ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー Solo:A Star Wars Story

●「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー Solo:A Star Wars Story」
2018 アメリカ Lucasfilm,Walt Disney Pictures and more. 135min.
監督:ロン・ハワード 脚本:ローレンス・カスダン、ジョン・カスダン
出演:オールデン・エアエンライク、ウディ・ハレルソン、エミリア・クラーク、ドナルド・グローヴァー他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆+α>
<感想>
SWのキャラクターの中で(ハリソン・フォードの)ハン・ソロは、個人的に大のお気に入りであり、
チューバッカも大好きだ。そんなソロの若き日の活躍(いかにしてハン・ソロになったか)を、これも
大好きなロン・ハワードが監督して製作すると聞いては映画館に行かねばなるまいと、いそいそと出かけた。
2Dで鑑賞。せっかくのIMAXも3Dメガネをしてみると、視野が狭くなるような気がして最近あまり好みでない。

本作の映像は暗い。同じトーンで暗い。まあSWシリーズ全体で明るい場面というのはあまりないのだが
それにしても本作は薄茶色の同じトーンで全編暗い。まずその単調さが不満。更に、後半3分の1くらいまでは
大きな潮流としての物語が動かないので不満。多くの割合を占める宇宙での戦闘シーンも新しいところもなく
観ていて飽きる。私はSWは大好きだが、いわゆるSWオタクではないので、細かい登場人物の相関関係が良く理解
しているとはいえないゆえ、分かりづらい部分もある。
一方、SWフリーク・・オタクにとってはいろいろと想像を膨らませる部分は多かろうと思う。が、その面白みは
残念ながら私には分からない。
そんな私が期待していったのは、ハン・ソロという「荒野の流れ者盗賊」みたいな青年がいかに
してスカイウォーカーやレイア姫の反乱軍に加わったのか、またミレニアムファルコンをどうやって手に入れた
のか、そして一番知りた盟友チューバッカとどうやって知り合ったのか、ということだ。それらの答えは最後の
10分くらいに怒涛のように帳尻合わせするような形で提示される。その辺りの経緯は前半を辛抱してみていると
氷解する仕組みなんだろう。
なるほどな、とは思うけど、壮大な時間を費やしたそれまでのあれこれは壮大なインパクトのない前振りかよ!!
と目が点になってしまった。(←それはお前が分かってないぞ、という指摘は甘んじてウケます。ハイ!)

冒頭に「法なき宇宙にて」と字幕で提示されるから、まあ言い訳はしてあるのだろうけど、あいつがあいつを
裏切り、裏切ったと思ったら裏切っておらず、いやいややっぱり味方ではない、などと目まぐるしいので、
結局誰が誰の味方なのさ、ということが分かりづらかった。キーラとEP1に出てきたダースモールとの関係が
意味ありげだが、(あれ、ダースモールってオビワンにライトセーバーで切断されて死んだんじゃなかった
っけ??) そんなダースモールとキーラはその後何になるのか、という続編も用意されているのだろうか?

しかし、残念なのは、本作、アメリカで大コケしてしまい、ルーカスフィルムを傘下に収めるディズニーは
SWのすべてのスピンオフについて、一旦立ち止まって再考することになったのだそうだ。

同じスピンオフでも、「ローグワン」のほうが個人的にはわかりやすく面白かった。それとみなさん褒めて
いたけど、ソロを演じたオールデン・エアエンライク、私はあまり好きでなかったな。これはスピンオフの
宿命なのだろうけど、ハリソン・フォードの(EP4の頃はほんとに若い)イメージの固着がきついからだ
ろうと思う。

本作の脚本を手がけたのは、もう何本もSWやスピルバーグの脚本を手がけているローレンス・カスダンで、
彼が創造したSWサーガの細かい時制的経過の上になりたつ相関関係を含んだストーリーは、ロン・ハワード
には手に余ってしまったのじゃないかな。CGを極力排するのは最近のSWの傾向だが、その辺りは良かった
と思う。個人的にはチューバッカとの関係をもっと描いてほしかたなあ。

映画のHPで本作のストーリーの概略を掴んでおいて、ラスト20分を見れば全部分かるというのでは身も蓋も
ないなあ・・・。(繰り返すけどSWフリーク、オタクにはたまらん作品かもしれない。それは私には想像の
外であり、そういう方の本作に関しての詳しいブロブも多いので、私の感想に不満を持たれた方はそういう
コアファンのブログをお読みになると宜しいでしょう。)
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<ストーリー>
「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」に続く「スター・ウォーズ」スピンオフ・シリーズ第2弾。
「スター・ウォーズ」シリーズの中でも屈指の人気を誇る銀河最速のパイロットにして愛すべきアウトロー、
ハン・ソロの若き日に焦点を当て、伝説のヒーロー誕生までの知られざる物語を描き出す。
主演は「ヘイル、シーザー!」「ハリウッド・スキャンダル」のオールデン・エアエンライク。
共演にウディ・ハレルソン、エ
ミリア・クラーク、ドナルド・グローヴァー。
監督は「ビューティフル・マインド」「ダ・ヴィンチ・コード」の巨匠ロン・ハワード。

 惑星コレリアで生まれ育った若者ハン。銀河帝国の暗黒支配が激しさを増す中、自由を求める彼は幼なじみの
キーラとともに故郷からの脱出を図るも失敗、2人は離ればなれに。やがて銀河一のパイロットとなってキーラを
迎えに戻ると誓い、帝国軍のパイロットを目指すハン。
しかし3年後、彼は帝国フライト・アカデミーを追放され、歩兵として戦場に送られる。そこでウーキー族の
戦士チューバッカと出会うハンだったが…。(allcinema)

<IMDb=★7.4>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:70% Audience Score:65% >



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by jazzyoba0083 | 2018-07-03 17:40 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)