グッドニュース  Good News

●「グッドニュース Good News」
2025 韓国 Star Platinum 136min. Netflix配信映画
監督:ピョン・ソンヒョン
出演:ソル・ギョング、ホン・ギョン、リュ・スンボム、山田孝之、椎名桔平、キム・ソンオ、
   笠松将、山本奈衣瑠、佐野史郎、橋爪功他

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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
1970年3月に起きた赤軍派による日航機「よど号」乗っ取り事件を取り上げた韓国映画。日本の
事件なので日本の俳優もたくさん出ている。私は当時高校生で、この事件はしっかり覚えている。
が、管制権を巡る駆け引きとか、裏側のところがどうなっていたのか真実を把握しているわけでは
ないので、想像をたくましくした本作は面白く観た。
ただこの映画はコメディ仕立てなっていて、ブラックユーモアたっぷり、皮肉たっぷり、冷笑的でも
あって、そのクドさが2時間以上続くと、いささか辟易とした。

映画は表立って分かっている事は史実にほぼ忠実に描かれている。乗っ取られた旅客機は、当然
韓国の領空を通って平壌へ向かう訳だから、管制権は韓国にあり、また在韓米軍にもあったわけだ。
本作ではそこに焦点を当て、米軍との航空管制訓練に参加したことのある管制官空軍中尉ソ・
ゴミョンを韓国側の主人公とし、赤軍派主犯(笠松将)と日本政府代表運輸次官(山田孝之)が
絡む。さらに謎のフィクサー、アムゲ(某氏)が狂言回し的な役割を担う。

各プロットにブラックユーモアが埋め込まれ、官僚や軍の激しい責任のなすり合いと、責任逃れ、
事なかれ主義、犯行側と旅客機操縦士らの、また北朝鮮側の必死さが、皮肉たっぷりにコミカルに
描かれる。
ポリティカルサスペンスでもあるのだが、韓国映画独特の毒のある笑いがまぶせられていて面白い一方、
2時間以上も繰り返されると、先述のように胸焼けがしてくる。もう少しコンパクトに仕立てるべきだった
だろう。月の裏側の出来事を取り上げた真実の行方の例えはピンと来た。
白眉は史実である、金浦空港を平壌と偽って着陸させる顛末だ。

ただし、この事件を扱うとき、こうしたブラックユーモア仕立てでは日本では作れないだろう。
そうした側面から捉えると、Netflix、よくぞ作った、という評価は出来る。

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<ストーリー>
舞台は1970年代。ハイジャックされた飛行機を無事に着陸させるため集まったトラブルシューターと
空軍中尉、そして政府高官。彼らはチームを組み、ある計略を企てる。
Netflixで2025年10月17日配信開始

<IMDb=★6.6>
<Metascore=No Data>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:100% Popcornmeter:No Data>
<映画com=3.3/5>
<Filmarks=3.5/5>



by jazzyoba0083 | 2025-10-22 22:45 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)