あの頃輝いていたけれど I Used to be Famous

●「あの頃輝いていたけれど I Used to be Famous」
2020 イギリス Forty Foot Pictures and more. Dist.Netflix 104min.
監督・(共同)脚本:エディー・スタインバーグ
出演:エド・スクライン、エレノア・マツウラ、レオ・ロング、オーエン・マッケン、
   カート・エジアイアワン、ニール・ステューク他

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<評価:★★★★★★★☆☆☆+α>
<感想>
Netflixのサムネをザッピングしていて見つけた一編。いかにも今のイギリス映画っぽい、
多様性の大切さを音楽の側面から訴える作品。長い映画ではないが、ラストもなかなか
予想を許さず、しかもそれぞれの未来に光を感じる締めで、胸熱の作品に仕上がっていた。
こういう映画、特に音楽をベースにしたものを悪く言う人は、恐らくいないんじゃないか。
日本の高校生あたりが学校で観るといいんじゃないかと感じた。

20年前には人気絶大なアイドルロックグループのメンバーであったヴィンスは、同じメンバーで
今はソロとして大活躍のオースチンを横目に、その日暮らしを続け再起の機会を伺っていた。
色んなパブとかクラブで演奏をさせてもらおうと行くが、ことごとく断られる。

ある日、街なかでキーボードを広げて曲作り兼練習をしていると、そこにドラムスティックで
リズムを付けてくる少年がいた・・・。

映画はヴィンスと自閉症だけどドラムの技はとても上手いスティーヴィー少年の心の交流と
それぞれの自立を描く。
スティーヴィー少年の母もダンサーだったが少年の面倒を見るため夢を諦めていた。
またヴィンスには過去にやはり自閉症の弟がいて、自分が人気絶頂期に弟は亡くなていて、その
直前の彼の誕生日にツアーの延長で帰れなかったことをずっと引きずって生きてきた。

少年が音楽療法として通う教会のドラムサークルの人々、かつてのバンド仲間だったオースチンの
友情、そして何よりスティーヴィー少年と出会った事で人生を再生させる勇気を貰うヴィンスの姿、
(亡くなった弟の影をスティーヴィーに重ねているようだ)
またスティーヴィー少年もヴィンスと出会ったことで音楽の道に覚醒していく。
こうして、それぞれに起きる出来事(エピソード)が伏線の回収も手際よくテンポよく描かれていく。

二人は出会いをキッカケに変わった人生を上手く掴む。ヴィンスはオースティンのツアーの前座を
努めさせて貰えることに。本当はドラムをスティーヴィー少年に叩いて貰って二人のバンドとして
やりたかったのだが、それはプロの世界では叶わなかった。一人でやりなよと背中を押したのは
他ならぬスティーヴィーとその母だった。 ヴィンスとの出会いで音楽の道に覚醒した成長していく
スティーヴィーは王立中央音楽院を目指し、見事入学を勝ち取る。そして母はダンスに戻る。
ヴィンスはオースティンの前座として新曲を引っ提げてツアーに。
その前祝いに胸熱のラストシークエンスが用意されているという仕立てだ。大向うを唸らせるような
作品でないが、先の読めないストーリーと心温まる鑑賞後の気分は上々な映画だった。

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<ストーリー>
かつて超人気アイドルグループのメンバーだったヴィンス。それが今では、生活にも困窮し、孤独と
絶望に打ちひしがれる日々を送っています。それでも再起をあきらめず、ロンドンのアーティストが
集まるエリアのペッカムで、ストリートライブを試みます。

とにかく、誰でもいいから、誰かが耳を傾けてくれることを期待して。そこに抜群のリズムを刻む
自閉症の少年スティーヴィーが現れ、即興のジャムセッションが始まります。真価を認めてもらえず
にいた2人のミュージシャンの間に予期せぬ友情が芽生え、共に音楽を奏でることが2人だけの特別な
絆となっていきます。(Filmarks)

<IMDb=★6.6>
<Metascore=No Data>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:80% Audience Socre:84%>
<映画com=4.0/5>
<Filmarks=3.6/5>







by jazzyoba0083 | 2024-04-04 22:25 | 洋画=あ行 | Trackback | Comments(0)