インターステラー Interstellar

●「インターステラー Interstellar」
2014 アメリカ Warner Bros.Pictures,Paramount Pictures,Regendary.139min.
監督・共同脚本:クリストファー・ノーラン
出演:マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャスティン、エレン・バースティン、
    マイケル・ケイン、マッケンジー・フォイ、マット・デイモン、ジョン・リスゴー他
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
宇宙もの大好きな私としては、見逃すことの出来ない作品。アメリカでの評判もいいようだ。
ただし、169分という時間がどうか、という心配はあった。しかし、時間の長さは問題ない。
だからトイレには行っておくべき。一箇所も見逃すシーンがないので、目が離せないのだ。
それがノーラン流の宇宙ものなのだ。「ダークナイト」「インセプション」といった作品を作る
監督さんらしい、良く言うと、非常に論理的内省的、悪く言うと理屈っぽい映画となった。
彼の作品の中でも好きな「インソムニア」も多分に観念的な要素があった。
というわけで、この映画、けっこう難しい。

骨子は「地球外に人間の住める惑星を探す冒険」と「親子の愛情」なのだが、それを
単純なものではなく、理論物理学者の監修を受けて物語を編んでいるのので、理論物理学、
一般相対性理論、時空物理学、量子力学、宇宙物理学、空間重力論、宇宙工学、などの
基礎知識があったほうが面白い。故に、お子様はわからないと思う。故にファミリーや、
やや理系に弱い方々は全般論としての面白さは味わえるが、微妙な面白さまでを堪能する
ことは難しいだろう。
というわけで、まるで文系の私、必死に字幕を追いましたが、分からないところもあった。
だだ、大意としては理解できたし、面白かったから良しだ。

封切られたばかりだから、ネタばらしは止めますが、上記のような覚悟を持って観たほうが
宜しかろうと思う。そもそもスピルバーグが作ろうとしたらしいのだが、結局弟を共同脚本作成に
迎え、「ゼロ・グラビティ」にあるような宇宙と人間の対峙というハリウッド的分かりやすさではなく
イギリス人兄弟が作ったものっぽいなあ、という感じを個人的には受けた。
スピルバーグが作ったらどんなものになっただろうか、と思うと面白い。

キャスティングについては、マコノヒー、ハサウェイはもちろん、チャスティン、ケイン、など
いい演技が見られる。ハサウェイはどんどんいい女優になるなあ。チャスティンも良い。
ただ、少女時代のマコノヒーの娘(長じてチャスティン)を演じた若い女優さんがハサウェイに
そっくりだったので、長じてハサウェイの役どころか、と思ってしまったよ。
加えて、3本の直方体から成る、ロボットが良かったね。擬人化したくないという監督の狙いが
嵌っていたんじゃないか。

グリーンバックを使わず、実写と、プロジェクターバックを使ったというノーランのこだわりは
リアリティを実現することに成功している。もちろんVFXも良く出来ている。IMAX70ミリの
映像は美しく、シネコンの一番大きい小屋で大画面で観る宇宙ものはやはり格別だ。

冒頭の「幽霊」騒動が、ラストに結実する。その辺りのカタルシスも宜しい。
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<ストーリー>
「クリストファー・ノーラン監督によるSFドラマ。環境の変化などの影響で食糧危機に陥り、
滅亡の危機を迎えた人類が新たな星を目指す姿がつづられる。宇宙へ旅立つ元パイロットの
主人公をマシュー・マコノヒーが演じ、彼とその娘との愛が描かれる。
彼と共に新天地を目指す宇宙飛行士をオスカー女優のアン・ハサウェイが演じる。

劇的な環境変化によって、寿命が尽きかけている未来の地球。新たに発見された宇宙の
ワームホールを利用し、居住可能な新たな惑星を探すという、生きて帰れるかわからない
重大な使命を担う壮大な旅に、まだ幼い子供を持つ元エンジニアの男(マシュー・マコノヒー)と、
数少ないクルーが選ばれる。
人類の限界を超え、不可能にも思える史上最大のミッションのため、前人未到の未開の地へ
旅立った一行は、自らの使命を全うし、愛する家族の元へと生還することができるのか……。」
(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2014-11-23 12:50 | 洋画=あ行 | Trackback | Comments(0)