インファナル・ディール 野蛮な正義 Bad Country

●「インファナル・ディール 野蛮な正義 Bad Country」
2014 アメリカ CB Productions,ANA Media,Mandalay Vision and others.104min.
監督:クリス・ブリンカー(遺作)
出演:マット・ディロン、ウィレム・デフォー、ニール・マクノドー、エイミー・スマート、トム・ベレンジャー他
インファナル・ディール 野蛮な正義 Bad Country_e0040938_16262969.jpg

<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
2013年に42歳の若さで亡くなったクリス・ブリンカーの最初にして最後の作品。
アメリカでももともとVシネマみたいな公開のされ方で、日本でもDVDスルーとなっている。
渋いところを並べたクライムアクションで、そこそこに楽しむことが出来た。
まあ、突っ込みどころもないではないが、結局は復讐譚になるものの、迫力はあり楽しんで
観ることが出来た。

盗品の宝石強盗を、組織のボスに内緒でやっていたジェシー(ディロン)。バドら地元警察に
御用となり、弟と同じ刑務所に入れられる。そこで、ボスのリュタンの差金で、ドジを踏んだ罰と
して弟が毒の注射で殺される。 バドは、大ボスのリュタンとその組織を壊滅するためには
ジェシーを味方に付けることを計画し、ジェシーは弟が殺されたことから、警察に協力すること
を決意する。 そして妻と男の子は、警察の保護プログラムによって、遠隔地に警察の監視の
元、保護されていた。 その間、ジェシーはバドらに協力してリュタンを追い込んでいく。

しかし、リュタンは、ジェシーの妻子を探し出し、工事現場を装い、車の下に爆弾を仕掛け
爆死させてしまう。リュタンとの戦いの中で右指を2本失うとう言う瀕死の重傷を負ったジェシーは
病床で、妻子が殺されたことを知る。静かな中にも怒りを秘めて、リュタンたちへの復讐を誓うの
だった。
ジェシーも保護されていたのだが、病院を抜け出し、リュタンの本拠地に乗り込む。そこからは
銃撃シーンと肉弾戦の連続。縄張り争いをして捜査を台無しにしていたFBIと火器取締局らは
引き下がらずを得ず、ついにジェシーとリュタンの一対一の対決の時が来たのだった。

地元警察と連邦警察や火器取締局との縄張り争い、知恵もないのに連邦が故に権力を
振り回すやつらなど、結構リアリテティも感じた。リュタンが作った暗殺者12名に連邦検事の
名前がなければ、巨悪は壊滅できなかったということだ。

ディロン、デフォー、マクドノー、ベレンジャー、皆いいおじさんというかお爺さんなのだが、
頑張っているわー! DVDでご覧になるぶんにはいいんじゃないかな。
インファナル・ディール 野蛮な正義 Bad Country_e0040938_16265662.jpg

<ストーリー>
「1983年、ルイジアナ州南部。
この一帯で最も強大な力を持つ犯罪組織を壊滅させるため、ベテラン刑事バド・カーターは
潜入捜査を実施。
程なくキーマンとなる白人至上主義の元殺し屋ジェシーを逮捕するが、生まれたばかりの
子供と妻を持つ彼は、終身刑をなんとか逃れるためにカーター刑事からのある要請を引き
受ける。
それは、犯罪組織の権力者リュタンに接近し、集めた情報を報告するというスパイの役割
だった。危険なミッションに命がけで臨むジェシーだったが、ある日、絶望的な悲劇が彼の
身に降りかかり、事態は思わぬ流血戦へと発展していく。

新旧実力派が創る至高のクライム・アクション!
興奮のガンアクションと見応えの物語は映画玄人をも唸らせる!

作品の魅力1 『処刑人』シリーズの故クリス・ブリンカー 最初で最後の監督作!
『処刑人』シリーズの黄金コンビ、クリス・ブリンカー(製作・監督)&ウィレム・デフォー(主演)が
再びタッグを組み、超骨太男気映画の傑作を放つ!

作品の魅力2三つ巴の戦いに手汗激流! 名優が魅せる緊迫のサスペンス・アクション!
名優ウィレム・デフォー演じる剛腕刑事に絡む元殺し屋の密告者に『アーマード 武装地帯』の
マット・ディロン、悪の権力者に『山猫は眠らない』のトム・ベレンジャー!
男臭さに満ちたいぶし銀の競演が犯罪映画ファンを釘付けに

作品の魅力3物語に更なる味わいを添える注目の個性派が勢ぞろい!
共演は、『バタフライ・エフェクト』で注目の新進女優エイミー・スマート、
『マイノリティ・リポート』のニック・マクドノー、さらに80年代アーノルド・シュワルツェネッガーらと
共にタフガイ役で名を馳せた
『コマンドー』『プレデター』のビル・デュークなど、個性派俳優が勢ぞろい! 」(amazon.jp)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-12-28 17:09 | 洋画=あ行 | Trackback | Comments(0)