ウォー・ドッグス War Dogs

●「ウォー・ドッグス War Dogs」
2016 アメリカ BZ Entertainment,Green Hat Films and more. 114min.
監督・(共同)製作・脚本:トッド・フィリップス
出演:ジョナ・ヒル、マイルズ・テラー、アナ・デ・アルマス、ブラッドリー・クーパー他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆+α>
<感想>
日本劇場未公開がもったいないほどよく出来た作品。Netflixがからんでいるからかな。
いちおうコメディというジャンルにはくくられているし、監督が「ハングオーバー」の人だし
ジョナ・ヒル出てるし、と見始めたら、なんのなんの、笑いもするけど、戦争の汚い裏側を
描いた、(すり抜けて図太く生きた若者)けっこうシビアに考えさせられる作品だった。

マッサージ師とベッドシーツを売る男二人(ジョナ・ヒルとマイルズ・テラー)。うだつの
上がらない人生。ひょんなことで国防総省のネットで少額の武器の入札があることを知る。
そこから、じわじわと販路を広げ、ものすごい儲けを挙げる武器商人になっていた。
当然そこには危険が背中合わせに存在するわけで。中国製の偽物の弾丸を掴まされたり、
武器商人同士お互いを信じていないし、虚々実々の取引が高いテンションで映画を引っ張って
行く。

イケイケのジョナ・ヒルと、もうやめようよ、と若干弱気のマイルズ・テラーの
デコボココンビがギャグを飛ばしながら取引をするのだが、「およびでない」寒いギャグを
カマしてしまったり、どっぷりとした暗い戦争裏話でないことが、むしろ、人間を殺す道具
を、いとも簡単に右から左へ、銃弾1億発とかを動かし戦争を人の命を金儲けにする
やつらの陰湿さを逆に浮かび上がらせる効果を生み出していた。なにより主人公の二人が
自分らの売りつけたもので多くの人間が死んだり傷ついたりするのだということをまるで考えてないのが恐ろしい。また友人同士だったのに、結局はケンカ別れをする羽目になり、
さらにはFBIに逮捕される結末。結構刑期が短かったのでちょっとびっくり。

主人公二人の関係、闇取引の緊張、マイルズ・テラーの奥さんリズとの関係、そして
闇の業者や軍の登場、アフガンで過激派に追いかけられ九死に一生を得るところなど
テンポも良く話も簡潔に繋がり、面白く見せていた。劇場で公開したら結構人が入った
んじゃないかなあ、アンダーレイテッドの作品だ。

さらにこれが実話だったのだから恐れいる。実際闇マーケットに飛び交う武器や金、または
麻薬はものすごい量に上るのだろう。
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<ストーリー>
「ハングオーバー!」シリーズのトッド・フィリップス監督が、武器商人の若者の成功と
転落を実話をもとに描いたコメディドラマ。
イラク戦争真っ只中のアメリカ。マイアミビーチで暮らす若者デイビッドとエフレムは、
知名度の低い公募入札を利用し、米軍相手に武器販売の契約を取り付けることに成功する。
大金を稼ぐようになり贅沢な暮らしを送りはじめる2人だったが、アフガニスタン軍に武器
を調達する取引に手を出したことから予想外の事態に陥ってしまう。
「セッション」のマイルズ・テラーと「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のジョナ・
ヒルが主演を務め、「ブレードランナー 2049」のアナ・デ・アルマス、「ハングオーバー!」シリーズのブラッドリー・クーパーらが共演。

<IMDb=★7.4>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:59% Audience Score:69%>



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by jazzyoba0083 | 2018-03-05 22:40 | 洋画=あ行 | Trackback | Comments(0)