X-MEN:ダーク・フェニックス  Dark Phoenix

●「X-MEN:ダーク・フェニックス Darik Phoenix」
2019 アメリカ Twentieth Century Fox and more.114min.
監督・(共同)製作・脚本:サイモン・キンバーグ
出演:ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンス、ニコラス・ホルト
   ソフィー・ターナー、タイ・シェリダン、アレクサンドラ・シップ、ジェシカ・チャスティン他

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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想:ネタバレ注意>
★は6.5強といったところか。どうしても「アベンジャーズ・エンドゲーム」と比較してしまうので、いささか
損な部分はあったが、それにしてもこれで最後と言う割に地味な感じで、最近のX-MENシリーズの中では最も
インパクトに欠けた。同じMARVELでも、キャラがそれぞれに派手なアベンジャーズに比べると、こちらの
こちらのミュータントは姿形にケレンがあるわけでもなく、使える武器も限定的なので、地味さは出てしまうが、
ウルヴァリンが居た頃はもう少し面白かったような気がしたが。まあ、「アベンジャーズ」とは性格が違うヒーロー
たち(ヒーローでもないか)なので、多少陰気な感じがするのは全シリーズ共通の事だけど。描かれる世界が
「アベンジャーズ」に比べるとより人間ぽいという感じかな。

今回で「X-MEN」シリーズは終わりということで、シリーズ最初から脚本などに関わってきたサイモン・
キンバーグが集大成として初監督を努めたのだそうだけど、本国の評価も含めいささか残念だった。話は分かり
やすいのだが。今回は「ダーク・フェニックス・サーガ」から脚本を起こし、ジーンの物語といっても過言では
ないだろう。

ジーンは「アポカリプス」で登場したのだが(ワタシ的には印象にないなあ)今回は主役として、自分でも制御で
きない闇のパワーを身に着けてしまい、苦しむなかで事件を起こし、自ら始末を付けるという流れ。
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開巻、幼いジーンが両親とドライブしている時に、ラジオから流れる曲に刺激を受けたジーンのダークサイドの
パワーが開放され、クルマは大破、母親が死亡するという事故を起こしていた。これが心のそこでジーンの
トラウマになっていた。しかしそれはプロフェッサーXによって学園で封印された。父は生きていて、ジーンを
プロフェッサーXに預けたのだ。しかし、宇宙でのミッションである衝撃を受けたことから闇のパワーの覚醒が起き、
自ら制御できない事態となった。更に父が生きていて自分を学園に預けたことが怒りに火を付け、彼女の膨大な
パワーは宇宙をも滅ぼし兼ねない事態となった。

まずミスティークがジーンの手によって殺される。この事態をなんとか収集しようとするプロフェッサーXと
マグニートーらミュータントたち。そこに、ジーンのパワーで自らの星が滅んだ宇宙人が地球を乗っ取ろうと
ジーンに近づき、彼女を味方にしようと企む。

自らの意思に反してダークパワーを暴走させているジーンは自ら苦しみながらも、プロフェッサーXから友情と
家族の大切さを再び思い返すことに成功する。そしてマーガレットと名乗るダバリ星人と対決。彼女を宇宙に
帰すのだった。それは自らの存在も皆の前から消し去ることを意味していた。
学園はビーストやストームらの手で再び生徒たちを集め授業が始まっていた。学園の名前にはジーンの
名前が付けられていた。
ラストはパリのカフェでプロフェッサーックスとマグニートーがチェスを打つシーン。空にはフェニックスが
遠くで輝いていた。
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だいたいこんなストーリーだったと思う。アベンジャーズ以上に時制のこともあり混乱したシリーズだったが、
事前に一応の流れだけは復習していったのが多少は良かったかな。

MARVELは2020年に新しいミュータントものを発表することが決まっている。ご破産で願いまして、こんがら
がらないようなシリーズを作ってもらいたいなあ。

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<ストーリー>
「X-MEN:ファイナル ディシジョン」以降、製作や脚本として「X-MEN」シリーズに関わってきた
サイモン・キンバーグが、自ら初監督に挑み、シリーズの集大成として撮り上げたSFアクション・アドベンチャー。

ある事故が原因で内なる闇の人格“ダーク・フェニックス”を覚醒してしまったジーン・グレイが、人類最大の敵と
してX-MENの前に立ちはだかるさまを圧倒的スケールで描き出す。
出演は本作で主役を務めるソフィー・ターナーをはじめジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、
ジェニファー・ローレンス、ニコラス・ホルト、タイ・シェリダンのレギュラー組に加え、
「ゼロ・ダーク・サーティ」「モリーズ・ゲーム」のジェシカ・チャステインが初参戦。

 人類との共存を願い、平和を守るために戦い続けるX-MEN。ところがある日、X-MEN最強メンバーの
ジーン・グレイが、宇宙ミッション中の事故によって、自らのダークサイドを増幅させてしまい、内に秘めた
もう一つの人格“ダーク・フェニックス”を覚醒してしまう。
元々持っていたテレパシーとサイコキネシスのパワーが暴走し、ジーン自身にも制御できなくなっていく。
親代わりのプロフェッサーXや恋人のサイクロップスが懸命に手を差しのべるが、ついに思いがけない悲劇を
引き起こしてしまう。
世界を滅ぼしかねない強大なパワーが暴走を続ける中、その力を利用しようと企む謎の女がジーンに近づいて
くるのだったが…。

<IMDb=★6.1>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:23% Audience Score:64%>
<Metacritic=43>
<KINENOTE=73.1点>





by jazzyoba0083 | 2019-06-21 15:20 | Trackback | Comments(0)