2007年 11月 25日
ザ・センチネル/陰謀の星条旗 The Sentinel
2006 アメリカ 2th Century-Fox Film,Regency Pictures 108min.
監督:クラーク・ジョンソン 原作:ジェラルド・ペティヴィッチ『陰謀の星条旗』
出演:マイケル・ダグラス、キーファー・サザーランド、キム・ベイシンガー他

昨年、シネコンで予告編を観て、観に来ようかな、と思った作品だが、WOWOWで正解。
途中まで、『これは!』と思わせたが、次第に、なんじゃこれ、てな展開になってきて、
役者が揃っていただけに残念な仕上がりとなってしまった。
要は、大統領暗殺の嫌疑をかけられた伝説のシークレットサービス(マイケル)が、
自分の妻を寝取られたと勘違いしているかつての親友(キーファー)を長とする追跡隊に
追い詰められ、不倫関係にある(!)大統領夫人(ベイシンガー)に助けを求めつつ
疑惑を晴らし、本当の内通者をあぶり出し、暗殺未遂を未然に阻止する、というお話。

まず、シークレットサービスと大統領夫人が恋仲、というのが安っぽく観える。たぶん
原作本では、そうは感じないだろうが、これが映画の怖さ、というやつだな。
マイケルにSS内に内通者がいる、という情報をもたらしたタレコミ屋と、暗殺者たちの
接点が薄い。一番ダメだったのが、内通者が元KGBらの暗殺団に取り込まれたのだが、
その動機も希薄。
ラスト、モントリオールで開催されたG8で、大統領に迫った暗殺団との銃撃戦で、
カナダ軍に変装した一味が、マシンガンをぶっ放して、迫ってくるのだが、そんな一団が
どこにいたんだ?などなど、他にも小さい突っ込みどころは満載であります。

金と時間を返せ、とまではいかないまでも、冒頭、レーガン大統領暗殺未遂事件の
ニュースフィルムを見せたり、アラビア文字のモンタージュがフラッシュバックされたり
意味深で始まり期待が高まっただけに、裏切られ感は強い。
さすがアメリカ大統領SSの映画だけあって、出てくるクルマがダッヂやクライスラーC300
だったりする。キム・ベイシンガーの手元アップでの皺いっぱいの彼女の手の甲が
痛々しかったのが一番の印象だった・・・。
尚この映画の詳しい情報は
こちらまで。

