2012年 07月 01日
アメイジング・スパイダーマン The Amazing Spider-Man
2012 アメリカ Columbia Pictures ,Laura Ziskin Productions,Marvel Enterprises,.136min.
監督:マーク・ウェブ
出演:アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、リス・エヴァンス、マーティン・シーン、
サリー・フィールド、デニス・リアリー、キャンベル・スコット他

<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
シネコンの一番大きな小屋、日曜の最初の上映。たくさん入ってました。老若男女それぞれで。
マーヴェル・コミックものが大好きな私としては、見逃せない一編。封切りをまって観てきました。
これまで、実写版は3回作られていて、それはそれなりに面白いのですが、今回はお話を
リセットして、再びスパイダーマンの誕生秘話を綴り、再びシリーズ化するようだ。
コミックなんで、お話は単純で、突っ込みどころもあるけど、所詮コミックなんで、そこいらは
無視して楽しむのが作法。3Dで見たけれど、スパイダーマンがビルの間を飛びまくるシーンは
やはり3Dならではの魅力があった。吹き替えだけど、字幕はどうしても浮き出てしまい、
画像との焦点距離が2重になるので、やはり見づらい。
さて、本作、面白かったです。トビー・マクガイアに比べると、リアルになった感のあるガーフィールド
君だが、いいんじゃないですか!それと彼女役のエマ・ストーン、「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」
とはまた全然雰囲気を変えて、これまた私は感じよく受け取りました。
育ての親にマーティン・シーンとサリー・フィールドを持ってくるあたり、押さえるところは押さえて
あるな、という感じ。


金のかかったVFXをふんだんに使って、見ていても楽しい。ストーリーにはちょっと悲しいところも
あるけれど、ラストは、にやり、として終わっていく。そのあたり、マーヴェルの語法を外していない
楽しさだ。
主人公ピーター・パーカーが、スパイダーマンになるのは、首の後ろをクモに刺されるというのは
トビー・マクガイア版と同じだが、今回は実験室。前回は博物館であったな。
ストーリーの持って行きかたや展開に、取り立てて目新しいことがあるわけではないが、
全体としてよくまとまっており、エンターテインメントとしての質は高い、と感じた。
ま、アメコミがダメは人は、見に行かないほうが、もちろんいいでしょうけどね。前作群を見ている
人も見ていない人も楽しめると思う。 出来れば3Dで観た方がより楽しいよ。
<ストーリー>
「サム・ライミ監督、トビー・マグワイア主演による実写版3部作が世界的に大ヒットした
マーヴェル・コミックスの人気キャラクターを、「(500)日のサマー」のマーク・ウェブ監督、
「ソーシャル・ネットワーク」のアンドリュー・ガーフィールド主演で装いも新たに3Dで
再映画化したアクション・アドベンチャー大作。
両親の失踪の真相を追い求める悩み多き青年が、様々な葛藤を乗り越えスパイダーマンと
しての運命を受け入れていく姿を、3D映像による迫力のアクションとフレッシュかつ
エモーショナルなストーリー展開で描き出す。
共演はエマ・ストーン、リス・エヴァンス、マーティン・シーン、サリー・フィールド。
幼いときに両親が失踪し、心に傷を抱えたまま伯父夫婦のもとで育った内気な高校生
、ピーター・パーカー。彼は、NY市警警部を父に持つ同級生グウェン・ステイシーに
秘かな想いを寄せる日々。
そんなある日、父の鞄を見つけたピーターは、父のことを知るオズコープ社のコナーズ博士を
訪ねる。しかしそこで、遺伝子実験中の蜘蛛に噛まれてしまう。
翌日、ピーターの身体に異変が起こり、超人的なパワーとスピードを身につけることに。
やがて彼はその能力を正義のために使うことを決意し、スーパーヒーロー“スパイダーマン”と
なって街の悪党退治に乗り出すが…。」<allcinema>

異種間遺伝子交換で、失われた手足を再生する技術の完成を目指すコナーズは、自らの
片腕を元に戻したい、という願望があった。しかし、今一歩のところで足踏みをしていた。
そこに現れた、ピーター。彼は、父親のカバンに書かれていた数式を博士に教える。
そのことにより、理論的には再生プロセスが完成したのだった。
動物実験でも成功したコナーズ博士は、会社から退役軍人を使って人体実験をするよう
指示されるが、その前に、自分の体で、試してみた。

実験は成功し、失われた腕は、元に戻ったかに見えたが、再生プログラムが爬虫類のそれ
であったため、彼は再生した腕ばかりではなく、前進巨大な爬虫類と変化してしまった。
理性を失った博士は、NYの街中にこの薬をばらまいてしまう。

一方、ピーターの恋人グゥエンは、インターンとしてアルバイトしていた博士の会社に侵入し
解毒剤の精製に成功する。これを父親である警部に渡し、警部は危険を冒し、ピーターに
それを渡そうとする。
変身した博士は全NYに爬虫類に変身する薬を撒こうと高層ビルに仕掛けを作るが、
スパイダーマンとなったピーターに邪魔される。そこに中和薬をもった警部が到着し
あわや、のタイミングで、中和に成功、NY中に中和薬が散布されることになったのだった。
これで人間にもどった博士は、ビルから落ちそうになるピーターを救ったのだった。
しかし、警部は、変身した博士にやられ、ピーターの腕のなかで、息を引き取る。
その時警部は「グェンを巻き込むな」と約束をさせる。
事件は解決したのだが、グェンと別れることになったピーター。しかし、ある日の高校で
ピーターは前の席のグェンに言うのであった。守れない約束もあるよね、と。
その時グェンの顔が笑顔に変わったのであった・・・。

博士が変身して大暴れした時に橋から転落したクルマの中にいた子供を蜘蛛の糸を使って
救ったのだが、ラストの大立ち回りの時、この子の父親がクレーンの操縦士で、仲間と
手負いのスパイダーマンが、返信した博士のいるビルに行きやすいようにクレーンのアームで
まるで、空中にうんていを作るがごとくの働きをするのだが、そのあたりも、コミックらしく
少年の心を熱くするだろう。
グェンの父親、警部も最初はスパイダーマンを逮捕する側だったが、最後には理解し、
亡くなっていく、そのあたりも、活劇の中のスパイスとなっていて、これもマーヴェルコミックの
語法であろう。
マーヴェルのお約束通り、エンディングロールの途中で、博士が次の事件のきっかけとなる
ことを匂わせて終わっていく。
2時間強は長いが、娯楽作としてはダレる事無く、面白く鑑賞することが出来た。これは
やはり映画館の大画面で見ないとスパイダーマンの空中移動の醍醐味は味わえない。
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