2007年 11月 17日
ボーン・アルティメイタム The Bourne Ultimatum
2007 アメリカ Universal Pictures, Kennedy/Marshal Production 115min.
監督:ポール・グリーングラス 原作:ロバート・ラドラム
出演:マット・デイモン、ジュリア・スタイルズ、デヴィッド・ストラザーン、スコット・グレン他

ボーンシリーズ完結編。1も2も観てきたので、とても楽しみにしていまいした。下馬評も
上々。おすぎさんも激賞、新聞の論評も概ね良好です。
封切後1週間。映画館は「恋空」「続・三丁目の夕日」「クロース・ゼロ」の客で賑わって
いました。この映画のスクリーンもまあまあかな。1週目の興行成績は4位だそうです。
マット・デイモンも日本のテレビに出まくってPRに努めていましたね。
さて、作品。これまでで一番面白かったと思います。思索的なのは1作目。ラドラムの
小説の雰囲気が一番生きていた感じ。2作目はジェイソンの人間らしさを垣間見て、
そして仕上げの「ボーン・アルティメイタム」では、自分探しの最終章となり、自分が
誰かが判る上に、自分を殺人マシーンに仕立て上げたCIAのからくりが判るように
なっています。
とくかく冒頭からラストまで、物凄いスピード。展開が早いので、このシリーズを観ていない
人は少し辛いかもしれません。監督は2作目「ボーン・スプレマシー」と同じグリーングラス。
手持ちカメラでカットが多く、スクリーンの前の方では訳判らないと思いますよ。
これから観にいく方は、映画館の一番後ろの方で観ることをお勧めします。
このノンストップのアクションは、この手の映画が好きな人にはたまらないでしょうね。
ストーリーも3作の中で一番判り易いし。
ロケも、モスクワに始まり、ロンドン、パリ、マドリッド、タンジール、NYと多彩。アップの
短いカットの積み重ねの中で、都市が変るときは俯瞰のロングとなるのが印象的な
演出だ。
以下、映画のパンフより・・・
「暗殺者ジェイソン・ボーンはCIA極秘計画“トレッドストーン”によって洗脳された究極の
完成度を誇る暗殺者だった。しかし、ミッション中のアクシデントで記憶を失い、暗殺者で
ある過去を捨て、恋人マリーと平穏に暮していた。だが、たとえ記憶がなくとも、その過去
から逃れることはできなかった。
組織が送り込んだ新たな暗殺者が居場所を突き止め、ついにはマリーの命を奪って
しまう。最愛の女性を失い、行き場のない怒りを抱えたボーンは、組織の計画の全貌を
暴き「記憶」の全貌を暴き「記憶」を取り戻すため、最後の戦いを開始する。
モスクワ、パリ、ロンドン、マドリッド、タンジール・・・。

次々と送り込まれる暗殺者との壮絶なチェイスを繰り広げ、最終目的地へと向かう。
最後通告=アルティメイタムを叩きつけるために!
しかしボーンの背後では、すべてを闇に葬るため新たな計画<ブラックブライアー>が
極秘に進行していたのだ。この陰謀を企てた黒幕となる人物とは?そしてジェイソン・
ボーンの「正体」とは?ついに驚愕の真実が明らかになる!」
ということです。ボーンは、ロンドンの「ガーディアン紙」の記者と接触することにより
CIAの陰謀を暴こうとするが、記者は組織に射殺されてしまう。

CIAマドリッド支部のニッキーと、CIAのテロ特殊対策本部を取り仕切ることになるパメラの
協力を得て、ボーンの謎解きと、復讐が始まる。



とにかく約2時間、ノンストップアクション。特にジェイソンがNYに乗り込んでからの
カーチェイスは物凄いの一言。ジェイソンが奪って逃走するパトカーのつぶれた
トランクがマンガチックで思わずニヤリ。そして、屋上駐車場から追い詰められたジェイソンが
クルマごと地上に落下 、助かるのだが、そこで使われるのがアウディA6で、さすがの
頑丈さをアッピールしていた。 マンガのようにジェイソンは不死身だ。

ラストのカタルシスも、満足いくものだ。ラストのニッキーの「ニヤリ」が最高でしょう!
ジェイソンが何故、究極の暗殺者になったのかの謎が明らかにされるのだが、ちょっと
ビックリの動機。しかし、その動機にいたるまでの彼の事情が明らかにされないので、
ちょいと不満。

まあ、しかし、娯楽作品としての完成度は高い映画で、堪能させていただきました。
マット・デイモン、頑張ってましたね。いいと思いますよ。ラドラムの描いた世界とはチョイと
離れてしまっているかな、とは感じましたが・・・しかし、お勧めです。
尚この映画の詳しい情報は
こちらまで

