ALWAYS 三丁目の夕日’64

●「ALWAYS 三丁目の夕日’64」
2011 日本 東宝 三丁目の夕日’64製作委員会 日テレ 143分
監督:山崎貴
出演:吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、もたいまさこ、三浦友和、
薬師丸ひろ子、須賀健太、森山未來、大森南朋、小清水一揮 ほか。
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
前2作はWOWOWで鑑賞し、3作目にて初めて劇場鑑賞。
私らの世代にはドンピシャで、泣かせてもらいました。公開3週目に入る
のにほぼ満員。客のほとんどは私らくらいのご夫妻。うちの奥さんは
泣くのはいやだ、ということで私一人で、泣いて、爆笑してきました。
ただのノスタルジーでないところがこの映画の良いところ(凄いとは言わない)
で、大震災後、この映画をみて多くを感じる人が増えたと思う。
「人情」「信頼」「人の絆」など、今物理的にも精神的にも、薄くなっている
現代に、みんなが求めたくなる要素が詰まっている。
みんなが上をみて、前を見ていた頃。原発も前だけ見ていたんだろうな。
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堤真一の切れ芸が最高! しかし、怒るところでのスペシャルメイクは
不要ではないか? 1作、2作と、チームワークがいいので安心して観られる。
須賀君でかくなったなあ。
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1964年の時代の気分も細かいところまでよく描かれている。
主たるテーマである、茶川からの淳之介の巣立ち、鈴木モータースからの
六ちゃんの巣立ち、茶川の父が亡くなり、父が本当は心から龍之介を
応援していたことかわかるあたりから泣き所満載。
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劇場は、爆笑と涙で包まれていて、とても雰囲気よかったなあ。
車好きとしても、当時の名車が続々と出てくるのが嬉しい。学校で見て欲しいし
この時代の「突撃モード」が、今の原発の悲劇もうんでいることに思いを
致して欲しいものだ。今回はあえて2Dで見たが、東京タワーの俯瞰は
確かにすごいだろうなあとは思うくらいで、2Dで全然OKじゃないか。

<ストーリー>
「最新のCG技術で高度成長期の東京の街並みを再現しつつ、そこに暮らす
人々の心温まる人情模様を綴る山崎貴監督による大ヒット「ALWAYS」シリーズの
第3弾。今回は前作から5年後、東京オリンピックが開催される昭和39年を舞台に、
三丁目の人々の悲喜こもごもの物語をシリーズ初の3D映像で描く。
出演は引き続き吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、もたいまさこ、三浦友和、
薬師丸ひろ子。
 昭和39年。東京は念願のオリンピック開催を控え、ビルや高速道路の建設
ラッシュで熱気にあふれていた。そんな中、東京の下町、夕日町三丁目に暮らす
小説家の茶川竜之介は結婚したヒロミと高校生になった淳之介と楽しい毎日を送っていた。
しかもヒロミのお腹には、もうすぐ生まれてくる新しい命も宿っていた。
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しかし連載中の『銀河少年ミノル』が、謎の新人作家・緑沼アキラに人気を奪われ窮地に
陥る。一方、お向かいの鈴木オートでは、いまやすっかり頼もしくなった従業員の六子に、
青年医師・菊池孝太郎との初々しいロマンスが芽生えようとしていたのだが…。」(allcinema)

「昭和39年(1964年)。オリンピック開催を控えた東京は、ビルや高速道路の建築
ラッシュとなり、熱気に満ち溢れていた。そんな中、東京下町の夕日町三丁目では、
5年前と変わらず、個性豊かな住民たちが元気に暮らしていた。
小説家の茶川竜之介(吉岡秀隆)は、ヒロミ(小雪)と結婚し、高校生になった古行淳之介
(須賀健太)と3人で仲良く生活している。
茶川商店の一角は改装され、ヒロミがおかみを務める居酒屋「新山藤」となった。
ヒロミは身重で、もうすぐ家族が一人増える様子。だが茶川は「冒険少年ブック」の
看板作家として連載を続けているが、新人小説家の作品に人気を奪われつつあった。
編集者の富岡(大森南朋)から「もっと新しい雰囲気で」と言われ、茶川はますます
スランプに陥っていく。

一方、鈴木則文(堤真一)とその妻・トモエ(薬師丸ひろ子)、一人息子の一平(小清水一揮)、
住み込みで働く星野六子(堀北真希)が暮らす鈴木オートは、順調に事業を拡大し、
店構えも立派になった。六子にも後輩の従業員ができ、厳しく指導をする姿はすっかり
一人前。彼女無しでは鈴木オートの仕事は回らないほどであった。
そんな六子は、毎朝おめかしをして家を出て行く。それは、通勤途中の医者・菊池孝太郎
(森山未來)とすれ違い、朝の挨拶をかわすためだった。六子のほのかな恋心を温かく
見守るのは、大田キン(もたいまさこ)。そして小児科医・宅間史郎(三浦友和)は、
今日も町の人のために診療を続けている。

そんな折、茶川が隠していた、とある電報をヒロミが見つけてしまう……。」(goo映画)

悪い人が誰も出てこない、人も死なない、笑いと涙の傑作といえよう。
この映画の詳細はこちらまで。
Tracked from LOVE Cinemas.. at 2012-02-12 06:08
タイトル : ALWAYS 三丁目の夕日'64
2005年に公開され大ヒットした『ALWAYS 三丁目の夕日』、そしてその2年後に公開された『ALWAYS 続・三丁目の夕日』に続くシリーズ第3弾。今回は昭和39年、東京オリンピック開催の年の夕日町の住民を描く。出演は堤真一、吉岡秀隆、堀北真希、小雪、薬師丸ひろ子らレギュラー陣に加え、森山未來、大森南朋といった新メンバーも加わった。監督・脚本・VFXは引き続き山崎貴が務める。... more
Tracked from soramove at 2012-02-13 07:44
タイトル : 映画「ALWAYS 三丁目の夕日’64」上を向いて歩こう
「ALWAYS 三丁目の夕日’64」★★★★☆ 吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、もたいまさこ、 三浦友和、薬師丸ひろ子、須賀健太、小清水一揮、 マギー、温水洋一、神戸浩、飯田基祐、 森山未來、大森南朋、高畑淳子出演 山崎貴 監督、 142分、2012年1月21日公開 日本,東宝/&copy; 2012 「ALWAYS 三丁目の夕日‘64」製作委員会 (原題:ALWAYS 三丁目の夕日 ) <リンク:人気ブログランキングへ">>→  ★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知りたい← ...... more
Tracked from 事務職員へのこの1冊 at 2012-02-18 18:35
タイトル : 「ALWAYS 三丁目の夕日'64」 (2012 東宝=..
前作の特集はこちら。 シネコンのもぎりのところで「○○さーん!」と声をかけられる... more
Tracked from 気ままな映画生活 at 2012-02-25 23:20
タイトル : No.299 ALWAYS 三丁目の夕日’64
西岸良平のコミックを原作に、昭和30年代の東京下町に暮らす人々の悲喜こもごもを描いた人気シリーズ第3作で、シリーズ初の3Dで製作。前作「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(2007)から5年 ...... more
Tracked from 京の昼寝〜♪ at 2012-02-27 08:15
タイトル : 『ALWAYS 三丁目の夕日’64(2D)』
□作品オフィシャルサイト 「ALWAYS 三丁目の夕日&amp;rsquo;64」□監督・脚本・VFX 山崎貴 □脚本 古沢良太□原作 西岸良平 □キャスト 吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、もたいまさこ、三浦友和、       薬師丸ひろ子、須賀健太、小清水一揮、マギー...... more
Tracked from kintyre&#039.. at 2012-04-25 15:46
タイトル : 映画『ALWAYS三丁目の夕日&#039;64』を観て
12-14.ALWAYS三丁目の夕日&#039;64■配給:東宝■製作年・国:2012年、日本■上映時間:142分■観賞日:2月14日、TOHOシネマズ渋谷(渋谷)□監督・脚本・VFX:山崎貴◆吉岡秀隆(茶川竜之介)◆小雪(茶川ヒロミ)◆須賀健太(古行淳之介)◆大森南朋(富岡)◆堤真一...... more
Tracked from よしなしごと at 2012-05-21 21:47
タイトル : 映画:ALWAYS 三丁目の夕日'64
 3D映画は不評だけど、その中でもずば抜けて3Dよりも2Dの方がいいという声が高かったALWAYS 三丁目の夕日'64。まぁ、そんな評判を聞くまでもなくやっぱり2Dでいいよね?ってことで2Dで鑑賞。どうやら映画館の中には3Dを早々に切り上げて2Dだけで上映している映画館もあったそうですね。... more
Tracked from 銀幕大帝α at 2012-07-27 22:09
タイトル : ALWAYS 三丁目の夕日&#039;64
11年/日本/142分/ドラマ/劇場公開(2012/01/21) −監督− 山崎貴 過去監督作:『friends もののけ島のナキ』 −脚本− 山崎貴 −主題歌− BUMP OF CHICKEN『グッドラック』 −VFX− 山崎貴 −出演− *吉岡秀隆『ゴールデンスランバー』…茶川竜之介 *堤真一『SPA...... more
by jazzyoba0083 | 2012-02-11 12:50 | 洋画=あ行 | Trackback(8) | Comments(0)