ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス Doctor Strange in the Multiverse of Madness

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス Doctor Strange in the Multiverse of Madness」
2022 アメリカ Marvel Studios. 126min.
監督:サム・ライミ
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、エリザベス・オルセン、キウェテル・イジョフォー、
   ベネディクト・ウォン、マイケル・スタールバーグ、レイチェル・マクアダムズ他

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス Doctor Strange in the Multiverse of Madness_e0040938_15440532.jpg

<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
サム・ライミが監督、というのと、超美人じゃないけどエリザベス・オルセンは私の
好みのご面相なので、封切り翌日鑑賞してきた。GWの狭間ながら、結構入っていた。

さて映像はサム・ライミ風なホラー・スプラッタ系の要素も入り、恐らく殆どが
グリーンバックで撮ったと思しきCGバリバリのアクションも楽しかった。
本作は、ドクター・ストレンジ2の形を借りた「ワンダ」の悲しい物語なのだな。
ポスターの二人のポジションを見ると分かる。
故に、ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチの過去を復習しておくと更に
面白いし、感動すると思う。しかし、きょうびのMCUの脚本家は、スピンオフの
ディズニーチャンネルの作品群などの物語も知っておかないといけないので、膨大な
知識が必要なんだろうなあ。イルミナティまで出てきて、(なんか、ワンダに殺られに
出てくるみたいでカワイそうな扱いなんだけど)X-Menシリーズや「ファンタスティック・
フォー」シリーズも加わり、熱心なフォロワーでない私なんか、予習復習していかないと
(していっても)何がなんだか分からなくなるという・・・。わかっている人には実に
面白いんだろうな。SONY系の方もそうだ。

エンドゲームでマルチバースの窓を開いてしまったドクター・ストレンジが、ワンダ
(本作ではまさかのビラン)、複数の自分とも対峙し、さらにワンダ自身も複数の
バースの自分と対峙する。二人の男の子の母として普通に生きる決意のワンダは自分の
意思とは関係のないところでマルチバースの戦いに引き込まれていく。冒頭のリンゴの
花畑が焼け野原になるシーンがそれだ。

本作、前々から1人でサノスと戦った強いワンダの強さが更に強調され、それに哀しみが
加わる。その強さの根源には二人の息子(ストレンジは幻だ、というが)を思う、
また遡ればマグニートーの娘として生まれ、トニー・スタークのミサイルで故郷を壊され
更に、双子の弟ピエトロも、二人の息子(魔法によって生まれたも、愛するヴィジョンは
自らの手で失っていった哀しみと怒りのパワーに他ならない。それがこの映画でこれまた
救われないのが悲しい。

さて、マルチバースの戦いを生き抜き、ラストでドクター・ストレンジは3つ目になるの
だが、これは?クレジット後の、3週間自分を殴り続けていたおじさんは次作に何か意味を
持ってくるのだろうか? アメリカ・チャベスは将来何かやらかすに違いない。
ややこしいけどちゃんと物語も追えて楽しい2時間であった。

(※2022/9/16 ホノルル帰国便にて再見。80近くもあるマルチバースで転戦するヒーロー
たちにご苦労さん。原題の通り、狂気のマルチバースに他ならない。昨今流行のマルチバース
だが、映画の可能性としては広がったと思うけど、何でもありになってしまうと鼻白む。)
ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス Doctor Strange in the Multiverse of Madness_e0040938_15441553.jpg

<ストーリー>
元天才外科医で最強の魔術師ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、
時間と空間を自在に操る魔術の中で最も危険とされる禁断の呪文によって、“マルチバース”
と呼ばれる謎に満ちた狂気の扉を開いてしまう。

何もかもが変わりつつある世界を元に戻すため、ストレンジはアベンジャーズ屈指の強大な
パワーを誇る“スカーレット・ウィッチ”ことワンダ(エリザベス・オルセン)に助けを求める。
だが、もはや彼らの力だけではどうにもならない恐るべき脅威が人類、そして全宇宙に迫って
いた。さらに驚くべきことに、その宇宙最大の脅威は、ドクター・ストレンジと全く同じ姿を
していたのだ……。(キネマ旬報)

<IMDb=★76>
<Metacritic=62>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:77% Audiecne Score:89%>
<KINENOTE=77.2点>
<映画com:3.8/5>




by jazzyoba0083 | 2022-05-06 12:10 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)