背徳の囁き Internal Affair (1990)

●「背徳の囁き Internal Affair (1990)」
1990 アメリカ Paramount Pictures.115min.
監督:マイク・フィギス
出演:リチャード・ギア、アンディ・ガルシア、ナンシー・トラヴィス、ローリー・メトカーフ
   リチャード・ブラッドフォード、ウィリアム・ボールドウィン他

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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
ギアもガルシアも最近とんとスクリーンで観なくなったなあ。「ゴッドファーザーⅢ」の
ガルシアなんか、好きだったのに。というわけで、懐かしき30年前のノワールを観てみた。
LAPDの悪徳警官と内務監察チームの対立を描く。ギアはこの作品で初めて悪役をやった
らしいが、ミスキャストじゃないか。ガルシアはノーマルからクレイジーまでの変化の
激しいキャラクターがマッチしていたと感じた。

低評価の作品だが、私は物語の流れとしては楽しませて貰った。とはいえ、ギアの女
狂いと、隙だらけのプロットはいかがなものか?
いい男を武器に、ガルシアの妻をそそのかし、ガルシアの嫉妬心を刺激するという
作戦。ギアは悪の組織とつるんで金を儲け、女好きの挙げ句で今は4人目の妻と8人の
子供と暮らす。今の妻は9番目の子どもを妊娠している。

ギアは情け容赦のない人間で、自分に疑いが掛かると思うと、その証人となる人物は
片っ端から殺してしまう。それを追い詰めるガルシアと女性の相棒も、密かに狙われる。
なかなかスリリングではあるが、ところどころ、あれ?というシークエンスがあり、
興ざめの一因となる。ラスト近くで狙撃隊はガルシアたちをも狙うんだけど、こういう
のは映画の常道として上部に悪のボスがいるんじゃないか、と思わせるが、そこは
はっきりさせない。また、当然の帰結として、ギアはガルシアの銃弾に殺られるのだが、
「子どもを支えようとした」みたいな甘っちょろい、悪の権化らしくないセリフを吐くが
白けるなあ。

全体に脚本の詰めが甘い。80年代テイストを引きずった感覚がある。デ・パルマの出来の
悪いB級映画を観ているような感じだった。

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<ストーリー:結末まで書かれています>
ロサンゼルス市警に内務調査班の一員としてやって来たレイモンド・アヴィラ(アンディ・
ガルシア)は、女性パートナーのエイミー・ウォーレス(ローリー・メトカーフ)と早速
仕事にとりかかるが、それは警察大学時代の友人ヴァン・ストレッチ(ウィリアム・
ボールドウィン)の調査だった。

その頃ロス市警では、デニス・ペック(リチャード・ギア)という暗黒街にも通じている
警官が、同僚たちを悪の世界に送り込んでいた。ヴァンもその内のひとりで、麻薬に溺れ
ては、妻ペニー(フェイ・グラント)の浮気を疑い、彼女に殴りかかるのだった。

調査の結果、レイモンドはヴァンの麻薬依存を知る。そして浪費家のヴァンの金の出所が、
デニスの斡旋するアルバイトによって得ていることを知ったレイモンドとエイミーは、
ヴァンにそれに誰が関与しているのかを話せば、懲戒免職の勧告は取り下げる、と伝える。

しかしヴァンはそれを断わり、そのことを知ったデニスは、レイモンドの妻キャスリーン
(ナンシー・トラヴィス)を通してレイモンドを挑発するのだった。そんなある夜、
パトロール中にヴァンが射殺される。実はそれは、過去がばれることを恐れたデニスの
仕組んだ罠だったのである。

レイモンドは犯人を追跡し、彼からデニスに頼まれてヴァンを殺したことを聞き出すが、
その男も警察の狙撃隊に殺されるのだった。一方デニスは、レイモンドにキャスリーンと
浮気したことをほのめかすが、激しい言い争いの後、レイモンドは妻の潔白を知り、
ふたりは愛を深める。さらにデニスは、浮気の現場をその夫に目撃され、夫婦もろとも
撃ち殺す。さらにレイモンドと共にその現場に到着したエイミーを射ったデニスは、
レイモンドの家に押し入り、キャスリーンを脅す。しかし駆けつけたレイモンドにデニスは
殴り倒され、逮捕される。こうして部屋には恐怖に震えるキャスリーンとレイモンドだけが
残った。(キネマ旬報)

<IMDb=★6.5>
<Metacritic=63>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:No Data Audiece Score:No Data>
<KINENOTE=61.7点>
<映画com=2.5/5>



by jazzyoba0083 | 2022-05-07 22:50 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)