スター・ウォーズ/フォースの覚醒 Star Wars :The Force Awakens(再見)

●「スター・ウォーズ/フォースの覚醒 Star Wars:The Force Awakens(再見)
2015 アメリカ Lucasfilm Ltd.,Bad Robot,Truenorth Productions.136min.
監督・(共同)製作・(共同)脚本:J・J・エイブラムズ
出演:ハリソン‥フォード、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、アダム・ドライバー、デイジー・リドリー他
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
先日「ローグ・ワン」を観て、普通はシリーズ4を観たくなるのだが、WOWOWでの放映を機に
本作をもう一度鑑賞してみた。初見は丁度一年前、シネコンのIMAX3Dでの鑑賞で、今回は自宅の
テレビ鑑賞となったが、本作の面白さの本質は変わらない。
初見の感想で、「前作群(シリーズ4~6)の復習が無くても面白い」と述べたが、その通りとは
思うけれど、6から1に戻ったときの理解の仕方ではない、6からの時系列的な理解が出来るので
再見では更にストーリーの理解が進んだ。つまり4~6をおさらいしておくと、本作の面白さは
倍加する、ということだ。本筋が新たなシークエンスに突入したんだな、との理解も進む。

しかし、本作を再見する直前に舞い込んだ、キャリー・フィッシャーの逝去の報。本作後半では
極めて大事な役どころであり、シリーズ8の製作にはどう影響がでるのかとても心配になった。
と同時に、4から6かけてのレイア姫としての活躍を思い、彼女のまだ若い逝去が痛ましく、
残念でたまらない。(翌日に母親デビー・レイノルズさんも後を追ったのも、悲劇的だった)

本作の主たるテーマがジェダイであるルーク・スカイウォーカーの居場所を突き止めること、
だったのだが、レイの登場(彼女のフォースを操る力から、その出生の秘密が今後明かされる
のだろう)、ストームトゥルーパーから逃亡したフィンとの今後もどうなるのかなどの楽しみが
加速した。
メインテーマの帰結を2時間強で上手くストーリーを展開し、ラスト、圧倒的な力で次作への
期待を繋いでいく、このあたりのJ・Jの手腕は流石だな、と思った。そのストーリーテリングの
魅力発見につき、★半分を追加献呈したい。

家での鑑賞は、大画面の圧倒的な素晴らしさが無い分、ストーリーを楽しむことに重点が
置けたのでそれはそれで良かった。
本作で監督がこだわったVFXと実写の融合でCG一辺倒の冷たさを排した作画は、小さい
画面で観ても、上手く出来てるな、と改めて感心した。

本作のストーリーなど、初見のデータはhttp://jazzyoba.exblog.jp/23987158/こちらをご参照
ください。

by jazzyoba0083 | 2016-12-28 22:50 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)