アフターマス Aftermath

●「アフターマス Aftermath」
2017 アメリカ Emmett/Furla/Oasis Films (EFO Films),Hat and Cat Productions and more.94min.
監督:エリオット・レスター
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、スクート・マクネイリー、マギー・グレイス、グレン・モーシャワー他
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<評価:★★★★★☆☆☆☆☆>
<感想>
久しぶりで不満のたくさん残る映画を観てしまった。まあ短かったからまだましだったが。こういう映画の
脚本を書くのは誰だ、と見てみれば、ハビエル・グヨン。作家として名は売れてないけど、スティーブン・セガールの
娘、藤谷文子を妻としている男だ。豆知識だけど。ww

ストーリーには一瞬気を惹かれる。主人公ローマン(シュワルツェネッガー)の最愛の妻と娘、しかも初孫がお腹に
いる娘が乗った飛行機が、どうやら管制ミスで空中衝突を起こし、全員死亡、という米国航空機史に残る大事故で
死亡してしまう。彼は口数は少ないが真面目で腕のいい建築現場の監督だった。当然茫然自失。

一方、管制官のジェイコブは、たまたま当時管制塔に電話の修理が入っていたことで管制に気が散り、しかも夜勤で
一人での管制だったため、気がついた時は遅かったのだ。自分のせいだと己を激しく責める。家の壁には殺人者、と
いう落書きがたくさん書かれてしまう。

ローマンは、誰も謝罪に来ないことに静かな怒りを燃やす。一方ジェイコブは会社の勧めもあり、管制官を止め、
名前を変えて、他の街で生活を始めていた。精神状態も次第に元に戻りつつ合った。
我慢が押さえられないローマンは、ジェイコブの居場所を突き止め、たまたまその日、ジェイコブと妻と幼い
息子が来ていたところへ表れ、ドアを開けるや、ジェイコブの首をナイフで切り裂き、殺してしまう。

裁判の結果15年の懲役を食らうが、諸般の情状を加味され、割と早くに仮釈放となる。それを待っていたのは
眼の前で父を殺されたジェイコブの息子であった。出所して最初に訪れるであろう妻と娘の墓地で待ち構え、
銃を突きつける。彼とて理不尽な理由で父を亡くし、いわばローマンと立場は同じだったのだ。結局、息子は
「殺せ」というローマンの言葉を聞かず銃を仕舞い去っていく。そしてローマンもどこかへ去っていく。

というようなお話だ。一見、なかなか筋が通っていそうな感じもあるのだが、まずジェイコブという取切り
テロップが画面にかかり、ここからはジェイコブの話だよ、という説明になるのだが、それではほかにローマンとか
他の区切りがあるのか、というとそうでない。この演出は何?それと、当然開かれた事故の裁判でジェイコブは
どういう立場になったのか。自由に過ごしているといことは、彼に罪はなかった、ということか。それなら
なぜローマンは彼を殺す意味があるのだろう。殺すなら航空会社の幹部か、パイロットではないのか。加えて
今どき管制ミストは言え、コンピュータがコントロールする大型旅客機で空中衝突などあり得るのだろうか。
そのあたりの背景が一切省かれるので、内容に深みが感じられない。シュワルツェネッガーがナイフを持って
迫る画はまるでターミネータだ。
ちなみにタイトルの「アフターマス」とは「後遺症」という意味。なるほど。

最愛の家族を事故で失ったローマンも悲劇だが、彼に夫を父を殺されたジェイコブ一家に同情が行き、映画
して散漫になってしまった恨みが残る。シュワルツェネッガーも作品を選ばないと最近さっぱりのニコラス・
ケイジみたいになっちゃうよ。
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<ストーリー>
実際の航空機事故とその後に発生した事件をなぞり、「ターミネーター」シリーズのアーノルド・
シュワルツェネッガーが事故の真相に迫る男を演じる人間ドラマ。妻と娘を飛行機の衝突事故で失ったローマンは、
一人の航空管制官が事故に関わっていることを知る。
出演は、「アルゴ」のスクート・マクネイリー、「96時間」シリーズのマギー・グレイス、ドラマ『24』シリーズの
グレン・モーシャワー。
監督は、「ブリッツ」のエリオット・レスター。

建設現場の現場監督ローマン・メルニック(アーノルド・シュワルツェネッガー)の妻ナディヤと身重の娘オレーナは
、数か月ぶりにオハイオ州コロンバスに帰ることになっていた。ローマンは待ちきれず、空港に花束を持って迎えに
行くが、妻と娘が乗っているはずのAX112便は到着する様子はなく、ローマンは別室に案内される。
そこで空港の管理会社から聞かされたのは、家族が乗った飛行機が空中で衝突事故を起こしたというものだった。

飛行機の残骸が残る、生存者のない事故現場を訪れたローマンは娘の遺体を発見し、彼女を抱きかかえて声にならない
悲しみに暮れる。表面的な補償のみの心無い対応をする航空会社に、謝罪を求めるローマンは憤る。納得のいかない
ローマンは事故の責任を追究し、一人の航空管制官(スクート・マクネイリー)が関わっていることを知る。
ローマンは謝罪をしてもらいたいという一心で、彼の居所を突き止めようとする……。(Movie Walker)

<IMDb=★5.7>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer :41% Audience Score:25%>



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by jazzyoba0083 | 2018-07-10 22:55 | 洋画=あ行 | Trackback | Comments(0)