ザ・ウォッチャー The Watcher

●「ザ・ウォッチャー The Watcher」
2000 アメリカ Universal Pictures,Interlight.96min.
監督:ジョー・チャーバニック
出演:キアヌ・リーヴス、ジェームズ・スペイダー、マリサ・トメイ、クリス・エリス他
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キアヌが連続殺人犯を演じているので、興味があり、見始めたら、半年前にも観てて、
キーになる部分は全部覚えていた。2度目の鑑賞となったわけだが、とても1流の映画とは
言えない内容。キアヌの気持ち悪い殺人鬼は、それなりに良かったけど。

もう一人の主演、FBIのジョエル・キャンベル捜査官を演ずるジェームズ・スペイダーって
余り知らない俳優さん。重要なポジションだけど地味だなあ。

LAで連続女性殺人犯を捜査していたジョエルは、犯人のデイヴィッド・アレン・グリフィン
(キアヌ)を追っていたが、ある日恋人を目の前で焼き殺され、精神的にまいってしまい、
捜査官を辞めてシカゴに移り住んできた。
しかし殺人鬼グリフィンは、何故かジョエルの後をつけてシカゴにやってきた。そして
シカゴで予告殺人を始めたのだった。最初に犠牲になったのは写真屋の女店員。
ジョエルのアパートに写真が送りつけられ、その子が必ず犠牲になるのだった。ジョエルは
警察やテレビ局の協力を求め、その女の子を捜すが間に合わず、絞殺されてしまう。
そしてまた次の写真が。ジョエルはグリフィンの顔をまだ知らないのだ。

一方精神的に参っているジョエルはポリーという精神科医の元に通っていた。薬も処方されて
いた。グリフィンはポリーに目をつけ、彼女の元に患者を装って訪れ、後日診察室に
忍び込み、ジョエルのカルテとインタビューを録音したテープを盗み出したのだ。

その間にもグリフィンは、こじきのような生活をしているヒッピーの女の子を予告殺人したり
してシカゴの街を恐怖に陥れていた。

そしてグリフィンはついにポリーを誘拐し、ジョエルをおびき出し、殺そうとする。しかし、
自分のカラダに火が付いてしまい、ガソリンにも引火、倉庫が大爆発を起こし、グリフィンは
死亡する。
ジョエルとポリーは、爆発と同時に窓を破って脱出、側の川に落ちて助かったのだった。
この終わり方、ちょっとあっけなさぎじゃないかな。

逃げた捜査官を追ってくる殺人鬼。捜査官の恋人を捕らえ捜査官もろとも自分も死ぬ気じゃ
なかったのか。おそらく、ジョエルのみがグリフィンの価値を判ってくれている唯一の人物と
感じていたのではなかったか。いわゆる「偏愛」の一種かもしれない。

それにしてもマスコミと警察を総動員しても見つからないって、どういう都会よ、そんなこと
実際あり得るだろうか。恋人の墓で出会う捜査官と殺人鬼。ピストルを殺人鬼に渡すか?
などと、突っ込みどころ満載。マリサ・トメイの使い方ももったいない。
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by jazzyoba0083 | 2008-06-12 22:40 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)