2010年 08月 21日
いずれ絶望と言う名の闇 Diamant 13
2009 フランス、ベルギー、ルクセンブルグ 98min.
監督:ジル・ベア
出演: ジェラール・ドパルデュー、アーシア・アルジェント、オリヴィエ・マルシャル
アンヌ・コエサン 、アイサ・マイガ 、カトリーヌ・マルシャル

<感想とストーリー>
暑いから、ハードボイルドのフィルムノワールでも観ようかな、というわけで、
「「あるいは裏切りという名の犬」みたいな名前の映画なんで、そんな味わいか、
と思って観はじめました。
確かにハードボイルドだし、映像を追っている分には飽きないけど、ストーリー建てが
ステレオタイプ。アウトローの一匹狼刑事、麻薬を取引するギャングと結びついて腐敗する
上層部、それにつるむ政治家。
主人公の周りにいる女性刑事、などなど、デジャヴー感たっぷりだったな。
それに主人公の刑事と同僚女性刑事、出世した前の妻の警部(腐敗側)、ガンにかかりつつ
殺される同僚刑事、主人公の周りをうろつく女性記者などの相関関係が判りづらいので
物語にシンパシーを持ちにくい仕上がりになっている。ピアノを弾く太っちょ中年刑事て?
脚本がダメなんだろうけど監督もね。
最後には真実は新聞に発表されて巨悪が滅ぶことを暗示して、主人公は刑事を止めて遠くへ
去っていくのだけど・・・。飽きることは無いけど、まあ、「あるいは~」以上のものでは
ない。
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