リメンバー・ミー Coco

●「リメンバー・ミー Coco」
2017 アメリカ Walt Disney Pictures,Pixar Animation Studios.105min.
監督:リー・アンクリッチ
声の出演:アンソニー・ゴンザレス(ミゲル)、ガエル・ガルシア・ベルナル(ヘクター)
     ベンジャミン・ブラット(エルネスト)、アラナ・ユーバック(イメルダ)他
e0040938_12543914.jpg
<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
今年のオスカー、長編アニメーション賞と歌曲賞を受賞した大ヒットアニメ。
地方のシネコンではまだ上映されているので客は入っているのだろう。
私は近くのシネコンが吹き替え版しかやらないので敬遠していたのだが、なんのことは
ない、最近の欧州旅行の飛行機の中で吹替版で観てしまった!

舞台がメキシコであるということが今のアメリカにとって意味深な感じを受けつつ、
Disneyの作る鉄板家族ものではあるが、ストーリー展開やPIXARの素晴らしいアニメには
やはり引き込まれてしまう。因みに作品中で歌われる「リメンバー・ミー」は1つでは
なく、いろんなシチュエーションで複数の人に歌われる仕掛けとなっているのだが、
それぞれ歌が流れてくる場面にそれぞれの「リメンバー・ミー」の意味合いが込められて
いる。

人は死後に忘れられると二度目の死を迎える、というなかなか心に響く命題が提示される。
ギターと歌に秀でた少年ミゲルがひょんなことから死者の国に迷い込み、そこで出会った
骸骨のヘクターと、夜明けまでに帰らないと二度と元に戻れないという時間設定の元で
実の父親の謎が解けていくというミステリー要素も加味されつつ、カラフルな世界が
展開されていく。
やはりラストでミゲルが曾祖母に前で唄う「リメンバー・ミー」にみなさん涙するのだろう。

あざといとえばあざといストーリーではあるが、今なぜこういう家族愛を訴える映画が
出来て、それを観た皆が泣くのか。よほど世の中がギスギスしていて、優しい心に飢えて
いるのだろうなあ。脚本は上手いとは思うけど、こうもストレートな感動の「泣かせ」が
結末に控えている映画がヒットするというのは捻くれているのかも知れないが、良い世の
中ではないのかもしれない。

本作はとにかく「私を忘れないで」という唄にその心が尽きる映画といえよう。
e0040938_12551058.jpg
<ストーリー>
「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」のディズニー/ピクサーが、メキシコを
舞台に贈る感動のファンタジー・アニメ。
日本のお盆に当たるメキシコの伝統的な祭礼行事“死者の日”をモチーフに、ひょんなこと
から“死者の国”に迷い込んだ少年が、偶然出会った陽気なガイコツを相棒に繰り広げる
大冒険の行方を、何世代にもわたる家族の絆とともにカラフルかつエモーショナルに綴る。
監督は「トイ・ストーリー3」のリー・アンクリッチと、これが監督デビューとなる
エイドリアン・モリーナ。

 ミュージシャンを夢見るギターの天才少年ミゲル。しかし彼の家では、むかし起こった
ある出来事がきっかけで、代々演奏はおろか音楽を聴くことも禁じられていた。
人々が先祖の魂を迎える“死者の日”、音楽のことで家族と衝突してしまったミゲルが、
憧れのスター、エルネスト・デラクルスの墓を訪れたところ、いつの間にか死者の国に
迷い込んでしまう。

カラフルで美しいその世界ではガイコツたちが楽しく暮らしていた。しかし生者のミゲルは
日の出までに元の世界に戻らなければ、永遠に家族に会えなくなってしまうという。
そんなミゲルの唯一の頼りは、家族が恋しい陽気だけど孤独なガイコツのヘクター。
しかし彼にも“生きている世界で忘れられると、死者の国からも消えてしまう”という過酷な
運命が待っているのだったが…。

<IMDb=★8.5>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:97% Audience Score:94% >





トラックバックURL : https://jazzyoba.exblog.jp/tb/27288680
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by jazzyoba0083 | 2018-05-10 15:00 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)