ウォント・バック・ダウン-ママたちの学校戦争- Won't Back Down

●「ウォント・バック・ダウン-ママたちの学校戦争- Won't Back Down」
2012 アメリカ Walden Media,Gran Via,Lemodeln Model & Talent Agency.121min.
監督・(共同)脚本:ダニエル・バーンズ
出演:マギー・ギレンホール、ヴィオラ・デイヴィス、オスカー・アイザック、ロージー・ペレス、ホリー・ハンター他
e0040938_12362711.jpg

<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
日本劇場未公開作品。WOWOW「ジャパンプレミア」にて鑑賞。ダメな小学校を
父兄と教師が手を組んで再生に乗り出す、という日本ではあまりないシチュエイション
なので、本邦では共感を呼びづらいかもしれない。公立学校が潰れるというのも。
またジェイミー=マギーが動き始めるきっかけとなった「失語症」という症状も日本では
あまり馴染みがないが、アメリカではトム・クルーズのカミングアウトもあり結構ある
症状だという。

内容は地味だし、出ている俳優さんも日本ではそう売れているビッグネームでもないから
DVDスルーは致し方ないかもしれないけど、個人的には結構面白くみた。結末は
だいたい想像できてしまうけどね。脇で出ることが多いマギー・ギレンホールと
ヴィオラ・デイヴィスだが、演技は安定しているから問題はない。
まあジェイミー=マギーのエネルギーがものすごいので、いい意味でも悪い意味でも
圧倒されてしまうけど。母親の苦悩もさることながら、組合と対立しなくてはならない
先生たちの方にシンパシーを感じた。
つまるところ、映画の中にもたくさん出てくるセリフだが「学校は教師のものでも、
父兄のものでもなく、子供のためにある」という万国共通の原則を確認する作業だったり
するのだ。

本作の中では州の教師組合の幹部であるエヴリンを演じたホリー・ハンターがキーに
なるところで、彼女自体微妙な立場だが、次第にジェイミーたちの味方になっていく経緯も
スパイスになっている。同じく、ジェイミーの恋人になる有能な教師マイケル=オスカー・
アイザックもまた同様の悩みを抱えつつ、最後には子どもたちのために立ち上がるのだ。
マイケルの描き方は若干掘り下げ不足という感もあるが、働く母親としてのジェイミーの
中古自動車店の様子も含め、サイドストーリーも充実し、もちろん教師ノーナ=ヴィオラ・
デイヴィス(彼女も知恵遅れの子供がいる)との友情を中心とした学校再生のメインストーリーも
興味深く、実話がベースなので下駄を履いているとはいえ、面白く鑑賞した次第だ。

「こどもたちを刑務所に行かせるのではなく、大学に行かせる、そういう学校にしたい」
心に残ったセリフだ。ウォント・バック・ダウンとは「引き下がらない」ということ。なるほど。
本作、観て感動した方が多いと見えてネットにブログをアップされている映画好きも多い。
e0040938_12365065.jpg

<ストーリー>
シングルマザー、ジェイミー(マギー・ギレンホール)の娘マリアは読字障害で、文字を
ちゃんと読むことができない。しかし、アダムス小学校はマリアに配慮をせず放置している。
彼女はマリアを地域の中で良い教育を行っている学校に転校させようと編入を決める
抽選会に出掛けるが、落選。その抽選会でアダムス小学校の教諭、ノーナ(ヴィオラ・
デイヴィス)と出会う。彼女もまた息子コ―ディのために抽選会に来ていた。

ジェイミーはマリアをノーナのクラスへの移動と、補習を校長に訴えるが拒否される。
そこでジェイミーとノーナは、教師と親の半数が賛成すれば、学校を創り変えることが
できるという制度を使って、アダムス小学校を立て直そうとし始める。
しかし、この運動に教師や教育委員会は猛反対。必要数を集めて彼女たちは学校を
変えることができるのか…(株式会社 彩プロHPより拝借)

この映画の詳細はこちらまで。





 
トラックバックURL : https://jazzyoba.exblog.jp/tb/23771547
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by jazzyoba0083 | 2015-10-09 22:50 | 洋画=あ行 | Trackback | Comments(0)