愛しのローズマリー Shallow Hal

●「愛しのローズマリー Shallow Hal」
2001 アメリカ 20th Century Fox Films Co.114min.
監督:ボビー・ファレリー、ピーター・ファレリー
出演:グィネス・パルトロウ、ジャック・ブラック、ジェイソン・アレクサンダー、ジョー・ヴィテレッリ他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
若いグィネスが美しい。普通に面白いラブコメディだ。ストーリーも単純だが、結末は
そうは簡単にはいかないんじゃないか?という感じもした。

9歳の時に神父である父(これがまたスケベな神父で)が亡くなり、その遺言は、女は
美人で巨乳でヒップに魅力たっぷりに限るぞ、と言われ、それがトラウマとなり、
自分はちびで小太りなのに、女性の好みだけはやたらに高く、ガールフレンドも出来ない
ハル(ジャック)。投資会社に勤務しているが、昇進も見送られ、がっかりな日々だ。

そんな折、止まってしまったエレベーターの中で偶然出会った高名な自己啓発セミナーの
先生に相談するうち、人は見た目じゃない、という催眠を掛けられる。
それ以来ハルは、周囲が驚くようなブスを相手に遊び始める。親友のマウリシオも心配で
しょうがない。彼自身も美人ではあるが足の人差し指が人より長い、というだけでガール
フレンドを振ってしまったりしているのだが。

ある日、クルマを運転していると、ハルは絶世の美女を発見、後を付けて、付き合いを
始める。ローズマリー(グィネス)と名乗る女性、実は300ポンドもある超おデブさん。
でも催眠状態のハルには絶世の美女と見えるのだった。ローズマリー自身もなんで
こんなデブと付き合ってくれるのか、自分の父がハルの会社の社長だからか、とも
思うのだが、ハルの真剣な愛情に嘘は感じられず、二人はデートを重ねる。
レストランに行けばローズマリーが座るいすが壊れたり、周りからクスクス笑われたり
するのだが、ハルは一向に相手にしない。

ハルは、ローズマリーの実家、すなわち社長の家に招待される。親自身も娘の容姿に
ついては悲観していて、なんでハルがまじめに付き合うのか、会社での地位を狙って
いるのか、と当然疑う。ハルは自分があたためてきた会社でのアイデアを披露し、
父親に気に入られ、重役会議でプレゼンするように薦められる。そして娘を頼むとも。

そのプレゼンは成功し、ハルは社長直属のスタッフに昇進する。ところが、心配した
親友のマウリシオが、セラピストを探し出し、催眠解除の言葉を教えてもらう。セラピストは
このままのほうがいいのではないか、と主張はするのだが、マウリシオは友達を
救いだしたくて仕方がない。正気に戻したい一心だった。

レストランで食事中にハルの元にマウリシオから電話が入り、催眠解除の言葉を
言われてしまう。途端に、ローズマリーが300ポンドのデブであることが分かり、
レストランから逃げ出してしまう。どうしていいのか分からなくなったハルは
ローズマリーとの連絡を断ってしまい、彼女は振られたと思ったのだった。
当然、社長は激怒し、私の前から消えろ、というのだ。

そんな折、向かいに住むジルという女性とレストランで食事をしていると、そこに
ローズマリー一家もやってきて、彼女はハルのそんなシーンを目撃し、絶望する。
そしてトイレにいく時にすれ違ってもハルはロージーに気がつかないのだった。
しかし、この時ハルはやはり大切なのは容姿はどうあれロージーを愛していると
悟り、彼女に電話を掛ける。レストランを出たロージーは電話には出るものの
すぐに切ってしまう。

ローズマリーは平和部隊に属し、一旦帰国していたが再入隊を希望していて、かつて
付き合っていた男もいることからキリバスに子どもたちを助けに行くことにした。
レストランでの一件で焦っていたハルは、親友のマウリシオも自分のしたことが
ミスであったことが分かり、ハルを応援することになり、クルマでロージーの家に
急ぐ。

パーティー会場で、当然社長からは何しに来たと責められるがそこを母親がとりなし、
ハルはローズマリーに愛を打ち明けるのだった。そして、もう一生はなれない、キリバスに
一緒にいくと言って二人ひしと抱き合うのだった。

ブスが美女に、美女はブスに、ブ男はハンサムに、ハンサムはブ男に映るようになる
ハル。そんなハルがスタイルも抜群なグィネス演じるロージーに惚れるわけだが、
オチはどうしてくれるのか、観ていた。催眠が解けるまでにロージーがダイエットに
成功するのかなあ、などと予想もしていたが、単純なオチだったな。ハルが心を
入れ替える訳だが、まあ、300ポンドあっては健康にも良くないので、ダイエットして
貰いたいものだろう。

催眠状態のハルがデートをするとき、ボートに乗ると前にロージーがいる状態で、
後ろが持ち上がってしまう。でもハルはなぜかわからない。デートしても、その容姿からは
想像も出来ないような食欲を発揮するのだが、それも理由が分からない。
痩せているはずのロージーがプールに飛び込むとその水しぶきで男の子が飛ばされて
樹の枝にひっかかるとか、笑わせてくれるところも多い。
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ロージーがこども病院のボランティアをしているのだが、催眠が解けてから病院に
行ったところ可愛らしい女の子が実は顔に大やけどをしている子だったのが分かり、
自分は見た目で人に接していたことを痛感したのだろう。

グィネスのデブのスペシャルメイク、クビから下はどうやってつくったんだろう。
人を見かけで判断するという愚かしさをコメディで皮肉ったもので、実は訴えているものは
深く重いのだろうが、ま、コメディなんで愉しめばいいと思う。アメリカのラブコメはだいたい
そんな趣旨を含んでいるものだ。グィネスとジャックは良かったんじゃないかな。
ロージーと一緒に病院でボランティアをやっている地面を這いつくばって移動する男性が
出てくるが、これは本物の身障者の方なんだろう。でもその明るさやそういう人には
ちゃんと接することが出来るハルであったり、世間であったりするのもホッとする。
これは男性から女性を見た目を綴っているが、逆の立場も当然あるわけですな。
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<ストーリー>
「JPS投資信託に勤めているハル(ジャック・ブラック)は、父親の遺言が原因で、外見でしか
女性の価値を判断しない男。親友のマウリシオ(ジェイソン・アレクサンダー)にバーで
飲みながらモテモテぶりを自慢するが、現実は隣人のセクシー美女ジル(スーザン・ウォード)
にフラレてばかり。

そんなある日、偶然出会った精神治療の大家アンソニー・ロビンス(本人)が、彼に催眠術を
かける。その時からハルの目には、心の美しい女性が美しく見え、そうでない女性はいくら
美人でも醜く見えるようになった。
そして病院のボランティア活動をしながら平和部隊への再入隊志願を待っている、体重が
136キロの女性ローズマリー(グウィネス・パルトロウ)と出会い、恋におちる。
最初ローズマリーはバカにされているように思い困惑するが、ハルの熱心さが彼女の心を
変えていく。おまけにローズマリーの父親スティーヴ(ジョー・ヴィテレッリ)は、JPS信託の
重役だった。恋愛も仕事も順調なハル。だが周りはそんなハルの行動を出世目当ての
策略だと決めつける。心配したマウリシオはアンソニーから催眠術を解く方法を聞き出し、
ハルの催眠術を解く。
するとハルは本当の姿のローズマリーとすれ違っても、それがローズマリーだと気づかない。
傷心のローズマリーは、キリバスへ行く平和部隊への参加を決意。ハルは激しく葛藤する
ものの、やがてローズマリーのもとへ駆けつけ、愛を告白。2人は共にキリバスへと旅立つ
のだった。」(Movie Walker)

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by jazzyoba0083 | 2015-04-09 23:10 | 洋画=あ行 | Trackback | Comments(0)