われらが背きし者 Our Kind of Traitor

●「われらが背きし者 Our Kind of Traitor」
2016 イギリス・フランス Studio Canal,Film 4. 107min.
監督:スザンヌ・ホワイト  原作:ジョン・ル・カレ「われらが背きし者」
出演:ユアン・マクレガー、ステラン・スカルスガルド、ダミアン・ルイス、ナオミ・ハリス他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
なかなか面白く観た。ジョン・ル・カレの小説が上手く出来ているんだろうなあとは
思うが、長編二作目のイギリスの女性監督、なかなか頑張っているんじゃないか?
もともとテレビ畑のディレクターとして育ってきた人だが、フィルモグラフィーを
見ると結構ハードボイルドな作品を手がけている。得意なんだろう。本作も同様だ。

さてサスペンスには「巻き込まれ型」、というタイプがあるが、これはその典型。
大学の先生が、というのもリーアム・ニーソンのものを含め何本か観たような
気がする。本作ではモロッコを舞台に、たまたま知り合った大学教授(ユアン)が
ロシアマフィアの会計係(スカルスガルド)が、教授の妻(弁護士)と、マフィアの
家族を巻き込みつつ、自分もまともに事件に関わっていってしまうというお話。

ロシアマフィアの会計係が、家族を助け、イギリスに亡命するために、教授が結果
手助けすることになるのだが、自分が握るイギリスの議員連中とマフィアの関わり
を示す銀行口座などのデータを土産にイギリス政府に保護を求めるのだが、
MI6はまともに関わろうとせず、たった二人の担当官が教授の味方となってくれる。

教授夫妻、マフィアの会計係とその家族、マフィアの新しいボスにのし上がった
プリンスという男、そしてロシアマフィアと関わりがあるイギリス政府(の一部)や
議員たち、これらが織りなす様々なシチュエーションがダイナミックに描かれ、
緊張感も最期まで引っ張ってくれるし、ラスト、これでは終わらないよなあ、と
思っていると、やはりキチンとカタルシスは用意されている。
ちょっと描ききれてないのは(本筋に余り関係ないからか)教授と妻の関係と、
妻は弁護士なのにそれなりの活躍が描かれないのは不思議だった。(教授と妻は
二人の関係の修復にモロッコに来ていたのだから)

キャスト的にはロシアンマフィアの会計係を演じたステラン・スカルスガルドが
魅力的だった。原題も邦題も分かりづらい。原作がそうだから仕方ないけど。
なかなか楽しめるサスペンス映画となっていると思う。
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<ストーリー>
モロッコでの休暇中、イギリス人大学教授ペリー(ユアン・マクレガー)とその妻ゲイル
(ナオミ・ハリス)は、偶然知り合ったロシアンマフィアのディマ(ステラン・スカルスガルド)から、
組織のマネーロンダリング情報が入ったUSBをMI6(イギリス秘密情報部)に渡して欲しいと
懇願される。
突然の依頼に戸惑う二人だったが、ディマと家族の命が狙われていると知り、仕方なく
引き受けることに。だが、その日を境に二人は世界を股に掛けた危険な亡命劇に巻き込まれ
てゆくのだった……。(Movie Walker)

<IMDb=★6.2>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:73% Audience Score:51% >



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by jazzyoba0083 | 2017-10-11 22:50 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)