上流社会 High Society (名画再見シリーズ)

「上流社会 High Society」
1956 アメリカ Metro-Goldwyn-Mayer 107min.
監督:チャールズ・ウォーターズ
出演:グレース・ケリー、ビング・クロスビー、フランク・シナトラ、ルイ・アームストロング、セレステ・ホルム他
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
この年代のこのジャンルの映画は大好きなので、何度観たことか。今回は市の映画鑑賞会で大画面高音質で見ることが
叶い、幸せなひとときを過ごすことが出来た。何と言ってもグレース・ケリーの美貌とビングとルイのジャズ。
ロマコメの王道のストーリー、映画館のシートに座ってただただ目の前で繰り広げられる幸せな時間を愉しめば
良いのだ。本作は、ブロードウェイの戯曲を1940年にキャサリーン・ヘプバーン、ケイリー・グラント、
ジェイムズ・スチュワートが出演しジョージ・キューカーのメガフォンにより「フィラデルフィア物語」として
映画化されオスカーを獲るなどヒットしたもののミュージカル版リメイク。だが今や、この物語と言えば「上流社会」のほうが知名度は上か。

開巻、ルイとその楽団の、ニューポートを走るバスの中での「ハイ・ソサエティー」の演奏で物語が始まる。
今しも結婚式を挙げようとしているグレース・ケリーと、隣家に住む最近別れた元亭主ビング・クロスビー。
グレースは新しい婚約者との結婚式を控えているのだ。しかし、父は浮気をし、家に寄り付かない。
そこにスキャンダル狙いも兼ねた「スパイマガジン」というゴシップ誌の記者フランク・シナトラとカメラマン
セレステ・ホルムが送り込まれる。そこで繰り広げられる恋愛のゴタゴタを面白おかしくそしてコール・ポーターが
この映画のために描き下ろしたジャズの名曲の数々とともに綴られていく。

お話は始まったときから結末の想像が付くように、グレースとビングが元サヤになり、シナトラとホルムも愛を
確認し合う、という絵に描いたようなハッピーエンド。白眉はグレースとビングがヨットの上で歌う「トゥルー・
ラブ」。甘く切ない名曲だ。
さらに、グレースのドレス。プライベートでのウエディングドレスも作ったというヘレン・ローズの衣装デザインも美しく、グレースの美貌を大いに引き立てている。
レーニエ大公との結婚を控えマキが入った撮影現場、リアルな結婚を控えこれが最後の映画出演になったグレースの
幸せな表情とともに、楽しい現場だったんだろうなというのが観ていて伝わってくるようだ。いつ見ても幸せな
気分になる作品だ。
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<ストーリー>
アメリカのロード・アイランド。富豪の美しい令嬢トレイシーは、若くして2度目の結婚式を控えていた。一方、
高飛車な彼女に嫌気がさして別れた前夫で富豪のデクスターは、実はまだ彼女に未練を抱えながら、ジャズ演奏に
訪れるルイ・アームストロングを迎える手筈を整えていた。

やがて、トレイシーの結婚祝賀パーティが開催。この時トレイシーを良く知るデクスターは、彼女が結婚相手の
ジョージと将来うまくいかないと悟る。そんな中、ジョージはデクスターと一緒にいるトレイシーに嫉妬し、
彼女を部屋に閉じこめてしまう…。
 若くして2度目の結婚式を控えている令嬢G・ケリーに、彼女にまだ未練を残す前夫B・クロスビーや取材に
やって来たゴシップ記者F・シナトラなどがからんで繰り広げられるロマンチック・コメディ。
「フィラデルフィア物語」のミュージカル版で、数々のナンバーが楽しいが、これが最後の映画出演となった
G・ケリーの美しさこそ最大の魅力。(allcinema)

<IMDb=★7.0>
<Rottentomatoes=Tomatometer:81% Audience Score:83%>




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by jazzyoba0083 | 2018-03-08 12:00 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)