人がいて逃げたのかとか。まあ彼女の血液も現場にあるのだからDNA検査
とかやられるとアウトなんだろうけどね)辻褄もとりあえずあっていたということに
なるのだな。

短い時間に多様な恐怖を入れ込み、目が見えないけど自宅の中ではめっぽう強い
老人と、言葉を発しない猛犬の存在が、良いテンションで恐怖をばらまく。
「悪いことをしに来た若者たち」「盲目の老人=元軍人=地下室の秘密」
「暗闇の中の恐怖」「猛犬」といい環境と素材をそろえた。
(ツッコミどころがないわけではないが)なかなかいいアイデアのサスペンス・
ホラーだと思う。
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<ストーリー>
リメイク版「死霊のはらわた」のフェデ・アルバレス監督が再びサム・ライミ製
作の下で撮り上げた戦慄のサスペンス・スリラー。
盲目の老人の家に盗みに入った若者3人が、相手の思わぬ反撃に遭い、逃げ道を
塞がれた真っ暗闇の家の中で想像を絶する恐怖に見舞われるさまを緊張感あふれる
筆致で描き出す。
出演は若者3人に「死霊のはらわた」のジェーン・レヴィ、「プリズナーズ」の
ディラン・ミネット、「イット・フォローズ」のダニエル・ゾヴァット。
彼らを恐怖のどん底に突き落とす盲目の老人に「アバター」のスティーヴン・ラング。

 長引く不況ですっかり荒廃した街デトロイトで、少女ロッキーと恋人のマニー、
友人のアレックスの3人は重罪にならない程度の空き巣を繰り返していた。
自堕落な親を見限り、幼い妹を連れてここを出て行こうと考えていたロッキーには
まとまった金が必要だったが、そこへマニーがある強盗話を持ちかけてきた。

ターゲットは孤独な盲目の老人で、娘を事故で失った彼は、賠償で得た大金を
自宅の地下室に隠し持っているらしいというのだった。最初は嫌がっていた
アレックスも加わり、真夜中の老人宅に侵入した3人だったが、すぐに彼らは
自分たちが相手にしている男が、単なる目の見えない無力な老人ではないことを
悟るのだった…。(allcinema)

<IMDb=★7.2>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:87% Audience Score:79%>



by jazzyoba0083 | 2017-09-30 22:40 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

ドリーム Hidden Figures

●「ドリーム Hidden Figures」
2016 アメリカ Levantine Films,Chernin Entertainment,Fox 2000 Pictures.127min.
監督・(共同)脚本:セオドア・メルフィ
出演:タラジ・P・ヘンソン、オクタヴィア・スペンサー、ジャーネイ・モネイ、ケヴィン・コスナー、キルステン・ダンスト、マハーシャラ・アリ他
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
2日続けて映画館で「心地の良い」映画を見られる幸せ!これは皆さんにお勧めしたい良作です。
今年のアカデミー賞候補作品の中で最後に登場した本作、待たされた甲斐があったという出来でした。
昨日のジャームッシュが「普通の生活」を切り取った「心地の良さ」とすれば、本作は、黒人差別と
戦いつつ信念を貫いた実在の人物のダイナミックな(ちょっと語弊があるな)生き方から感じられる
「心地の良さ」だ。年をとって涙もろくなったせいか、何回か涙腺崩壊になりそうなシーンがあった。
白人が解けない数式をスラスラと解いてしまい、びっくり顔の白人には容易にカタルシスを感じる
事ができる。

★は8.5を進呈したい。マイナスは、黒人差別がもう少しきつく描かれても良かったんじゃないか、と
思ったから。まさに公民権運動吹き荒れる時期、この映画に出てくる(基本はNASAの人なんだが)人物は
ベースとしてはいい人なんだもの。冒頭に登場し、主役3人をパトカーで先導してくれる白人警官を
初めとして、カッコいい本部長ケヴィン・コスナー、三人の上司キルステン・ダンスト、理解あるもの。
映画では、非白人用トイレに行くためにNASAの構内を片道800メートルも行き来しなくてはいけないとか
オフィスにあるコーヒーサーバーが分けられているとか、主人公の一人がNASAでの技術者の資格を得る
ために白人だけの高校に通わせろと、裁判に持ち込まなくてはならなくなるのだが、判決を言い渡す白人判事、
情けをかけてくれるし、事実かもしれないが、環境は過酷だが、周りはいい人、というのが、いささか
迫力不足というか。最高に良いやつなのはフレンドシップ7に乗ってアメリカ人として初めて地球を周回
したグレン飛行士だ。彼の場合は、主人公の一人計算の天才キャサリンを心から信頼しているのだ。
実際はもっともっと私生活も含め黒人ゆえの苦しさはあっただろう。
三人の努力は認めるとしても彼女たちは恵まれていたほうだとも言えるだろう。

さりとて、あの時代に、国家事業に参加し、極めて重要な仕事を、底辺から初め、実力を認めさせ、
しかるべき仕事と地位を与えられるようになった実在の三人には敬意を払わずにはいられないし、
彼女らの才能を認めた本部長ケヴィン・コスナーや上司キルステン・ダンスト、飛行士らの、差別をしない
勇気、国家事業を成功させるためにあの時期、肌の色は関係ないという姿勢も敬意を評さざるを得ない。
そしてそれらが描かれた映画は、観ていて心地悪いはずがない。プロジェクトは成功していくんだし。

現在も90歳を超えて存命でいらっしゃる三人は、フレンドシップを成功させた後、ジェミニ計画、
アポロ計画、そしてスペースシャトル計画まで関わり、彼女らの名前を関した施設がNASAに作られる
までになったという。キャサリンは大統領から米国人として最高の栄誉である「大統領自由勲章」を
与えられている。

事実とは少し違う色付けがされているようだが、アメリカ人がいかにも喜びそうな作りで、本国での
評価も極めて高い。原題の"Hidden Figures" とは「隠された人/数式」というダブルミーニング。
日本のタイトルは大上段に構えすぎで、もう少し何とかならなかったのかな。

主役の3人の黒人女優さんたち、ボスを演じるケヴィン・コスナー(ちょっとかっこ良すぎかな)、
オスカーで助演男優賞に輝いた(「ムーンライト」)マハーシャラ・アリら、ナイスなキャストであった。

国の大事業でしかもソ連との競争という状況で、(途中からIBMの大型コンピュータが出てきて、白人の
技術者が使いこなせないで困っている中、主人公の一人がフォートラン(懐かしいなあ)をマスターし
動かしてしまうシーンはいいなあ)仕事と黒人であるという大きな壁に負けずに挑んで結果を出した
3人の女性に、素直に感動してしまうのだった。
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<ストーリー>
アメリカと旧ソ連が熾烈な宇宙開発競争を繰り広げていた1960年代初頭、アメリカ初の有人周回飛行の
成功に尽力したNASAに勤務する3人の黒人女性の実話を映画化した人間ドラマ。
黒人への差別が激しい時代背景の中、家族のために奮闘する女性たちの姿を描き、第89回アカデミー賞では
3部門でノミネートされた。

1961年、東西冷戦下のアメリカとソ連は熾烈な宇宙開発競争を繰り広げていた。ヴァージニア州ハンプトンの
NASAラングレー研究所では、優秀な黒人女性たちが計算手として西計算グループで働いていた。
リーダー格のドロシー(オクタヴィア・スペンサー)は管理職への昇進を希望するが、上司ミッチェル
(キルステン・ダンスト)は「黒人グループには管理職を置かない」と却下する。
メアリー(ジャネール・モネイ)は技術部への転属が決まり、エンジニアを志すが、黒人には無理だと
諦めている。幼いころから数学の天才少女と呼ばれていたキャサリン(タラジ・P・ヘンソン)は
黒人女性として初のハリソン(ケビン・コスナー)率いる宇宙特別研究本部に配属されるが、白人男性
ばかりの職場の雰囲気はとげとげしく、そのビルには有色人種用のトイレもなかった。

それでも家庭を持つ3人は、国家の威信をかけたマーキュリー計画に貢献しようと奮闘した。
1961年4月12日、ソ連はユーリ・ガガーリンを乗せたボストーク1号で史上初の有人宇宙飛行を成功させる。
ソ連に先を越されたNASAへの猛烈なプレッシャーのなか、キャサリンはロケットの打ち上げに欠かせない
複雑な計算や解析に取り組み、その実力をハリソンに認められ、宇宙特別研究本部で中心的な役割を任される。

一方ドロシーは、新たに導入されたIBMのコンピュータを使ったデータ処理の担当に指名され、メアリーは
裁判所への請願が実り、白人専用だった学校で技術者養成プログラムを受けるチャンスを得る。
夫に先立たれ、3人の子供をひとりで育てていたキャサリンは、教会で出会ったジム・ジョンソン中佐
(マハーシャラ・アリ)のプロポーズを受ける。

1962年2月20日、宇宙飛行士ジョン・グレンがアメリカ初の地球周回軌道飛行に挑む日。打ち上げ直前に
想定外のトラブルが発生し、すでに職務を終えて宇宙特別研究本部を離れていたキャサリンに、
コンピュータには任せられない重大な計算が託される……。(Movie Walker)

<IMDb=★7.8>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:92% Audience Score:93% >



by jazzyoba0083 | 2017-09-29 12:35 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)

パターソン Paterson

●「パターソン Paterson」
2016 アメリカ K5 International,Amazon Studios.118min.
監督・脚本:ジム・ジャームッシュ
出演:アダム・ドライバー、ゴルシフテ・ファラハニ、バリー・シャバカ・ヘンリー、永瀬正敏他
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<評価:★★★★★★★★★☆>
<感想>
個人的に、鑑賞する映画のジャンルとして、ジャームッシュのような系統(大きく言えばカンヌ系と
でもいうか)の作品はあまり多く接しない。が、決して嫌いではない。何を受け取ったらいいの?
という形而上的な世界に、どちらかというとエンタメを求める私としては敬遠気味であるということだ。
またこういう映画は名古屋近辺ではシネコンにかからないので、ネットで座席がとれない小屋にいかなくては
いけないというめんどくささも腰を重くしていた。

しかし、本作、姉が「いいから一度観てみなさい」と強力に推薦してくれ、本日、午後の部の上映に
行ってみた。あと1週間で上映が終わってしまうので焦ったという面もある。館内は三分の一ほどの
入りで若い女性が多かった。

エンドロールが終わり、外へ出ようと歩いているとこみ上げてくる、なんだろう、この心地の良さは。
意味を探そうとして今見た映画を反芻してみるが、「心地よかった」としか出てこないのだ。
ジャームッシュ監督の主張や何処に?と考えても出てこないのだ。でもややあってそれが正解だ、そう
感じることで良いのだ、と腑に落ちた。普通の生活を普通に切り取って見せてこの心地の良さ。
ハリウッドのブロックバスターもいいが、こういう映画もまたいいもんだなあ、としみじみしてしまったのだ。
ありふれた愛情あふれる生活を切り取った映画を観て感じる「心地の良さ」。もちろん大作にも「心地の
良さ」はある。銃撃もカーチェイスも大恋愛も、家族の揉め事もない、普通の生活が描かれているものが
こんなに「心地良い」ものだとは。さすが、ジャームッシュ、ということになるのだろう。

映画自体は、アメリカはニュージャージー州パターソン(NYCにごく近い)でバスを運転手をしながら
詩を書く、市の名前と同じパターソン氏(ドライバー)の一週間を描くもの。パターソン氏は、ローラという
中東系の奥さんがいて、愛犬のブルドッグ、マーヴィンと暮らしている。

毎朝6時10分から30分に起きて、丸いシリアルを食べ、日がなバスを運転し、定刻に退社し、妻の夕食を
食べ、犬を散歩させ、途中で馴染みのバーによってビールを一杯だけのみ、地下室でその日の感想や乗客の
おしゃべりからインスパアされた詩をノートに書き留めるという生活を繰り返している。

中東系の妻ローラは芸術家肌で、カントリー歌手になりたいとか言って通販でギターを買ったりしている。
専業主婦らしい。でもカップケーキを作るのが好きで、また部屋の模様替えも好きである。彼女の変わって
いるのがとにかくモノクロと黒の円形やドットが好きなのだ。来ている服もパターソン氏の飲むマグカップの
デザインも。買ったギターさえ。犬もそう言えばモノクロだな。

毎日同じような生活が繰り返されるが、妻も不満は一切言わない。というか映画全体でいらつくような
シーンが全く出てこない。遅刻じゃないのか?という時間に起きる曜日も、特に上司が出てくるわけでも
ない。行きつけのバーで黒人のカップルが別れるの別れないのでおもちゃの銃で男が自殺をしてみせようと
して一悶着あったり、パターソン氏の運転するバスが電気系のトラブルで途中で止まっちゃったりする事件は
起きるが、誰も怒らない。パターソン氏もローラの夕食がまずくても文句は云わない。
最大の事件は彼が書き留めた詩のノートを愛犬が噛み切ってボロボロにしてしまったことだった。妻は落ち
込むパターソン氏を慰めるが、さすがにガッカリはするが、パターソン氏はめげたり嘆いたり、犬に当たり
散らしたりはしない。

ローラが屋外のイベントで売ったカップケーキが300ドル近くの売上を出して二人して外食して映画を
観る。パターソン氏は、「君を誇りに思うよ」と褒めてあげる(ローラの選ぶ映画がこれまたモノクロ
なんだな) みんな心穏やか。彼が綴る散文詩も、極めて穏やかなものだ。誰かを批判したり嘆いたりする
ものではない。映画の本質を突いている詩といえよう。

妻のキャラクターに主張があるのか、愛犬が何かのメタファーなのか、詩が監督の訴えたいことなのか、
と観終わっていろいろと考えてしまったが、そうではなく、パターソン氏の日常の争いのない平和な
詩を愛することが出来る世界の「幸せ」を感じればいいのだ、と腹に落ちたのだった。(夜に愛犬を
散歩させていると大きな音楽を流した黒人4人のオープンカーが停まって、ヨ~、それブルドッグだろ、
愛犬を盗むやつがいるから気をつけな、と言って去る。その直後パターソン氏は愛犬をバーの外に繋いで
一杯やるのだが、あ、これ犬が連れ去られる、と観客は思うだろう。でも何も起きない。見ている人は
偏見を持っていたのだなと分かる。そんな演出もニクいものがある)ラストに出てくる日本人詩人
(永瀬正敏)は、映画全体を締めるピリオドのような印象を持った。

「ストレンジャー・ザン・パラダイス」を見たときのようなオフビート感(独特のセリフの間とかも)は
ジャームッシュだなあ、と思うが、オフビートと一言だけで言い表せない「心地よい幸せ」がこの
映画にはある。キャストのアダム・ドライバーとゴルシフテ・ファラハニもピッタリ合っていてとても良い。
なんか、今のアメリカのトランプ的な世界観のアンチテーゼとして提示されているような気もした。

流れていく日々すら愛おしい・・・
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<ストーリー>
ニュージャージー州パターソン。街と同じ名前を持つバス運転手のパターソン(アダム・ドライバー)の
1日は朝、隣に眠る妻ローラ(ゴルシフテ・ファラハニ)にキスをして始まる。いつものように仕事に
向かい、決まったルートを走り、フロントガラス越しに通りを眺め、乗客の会話に耳を澄ます。
乗務をこなすなか、心に浮かぶ詩を秘密のノートに書きとめていくパターソン。一方、ユニークな感性の
持ち主であるローラは、料理やインテリアに日々趣向を凝らしている。
帰宅後、パターソンは妻と夕食をとり、愛犬マーヴィンと夜の散歩、いつものバーへ立ち寄り、1杯だけ
飲んで帰宅。そしてローラの隣で眠りにつく。そんな一見代わり映えのしない日常。だがパターソンに
とってそれは美しさと愛しさに溢れた、かけがえのない日々なのであった……。(Movie Walker)

<IMDb=★7.4>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:96% Audience Score:71%>



by jazzyoba0083 | 2017-09-28 17:35 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)

●「ジュリーと恋と靴工場 Sur quel pied danser 」
2017 フランス Loin Derrière L'Oural 84min.
(共同)監督・脚本:ポール・カロリ
出演:ポーリーヌ・エチエンヌ、オリヴィエ・シャントロー、フランソワ・モレル、ロイック・コルベリ他
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<評価:★★★★★★☆☆☆>
<感想>
ミュージカルと謳ってはいるけど、ダンスが全面的に前に出ることはない。奥様の
リクエストに付き合ってシネコンに。近頃にしては短い映画だった。で、出来だが
音楽は好みもあり、満足だが、ストーリーは今風だけど工夫がたりないなあ。実写風の
映像が出てきたが、これは本当にあった話をベースにしているのかな。
先にも触れたように、歌や音楽が軽いフォービートやボサノバをベースにしているので
私の好きなミシェル・ルグランの「ロシュフォールの恋人」的サウンドになっていて
それがなければ至極退屈な映画になっていただろう。

ジュリーは靴の小売店をリストラされ、正社員を目指し新聞とにらめっこ、老舗の
靴屋に面談に行くが、自分の方から「どうせだめなんでしょ」的失礼なセリフを
面接のおばさんに吐くものの、正社員めざしてやってみなさい、と言われる。
やっと仕事にありつけたジュリーは手作りで評判の婦人靴の見習いとして仕事を
覚える日々。しかし、実は会社は工場を賃金の安い中国に作ろうと計画していて
今ある工場をリストラするつもりだった。

そのことを知った従業員らはパリの本社までおしかけ、リストラ反対を主張する。
一方ジュリーは工場のバスの運転手君といい仲になるも、しょっちゅう喧嘩ばかり。

ストをしたりピケを張ったりと頑張るおばさま従業員たち、かつて一世を風靡した
「戦う女」という赤い靴を作って自分たちの技量を示そうと立ち上がった。
出来上がった靴は大評判。売れに売れて、社長も彼女らの技量あってこその自分の
会社の靴だ、と気付き、リストラは中止となる。そして、ジュリーも晴れて
社員試用から正社員になることが出来たが、恋人と別れたジュリーは、正社員を
断って、またどこかへ出かけていったのだった・・。

あれ?あれだけ正社員になりたいと頑張っていたジュリー、恋も仕事も投げ出して
何処へ行くの?物語が終始一貫していなくないですか?自分の道を見つけたのかな?
それにしては描き方が不足している。

ダンスシーンもアンサンブルできっちり揃えるものではないし、ジュリーの思いも
一貫しないし、恋人はそうイケメンでもないし、全てに渡り中途半端な映画に
なってしまった。特にエンディングでは「???」って。音楽が好みでなければ
★は5つ。
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<ストーリー>
ジャック・ドゥミを彷彿とさせるカラフルでポップなミュージカル・コメディ。
就職難を乗り越え、なんとか高級靴工場での試験採用を手にしたジュリー。
ところが工場は、近代化の波を受けて閉鎖の危機に。同僚の女靴職人たちとこの
危機に立ち向かうが……。
出演は「EDEN/エデン」のポーリーヌ・エチエンヌ。監督のポール・カロリと
コスティア・テスチュは、本作で長編デビュー。

田舎町に住む25歳のジュリー(ポーリーヌ・エチエンヌ)は、就職難を乗り越え、
何とか高級靴メーカーの工場で試験採用となる。ところがその工場は、近代化の
煽りを受けて閉鎖の危機に直面していた。
リストラを恐れた靴職人の女たちが、抗議のためにパリの本社に乗り込んだ
ことから騒動に。この事件に巻き込まれたジュリーは危うくクビになりかける。
その一方で、仄かな恋の予感も……。職人の意地とプライドをかけて戦う逞しい
女たちとともに工場閉鎖の危機を乗り越え、ジュリーは本当の幸せを掴むことが
できるのか……?(Movie Walker)

<IMDb=★6.0>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:67% Audience Score:--->




by jazzyoba0083 | 2017-09-26 15:00 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)

●「ユー・ガット・メール You've Got Mail」
1998 アメリカ Warner Bros.119min.
監督・(共同)製作・脚本:ノーラ・エフロン 戯曲原作:ミクロス・ラズロ
出演:トム・ハンクス、メグ・ライアン、グレッグ・キニア、パーカー・ポージー他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
1990年代初頭ごろから映画のジャンルに「ラブコメ」「ロマコメ」という
ものが出来たような記憶がある。その女王といえば何と言ってもメグ・ライアンだった。
メグは、本作以降は「ニューヨークの恋人」に出演、後の作品は日本では殆ど劇場
未公開となりその姿を見かけることがなくなっている。まだ56歳。若い頃のキュートな
イメージから抜けられず苦労しているのだろうか。まだまだ活躍して欲しい女優さん
ではある。お相手のトム・ハンクスに比べてしまうと余計にそんな感じを受けるのだ。

閑話休題。トムとメグは3回共演していて、本作はその最後となる作品。
「ジョー、満月の島へ行く」(日本劇場未公開 1990)、そしてこの二人と
言えばこれ、という決定版「めぐり逢えたら」(1993)、最後が前作と比べても
その出来は落ちていない本作である。

「めぐり逢えたら」の主役二人と監督は同じ。故に演出のテイストは似ている。
惜しくも2012年に病を得て亡くなってしまったノーラ・エフロンの、安定した
演出、主役二人(も上手いんだけど)の、その演技を上手く引き出す才能が早々に
失われたのは残念である。二つの映画には下敷きが有り、前作は「めぐり逢い」
であり、本作は「街角/桃色の店」(1940)である。

そしてエフロンの特徴として街角の雰囲気を取り込むこと、有名な音楽を使って
いることが上げられよう。本作でも、ロイ・オービソンやハリー・ニルソン、
ビリー・ウィリアムズといった歌手たちのシーンにフィットした歌が使われている。
さらに、背景となる季節としてハロウィンから感謝祭、クリスマスというアメリカ人には
絶対に外せないホリディシーズンをうまく話に取り入れている。このシーズンと
いうのはアメリカ人にとって感情が高揚する特別な時期なんだろう。

恋人との物語というとコミュニケーション手段を描かざるを得ず、映像に
時代の流れを感じざるを得ない。仕方のないことだけど、一方で旧作を見る上での
ファッションと並び当時の風俗を楽しむという手もある。
前作「めぐり逢えたら」でキーになるのはラジオと手紙であった。それから5年経つと
メール、テキストのチャットという時代に入っている。トムとメグはオンラインで
ハンドルネームしか知らない相手とメールを交わすという設定が物語のキモになって
いるわけで、彼らが使うメーラーが当時一世を風靡したAOLだ。AOLはメーラーを
開いてメールが来ていると男の人の声で「You've got mail」と言ってくるのだ。
実は私もこれが欲しくて、AOLに加入し、今でも使っている。今の日本版は
「メールが届いています」って、味気がない男の声になっちゃったけどね。
二人共恐らくIBMのラップトップを使っているのだが、まだ通信が懐かしき
ダイアルアップで「キュー・・・ギョロギョロ、ピー シュー・・・」という音で繋がる
やつ。

で、トムは安売りの大規模書店を経営する一家の御曹司、メグはNYの街角で
母の代から子供向けの絵本などを売る街の書店の二代目経営者。
二人はお互いを知らずにメールやチャットを続け、仕事の愚痴を言ったり
その日に起きたことを綴ったりしていた。ちなみに二人共同棲している。
トムの会社がメグの店の近くに、商売敵となる大型安売り書店を作ることに
なり、事情をしったリアル世界のトムとメグは犬猿の仲となってしまう。
しかし伏線として、書籍関係のパーティー会場でメグを見るトムの目はメグに
強く惹かれていることを示唆している。

オンライン世界の二人はやがて会おうか、ということになるのだが、トムが待ち合せした
店に行くと待っている女性が、あの街角の書店のオーナー、メグであることが判明する。
が、まさかメールの男であるとは知らない。

偶然を装ってメールの相手を待っているメグにあれこれいうが、メグは大型
書店のトムに嫌味を言いまくり、辟易したトムは退散するのだが、メグは悪口を言って
しまったことに自己嫌悪を覚え、そのことをメールに書く。それを読んだトムは
再度、会うことを決心。その頃までに二人共同棲相手とは別れていた。
トムの大型書店がメグに書店の直ぐ側にオープンしたことによりメグの店はやはり客が
減ったこともあり店を畳むことにした。それに対して責任を感じるトム。

そしていよいよ二人が会うことになるのだが。
ラストのオチがちょっとうまく出来過ぎな感じがするのだが、当時のデバイスを
使ったロマコメとしてはよく出来ていると思う。今ならスマホでのやり取りと
いうことになるのかな。この映画では、何故かガジェットとして携帯電話は全く
出てこない。今からたかだか9年前の映画だが、コミュニケーションデバイスの
進歩には驚くばかりだ。あっという間に陳腐化してしまうのだから。

ロマコメはラブコメほど、会話のやり取りのギャグやユーモアとか気の利いた
セリフとかの要求度合いが低いと思うので、トムとメグのやりとりで思わず笑って
しまうということはあまりない。それよりも全体のストーリーで持っていくという形。
ただ、ボートの中でのトムと父親のとの会話は面白かったけど。

監督の映画全体の思いとしてはオンラインより実際に会うこと、パソコンより本
という主張が見えてくるのだが、前者は今でも言えるが、本について言えば
Amazonの登場以降、本作に出てくるような書店も消えていく運命だろう。
あの時代だからこそ出来た平和な映画だったとも言える。9.11以前のNYだし。

それにしても、ショートの金髪のメグ・ライアンが輝いていること!
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<ストーリー>
監督N・エフロン、主演T・ハンクス&M・ライアンという「めぐり逢えたら」の
ゴールデン・トリオが再び顔を会わせ、Eメールといういかにも今風の題材に
挑戦したラブ・ストーリーだが、実は1940年に製作されたエルンスト・ルビッチの
「桃色(ピンク)の店」のリメイクにあたる(旧作では文通が手段となっていた)。

 ニューヨークで小さな本屋を営むキャスリーンは恋人がいるにも関わらず
インターネットで知り合ったメール友達“NY152”とのやりとりを何よりも
楽しみにしている。店の近くに大手の本屋チェーンがオープンするのが少し
気がかりだが、そんな悩みも“NY152”の存在が和らげてくれる。

その大手チェーンを経営するジョーは商才はあるものの、女性に対して今一つ
のめりこめない性格で、彼もまた“ショップガール”というハンドルネームの女性と
Eメールで話をするのが今もっとも楽しい事だった。
やがてジョーはキャスリーンの店で彼女に出会うが、自分のチェーン店が彼女の
店にとって障害になることが判っているだけに複雑な気持ちだ。
互いの立場がはっきり見えたキャスリーンとジョーは犬猿の仲になっていく。
そんな二人にとってはメール友達との会話だけが心の拠り所。そしてキャスリーンは
“NY152”から直接会う事を提案されるのだが、待ち合わせ場所に現れたのは
なんとジョーだった……。(allcinema)

<IMDb=★6.7>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:69% Audience Score:73%>






by jazzyoba0083 | 2017-09-25 22:30 | 洋画=や行 | Trackback | Comments(0)

●「歌声にのった少年 Ya tayr el tayer 」
2016 パレスチナ Cactus World Films 98min.
監督・脚本:ハニ・アブ・アサド
出演:カイス・アッタラー、ヒバ・アッタラー、ディーマ・アワウダ、タウフィーク・バルホーム他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
感動の映画ではある。私としてはパレスチナの映画って初めてみたと思う。
監督はイスラエル人。パレスチナのガザ地区というニュースでもよく出る
イスラエルとパレスチナの紛争で有名なところだ。ガザでのロケは相当苦労
したらしい。
歌うことが大好きな少年が、アラブ版「アメリカン・アイドル」に出て優勝する
までを描くのだが、最近「◯◯・アイドル」というオーディション番組を舞台に
した作品をよく見るが、この映画はその優勝者がパレスチナ人だったということ。
そしてまずは予選で歌うまでのさまざまな苦労を通して、本作がただのサクセス
ストーリーではないと綴られ胸が熱くなる。

「スターになって世界を変えたい」と紛争地で育った男の子はそう思っていた。
子供の頃から子供だけでバンドを作って歌うくらいに歌が好きで、結婚式で
バイトが出来るくらい周囲もそのうまさは認めていた。しかし、ギター担当の
姉が重い腎臓病にかかり、パレスチナの治療では助からず、亡くなってしまう。
自暴自棄になり、一時は歌も諦めタクシー運転手をしていたものの、亡くなった
姉との約束を守ろうと、エジプトへニセのパスポートで違法出国し、エジプトでの
予選へ、さらに本戦のテレビ収録のためにレバノンに。その頃には故郷では彼
ムハンマドの人気は沸騰しており、彼に対する期待は大きく膨らんでいた。

10週勝ち抜くのだが、決勝が近づくにつれ、自分の肩にかかるパレスチナ同胞の
プレッシャーを感じてしまい、体調を壊してしまう。やはりそこはパレスチナと
いう事情が大きくクローズアップされてくる。それは仕方がないことだろう。
夢も希望もない世界に生きる人達にとって、ムハンマドの存在は自分たちの見果てぬ
夢を実現してくれる「アイドル」になってしまったのだから。

エジプトに出国するために、ニセのパスポートを承知で出国させようとする役人、
かつてのバンド仲間で今は軍に入り違法な出国を取り締まる立場の友人の友情、
予選に出るための入場証がないムハンマドに、チケットをくれるエジプト生まれの
パレスチナ人、そしてムハンマドを応援するテレビのスタッフなど、彼を囲む
心温かくなる環境が物語を盛り上げる。

そしていよいよ3人の決勝進出者から優勝者を決めるシーン(楽屋を出て行くところ)
から、実際の映像に変わる。(これには戸惑ったが)そして優勝!狂喜するパレスチナ
同胞。その後彼は国連の親善大使になったり、歌という枠を超えて活躍しはじめた
のだった。おそらく今も。

彼には神様から頂いた素晴らしい歌声があり、それを自信の勇気と回りの理解と
協力で、自分の民族を鼓舞する力にしたのだった。彼が同胞のために歌うんだ!
と心に決めるのは決勝戦の前、同胞の期待に潰されそうになってレバノンの海に
向かって故郷の歌を歌った時。
その時にムハンマドの心は、ただコンテストに優勝することだけではない、他の
意味を見つけたのだった。「スターになって世界を変えたい」、小さい夢は
大きな現実となったのだ。
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<ストーリー>
全米の人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」のエジプト版に出場し、
2013年の“アラブ・アイドル”に輝き、後にスーパースターになったムハンマド・
アッサーフ。彼をモデルに、姉との約束を果たすため、歌で世界を変えようと
奮闘する少年の物語がつづられる。
監督は『オマールの壁』のハニ・アブ・アサド。

長きにわたり紛争が絶えず、厳しい状況が続くパレスチナ・ガザ地区。この地で
育ったムハンマド少年はスター歌手になって世界を変えることを夢見て、お手製の
楽器を携え、姉のヌールや友人たちとバンドを組む。
ヌールはエジプトにある歌劇場カイロ・オペラハウスに出るという大きな目標を掲げ、
ムハンマドは練習と資金稼ぎを兼ねて結婚パーティーで美声を披露していった。
しかしムールは重い腎臓の病にかかり、治療費を工面できず十分な治療を受けら
れないまま亡くなってしまう。
姉との約束を守るため、ムハンマドは危険を承知でガザを囲む壁を越え、
オーディション番組『アラブ・アイドル』に出場しようとする。(Movie Walker)

<IMDb=★6.7 >
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:86% Audience Score:60%>






by jazzyoba0083 | 2017-09-24 22:40 | 洋画=あ行 | Trackback | Comments(0)

エル・クラン El Clan

●「エル・クラン El Clan」
2015 アルゼンチン El Deseo 110min.
監督・(共同)脚本:パブロ・トラペロ
出演:ギレルモ・フランセーヤ、ピーター・ランサーニ、リリー・ポポヴィッチ、ガストン・コッチャラーレ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想:決定的にネタバレしています>
これは、映画の出来不出来が後回しになってしまうような、事実としての衝撃が
大きい作品だ。アルゼンチンで1980年代に発生した、家族ぐるみの連続誘拐殺人
事件のお話なのだが、その一家の狂気っぷりと、ラストのエンドロールの内容まで
含めて驚きっぱなし。

冒頭のシークエンスが物語の終焉に繋がっている、とか映画としての作り方に
びっくりはしないし、破綻なく出来ていると思うけど、何と言っても、こんな
一家がいたというのが驚き。しかも、ここがこの映画の肝だが、何気ない普通の
家族が淡々と誘拐殺人をやらかしていて、また音楽もポップで明るい。
本来は陰湿な話であるのだが、長男はアメフトのスター選手だったりして、外見との
落差に驚くわけだから、「事実」にゲタを履いた映画といえ、その落差の描き方には
成功していたといえるのではないか。ストーリーテリングが上手いのだろう。
極貧や病気ゆえの犯行とか超金持ちの趣味としての犯行ではなく、「何処にでもいる
善良な幸せそうな家族」だからこその怖さはよく出ていた。

罪の意識の無さ、どうしたらこうもサイコパスしちゃえるのか?あっけにとられて
見ている間に結局は逮捕されるのだがが、親父はまるで悪びれる素振りがない。
「ある組織に脅されてやったことだ。家族を殺されると言われ」と嘯く。
で、ラストの字幕でさらに驚くのだが、この主犯のオヤジは、獄中で弁護士の資格を取り
自らを弁護し、終身刑を短くして、シャバに出てきたこと。その頭を他の金儲け
に使えよ!と突っ込みたくもなる。

この一家、夫婦と男の子3人、女の子2人の家族なのだが、一番下の男の子が
「オヤジのやってることは犯罪だぜ」といって、海外?へのスポーツ遠征の
ついでにどこかに消えてしまう以外は、裁判では娘達は関係ないとして無罪に
なったようだが、とにかく、父親の支配の元に誘拐殺人を繰り返すのだ。

暗い中にも映画全体がアッケラカンとして音楽も含めむしろ明るさを強調することが
逆に恐ろしさを演出する結果を生んでいる。ただ、どうしてこんな家族が出来
上がったのか、という個人の心理的な背景が今ひとつ深掘りできていないので、
結構イケメンのアメフト選手の長男が平然と犯行に加わり(最初の誘拐殺人は長男の
友人だった)ニコニコしている心理とは(次男もだけど)那辺から来ているや、と
思ってしまう。いや、逆に説明されていないから余計に気持ち悪く怖いのかもしれない。
(ラストに長男が裁判所の二階からダイブして飛び降り自殺をする心理も含めて)

決して後味のいい映画ではないが、びっくりするのでご覧になるといい。
冒頭にアルゼンチン民主化宣言の実写映像がなぜ入っているか、というアルゼンチンと
しての事情を少し予習しておくと更に面白くなるかもしれない。
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<ストーリー>
アルゼンチンで実際に起きた事件を映画化した第72回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞作。
近所の人々から慕われるプッチオ一家の周辺で金持ちだけを狙った身代金事件が多発。
住民たちが不安を募らせるなか、父アルキメデスは鍵のかかった部屋に食事を運んでいた。
製作に「オール・アバウト・マイ・マザー」のペドロ・アルモドバル
製作・監督・脚本は「セブン・デイズ・イン・ハバナ」のパブロ・トラペロ
出演は「瞳の奥の秘密」のギレルモ・フランセーヤ

1983年、アルゼンチン。裕福で近所からも慕われるプッチオ家は父アルキメデス
(ギレルモ・フランセラ)を筆頭に妻、息子3人、娘2人で幸せに暮らしていた。
そんなある日、二男アレハンドロが通う学校の友人の一人が誘拐され、姿を消してしまう。
以降、彼らの周囲で金持ちだけを狙った身代金事件が多発。犯人が捕まらず近所に不安な
空気が流れるなか、プッチオ家はいつもと変わらない生活を送っていた。

ある夕飯の時間、アルキメデスは妻の作った料理をキッチンから食卓ではなく、なぜか
2階の奥にある鍵のかかった部屋へと運んでいく……。(Movie Walker)

<IMDb=★7.0>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:90% Audience Score:77%>




by jazzyoba0083 | 2017-09-23 23:10 | 洋画=あ行 | Trackback | Comments(0)

●「エイリアン:コヴェナント Alien:Covenant」
2017 アメリカ 20th Century Fox Film Co.,Scott Free Productions.122min.
監督:リドリー・スコット
出演:マイケル・ファスベンダー、キャサリン・ウォーターストン、ビリー・クラダップ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
エイリアンシリーズは、リドリー・スコット以外のスピンアウト版まで含め殆ど
観ているほど好きである。一作目のクリーチャーの造作は、映画界に大きな影響を
与えた。リドリーにとっては前作「プロメテウス」の続編に当たるもので、前作は
一作目を遡り、人類の起源を求めた旅であったが、今回はエイリアンの起源に
ハイライトが当たる。この映画にいつも重要な役割を持つ、レプリカント・
アンドロイドが、今回も極めて重要な役割を担う、というか、彼が主人公じゃないか
と思われる描かれ方である。

本作は「プロメテウス」を観ていないと分からないところが多い。故に、復習を
してからご覧になることを強く勧める。今作のアンドロイド、ウォルターと
前作のアンドロイド、デヴィッドの物語と言い切っても過言ではないほどの
存在感だ。例によって気持ちの悪いエイリアンもたくさん出て来るが、話としての
根幹はウォルターとデヴィッドである。そして、次作も作られるであろうことを
示して映画は終わる。(つまり第一作に近い時代になってくる作品ということ
だね)

前作については私はケチョンケチョンに貶した。(本国の評価は結構高いんだけど)
本作はそれほどでもなかった。というのもラストシーンの衝撃が大きかったから、
かもしれない。また、前作の巨人とクリエーターというキャラクターがいないのも
さっぱりしていて良かったのだと思う。

描かれ方はいつもどおり、惑星移住に使われるロケット(今回はそれがコヴェナント
という名前)、そこには2000名の人間と1000名分の胎生細胞が載っている。
これがエイリアンの世界に引きずり込まれるパターン。エイリアンたちの造作や
誕生シーンはVFXの進化により、より気持ち悪さは倍加している。

冒頭シーンがデヴィッド(プロメテウスで使われたアンドロイド)の誕生シーンで
あるのが、この映画を象徴している。そしてそこでのセリフ「私はあなたが作り
ましたが、あなたは誰がつくったのでしょうか」とか、「あなたは死にますが、
私は死にません」とか、これがわかりにくいけど伏線になっているんだね。

知恵(想造力)を持ったアンドロイドの怖さがこの映画の本質であり、エイリアン
そのものは生き物としては怖いけど、本当に恐ろしいのは別にあるのだ、と
いうことを映し出して映画は終わる。いやはや、続編はどうしてくれるのだろうか?
そろそろ第一作目との辻褄合わせが必要になってくるのではないか。

シガーニー・ウィーバー、ノオミ・ラパスときて、今回はキャサリン・ウォーターストン
という女優さん。いささかパンチに欠けました。この映画はマイケル・ファスベンダーの
映画だな。(アダムズとウォルターの二役)しかし、なんでアダムズとウォルターを
同じ顔にしたんだろう?
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<ストーリー>
人類初の大規模な宇宙への移住計画のため、滅びゆく地球を旅立った宇宙船
コヴェナント号は、コールドスリープ中の2000人の入植者を乗せ、移住先の
惑星オリエガ-6を目指していた。その航行中、大事故に見舞われ、さらに
女性の歌声が混じった謎の電波をキャッチしたことから、発信元の惑星へ向かう。

その神秘的な惑星は、女性乗組員ダニエルズ(キャサリン・ウォーターストン)
にとっても、人類の新たな希望の地に思えた。果たして、ダニエルズの前に
現れた完全な知能を持つアンドロイド(マイケル・ファスベンダー)は敵か、
それとも味方か。そして、エイリアン誕生を巡る驚愕の真実とは?コヴェナント号に
エイリアンの脅威が迫る中、ダニエルズは哀しみを乗り越え、あまりにも過酷な
運命に立ち向かっていく……。(Movie Walker)

<IMDb=★6.5>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:70% Audience Score:57%>


   

by jazzyoba0083 | 2017-09-21 12:30 | 洋画=あ行 | Trackback | Comments(0)

●「ギリー・ホプキンズの不機嫌な日常 The Great Gilly Hopkins」
2016 アメリカ Lionsgate Premiere. 98min.
監督:スティーヴン・ヘレク 原作:キャサリン・パターソン『ガラスの家族』
出演:ソフィー・ネリッセ、キャシー・ベイツ、ジュリア・スタイルズ、オクタヴィア・スペンサー、グレン・クローズ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
割りとありがちなテーマであるが、エンディングも含め、(原作があるのではあるが)
引き込まれつつ見ることが出来た。日本では未公開でDVDでのタイトルは
「ギリーは幸せになる」という身も蓋もないタイトルになっている。私は
WOWOWで観たので、そのタイトルを掲げさせて頂いた。
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ギリーは画面上では凄く大人びて見えるが実際は小学校高学年。多感な時期に
母(いわば私生児である)と分かれて暮らしていて、里親のところをたらい回しに
されている。母に育児放棄されているにも関わらず、母が恋しい。この世に自分しか
頼る人がいない現状に12歳前後の女の子が晒される中、彼女なりに必死に生きては
いるのだけど、やはり心の扉を閉ざし、大人たちには不信感しか抱かず、頭はいいのに
勉強はしない。

そんなギリーが今度やってきたのはトロッターさんという里親のベテランのような
おばさんの家。すでにそこには愛称W・Eという少年がいた。ギリーはいつもの
ように、口は悪く、友人は作らず、不貞腐れているばかりの日々。夢はいつか
お金をためて母のいるサンフランシスコに行くこと。

一人暮らしのトロッターさんは毎晩夕食を共にする斜向いに住む盲人のランドルフさんと
いうおじいさんがいた。彼女を呼びに行くのはギリーの役目。このランドルフさんの
家はまるで図書館のように蔵書が有り、かつてはそれなりの地位にいた人のようだ。
また、ギリーの学校の担任ハリス先生(オクタヴィア・スペンサー)が、なかなか
出来た人で、厳しくも温かくギリーを理解しようとしてくれる。

次第にトロッターさんの家の暮らしにもなれたころ、まず、母親に今の自分は虐待
されていて、酷い状況だという嘘の手紙を母に出し、さらにランドルフさんの家に
忍び込み、お金を盗んでバスに乗り母に会いに行こうとした。が、全然足りない。
しかも、トロッターさんの財布からもお金を取ったのだ。この一件で普通は施設
送りになるのだが、トロッターさんが必死に抵抗してくれて、この家にいることが
出来ることになった。それからというもの周囲の温かさに触れ、ギリーの態度が少し
変化してきた。

そんな折、1人の老婦人が訪ねてきた。ギリーの祖母(グレン・クローズ)だという。
祖母は自分の娘コートニーと折り合いが悪く何年も会っていないので、まさか
自分に孫がいるとは知らなかったのだ。さらに福祉事務所があの嘘の手紙を受け
ここには置けない、W.Eも他へ移す、と言ってくる。ギリーは自分のしたことの
罪の深さに反省をするのだが、肉親が見つかった以上、トロッターさんとは暮らせ
ないのだ。トロッターさんとランドルフさんは彼の蔵書から、最初にギリーが
ランドルフさんに朗読してあげた「英国詩選」をギリーに餞別として渡した。

祖母に引き取られたギリーはまた自分に閉じこもる生活に戻ってしまうが、祖母の
理解ある態度に次第に新しい生活にも慣れてきた。その年のクリスマスに、ついに
母が帰ってくるという。狂喜するギリー。だが、空港に出迎えに行った祖母とギリー
の前に現れたのは、自分が妄想していた優しい母ではなく、たった二日間しかも
祖母にカネをせびりに来た母であった。ギリーは空港から1人で泣きながらトロッター
さんの家に行くのだった。

そしてクリスマスの日。みんなで祝うテーブルが映される。そこにはギリーと祖母、
トロッターさんとW.E、ランドルフさん、そして学校の友人たちの姿もあった。
祖母の元で暮らすとは言え、トロッターさんの家にも自由に行き来できるように
なったらしい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
このような話なのだが、主にトロッターさんとハリス先生の言葉に含蓄があり、
ちょっと小学生には難しいんじゃないかとは思うけど、まさにその通りではある。
先生には「あなたの中にある怒りを目標を達成するために使いなさい」とか、
トロッターさんには「人生は良いことばかりではないわ。でも私たちは心で
繋がっているわ」とか。

結局ギリーは祖母と暮らすことになるのだけど、トロッターさんや前の学校の
友人たちとは交流を続け、心を繋ぎ、生きていくことにしたのだ。まだまだ
幼く、ガラスのような心、でも柔軟性のある心に、この歳にこの難題、と
いう人生の辛さを乗り越えていくギリーの姿に応援したくなるというものだ。

主人公のギリー、ちょっと見た目はとても小学生には見えない(中学生か
高校生くらいに見える)ので、反抗する態度もまじで可愛げがない。が、
よくある話ではあるけど、心がじんわりと暖かくなるエンディングだった。
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<ストーリー>
「テラビシアにかける橋」が映画化されたこともある米国の児童文学作家K・
パターソンの小説「ガラスの家族」を映画化。多感な少女ギリーがある里親に
預けられた後、さまざまな人々と出会って成長していく姿を感動的に描く
ヒューマンドラマ。
「ミザリー」で第63回アカデミー賞の主演女優賞に輝いたベイツ、「ヘルプ〜
心がつなぐストーリー〜」で第84回アカデミー賞の助演女優賞に輝いた
スペンサー、ベテランのクローズらハリウッドの一流女優陣が集結して充実の
共演を繰り広げた。WOWOWの放送が日本初公開。

小学校の高学年である少女ギリーは、数々の里親のもとを転々とした後、
メリーランド州に住むメイムの家に里子として預けられる。多感な上に聡明な
ギリーは少々生意気で周囲を困らせるが、次第に周囲の人々となじんでいく一方、
サンフランシスコで暮らす母親コートニーとの再会を夢見続ける。
ギリーがサンフランシスコに家出しようとして失敗した直後、コートニーの母親
ノニーが現われ、ギリーを引き取りたいと申し出てくるが……。(WOWOW)

<IMDb=★6.5>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:65% Audience Score:56%>

by jazzyoba0083 | 2017-09-20 22:50 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)

●「ロビンとマリアン Robin and Marian」
1976 イギリス Columbia Pictures Co.107min.
監督:リチャード・レスター
出演:ショーン・コネリー、オードリー・ヘプバーン、リチャード・ハリス、ロバート・ショウ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
ご存知、ロビン・フッドの物語である。監督はリチャード・レスター。みなさんは
彼の名前でどの作品を想起するでしょうか?「ビートルズがやってくる/ヤァ!ヤァ!
ヤァ!」「HELP! 四人はアイドル」あたりでしょうか、「スーパーマンⅡ、Ⅲ」
あたりでしょうか。スーパーマンは置くとしても、この人の映画ってどこか脱力的な
雰囲気がある。ことばが悪ければほんわかしているというか。

この映画も、10世紀のイングランド、リチャード獅子心王など実在の人物も
出てきて、また配役もロビンの相棒リトル・ジョンにニコル・ウィリアムソンを、また
獅子心王にサー・リチャード・ハリス、悪代官にロバート・ショウを配し、
「暗くなるまで待って」以来の大きな役を演じることになった50歳ちょっと手前の
オードリー・ヘプバーンを据え、音楽にジョン・バリー(ここの音楽がいい)と、
凄いスタッフキャストを迎えたのだが、全体の作りは悪くないんだけど、脱力系で
ある。シリアスなんだけどシリアスじゃないみたいな。悪代官との一騎打ちは
そうとうちゃんとした格闘になっていたし。

なんか年取っちゃってあっちが痛いの、息が切れるの、みたなマイナーなことばかり
いうロビン・フッド。恋人マリアンも「私も年を取ったわ」なんて、熟年向けの
映画か?とツッコミを入れたくなるような感じだ。かといってダメ映画なのかと
言われるとそうでもないのだなあ、これが。今では絶対に作れないような幸せな映画。

ヘプバーンを画面でキチンと観られるのはおそらく本作が最後じゃないかな。
「オールウェイズ」では天使さまみたいな役柄で全面フィーチャーじゃなかったし。
またエンディングがかっこいいというかなんというか。なんじゃこれ、という人も
多かろうが、私は結構好きですね。

それにしても、ラストカットの腐ったような3つのリンゴは何を意味しているんだ
ろうか。ロビンとリトル・ジョンとマリアンか?
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<ストーリー:最後まで触れています>
ある事情で十字軍の一員としてヨーロッパに渡ったロビン・フッド(S・コネリー)と
親友リトル・ジョン(N・ウィリアムソン)の二人は、獅子王(R・ハリス)の死によって、
十八年ぶりに故国イギリスに帰ることになった。久しぶりにイギリスに戻った二人を
出迎えたのは、緑したたる森と田園、そしてシャーウッドの森の仲間たちだった。

すべてが十八年前のままで、ロビン・フッドとリトル・ジョンの心をなごませた。
一方、変わっていないといえば、ジョン王(I・ホルム)のもと、イギリス国民はふたたび
悪政に苦しんでいたこと、ロビン・フッドの宿敵ノッチンガム(R・ショウ)が未だ
権力をふるい、良民を苦しめていたことだった。
ただひとつ、ロビン・フッドの美しい恋人マリアン姫(A・ヘップバーン)が、今は
カークリーの近くの修道院長になっていたのが思いがけないことだった。

しかし、長い歳月の隔りも、二人の深い愛を妨げることはできなかった。しばらくして、
マリアンは尼僧たちとともにシャーウッドの森に移り、ロビンとの愛の日々を送るの
だった。森林の木もれ陽の下に、小川の流れのほとりに、黄金色に輝く花畑の中に、
寄りそったふたりのみちたりた姿があった。だが、その間にも民衆の、ロビン・フッドを
待つ声は大きくなる一方だった。
そして、村の、町の有志たちが森へやってきた。少年もいた。老人もいた。ロビン・
フッドは来るべき日のために、彼らを訓練した。マリアンと尼僧たちにとっても忙しい
毎日だった。

国王と教会とが正面からぶつかった日、ついにロビン・フッドはマリアン、シャーウッドに
集まった人々と共に立ち上った。ジョン王とノッチンガムの軍勢に立ち向かうシャーウッドの
男たち。ノッチンガム代官とロビン・フッドの一騎打ちは凄絶だった。両軍の見守る中、
ロビン・フッドはついにノッチンガムを倒した。だがロビン・フッドも深手を負ってしまう。
マリアンはリトル・ジョンの助けを得て、重傷のロビン・フッドを修道院へ連れ帰った。
ロビン・フッドの命が明日をも知れぬことは、マリアンが見ても一目瞭然だった。彼女は
意を決した。毒入りのワインをロビン・フッドにふくませたマリアンは自分も一気にその
ワインを飲みほした。(Movie Walker)

<IMDb=★6.6>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:76% Audience Score:53% >




by jazzyoba0083 | 2017-09-19 22:40 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)