復讐のドレスコード The Dressmaker

●「復讐のドレスコード The Dressmaker」
2015 オーストラリア Screen Australia (presents),Film Art Media,White Hot Productions. 119min.
監督・(共同)脚本:ジョスリン・ムーアハウス
出演:ケイト・ウィンスレット、リアム・ヘムズワース、ジュディ・デイヴィス、ヒューゴ・ウィーヴィング他

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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
ハリウッド製とはちょっと違うテイストはあるかな。意外といったら失礼だが、面白く見せて貰った。
どこかコーエン兄弟とかティム・バートンのブラックな匂いもしたりするのでその辺りのニュアンスは
嫌いじゃないので。しかしながらドレスメーカーというポジションが、新鮮であると同時にどうも
スカッとしないという感じがした。ケイト・ウィンスレットの演技はそんなキャラクターを上手く演じ
ていたと思う。

サスペンスであり、コメディであり、不条理劇でもあるようなてんこ盛り感があり、親子の結びつきの
ややこしい綾もあったりでちょっとストーリー的にも欲張ったかな、という感じもあった。
とはいうものの結局引っ張られて観ちゃったわけで作品にそれなりのチカラはあった、という事なのだ
ろう。単館・名画座系で上映されそうな感じでもあるが、配給の関係か、日本では劇場公開されなかった。

基本的にはケイト・ウィンスレットが少女時期に犯したといわれている少年殺人事件の真相を探る物語と
一流のドレスメーカーになって故郷に戻りその腕前を使ってかつて母と自分に冷たかった故郷に復讐を
遂げるという物語がメインになっている。

時代は1950年代半ばのオーストラリアの田舎町。自分は果たして25年前に犯したという少年殺人の
犯人なのか、あるいは真犯人は別にいるのか。田舎町に帰ってきたハデハデなウィンスレットはたちまち
注目されるが、昔の事件を皆覚えていて、遠巻きにする。そんな彼女を暖かく見つめるのは女装趣味のある
警察署長と、貧乏青年リアム・ヘムズワース。
ある日彼女は冴えない娘を自分のドレスを着せ、メイクをすると見違えたように美人になり、良縁を得る。
これを見た田舎のお姉ちゃんやおばちゃんらがウィンスレットのもとに押し寄せる。

一方、真犯人探しだが・・・。備忘録的に結末を書いておくと、少年は闘牛ごっこをして彼女を壁に
追い詰めようとして、彼女が身をかわした時に壁に自らの頭を激突させて、死んだのだった。その様子は
知恵遅れの彼女の弟がはっきり目撃していた。更に、その少年の父は自分の父親(市長)であったことも
判明。市長一派は、疎ましい愛人とその子供を町から放逐したかったらしい。俄然復讐にでるウィンスレット。

町の人らが揃って演劇に出かけたスキに、自分の家に火を放ち、その火が町に延焼するような仕掛けを作り
一人パリに引き上げていったのだった!
独特の味わいを持つ本作、WOWOWで観たのだったが、ケイト・ウィンスレットの名前に惹かれて観たの
だったが、通りすがりで観た割には満足度は高い映画だった。

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<ストーリー>
「愛を読むひと」で第81回アカデミー賞の主演女優賞に輝いた人気女優ウィンスレットをはじめ、
「ハンガー・ゲーム」シリーズのL・ヘムズワース、「マトリックス」シリーズのH・ウィーヴィン
グなど、英国やオーストラリアの出身である豪華キャストがそろった充実作。
過去の殺人事件の謎に迫るミステリーと、ブラックユーモアコメディという2つの異なるテイスト
が同居するオフビート編。やはりオーストラリアの出身で、「キルトに綴る愛」などでも知られる
J・ムーアハウスが監督。WOWOWの放送が日本初公開。

オーストラリアの田舎町ダンガター。25年前の少女時代、同世代の少年スチュワートを殺したと
疑われながら町を去ったティリーが、久しぶりに町に帰って来る。認知症にかかった母親モリーの
面倒をみるためだが、ティリーの帰郷をよく思わない者も大勢いた。やがてティリーが服作りが上手な
デザイナーだと知った町の女性たちは次々と彼女にドレスを作るよう頼むようになるが、ティリーは
自分と同世代の男性テディと親しくなり……。
(WOWOW)

<IMDb=★7.1>
<Metacritic=47>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:56% Audience Score:66% >







by jazzyoba0083 | 2019-11-28 23:15 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)