2019年 07月 08日 ( 1 )

●「五人の軍隊 UN ESERCITO DI CINQUE UOMINI」
1969 イタリア Tiger Film. Dist.MGM Pictures.111min.
監督:ドン・テイラー 音楽:エンリオ・モリコーネ
出演:ピーター・グレイブス、ジェームズ・ダリー、丹波哲郎、バッド・スペンサー、ニーノ・カステルヌオーヴォ他

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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
いかにも時代を感じさせる映画だ。ジェームズ・コバーンでも出てきそうな雰囲気。ドン・テイラーも亡くなって
から10年以上経つ。「ファイナル・カウントダウン」が印象深い。ストーリーの展開に伴うアクションなど、現在の
「ミッション・インポッシブル」「007」シリーズに比べればしごく単純。だがそれが故に明快で、この頃のアクション
映画の良さがある。素朴な勧善懲悪。嫌いじゃない。NHKBSでの放映を鑑賞。

ピーター・グレイブス演じるボス・ダッチマンの元に集まった4人のハグレものや逃亡者たち。ひと癖もふた癖もある
やつらだが、メキシコ軍を相手にチームを組んで戦う。砂金を運ぶ列車を強奪して山分けしようという魂胆だ。
サイボーグ009みたいにそれぞれに得意な能力があり、爆弾に精通したもの、射撃の名手、ナイフの名手、力持ちなど。
それぞれがそれぞれのチカラを発揮して、軍が厳しく警備する50万ドルを積んだ列車の強奪に成功する。

結論としてダッチマンは砂金を自分らのものとはせず、自分の家族をひどい目に遭わせたメキシコ政府軍に対抗する
革命軍に軍資金として差し出すというもの。自分らの分前は事前に話していた1000ドルのみ。しかし、ダッチマンの
男気に打たれた4人は、笑って許すのだった。そして彼らは集まった地元民に胴上げされて行進する・・・。

活劇と人情噺。それに丹波哲郎の大活躍と恋の行方。(丹波哲郎、英語のセリフどうするつもりなんだろう、と
心配していたら、彼は無口なんだ、ということで一切喋らないww。列車から転落して追いつくために走って
走って・・。)我らがサムライ、大活躍です。最後は美女をゲットするし。ツッコミどころ満載だが、当時の
アクション映画が持つプリミティブな楽しさを享受すれば良いのだ。5人のキャラがそれぞれいい。それとロケの
キャメラがいい。理屈抜きに肩が凝らない娯楽作ってこんな感じだったんだよなあ。
そうそう、内容とは別に冒頭のタイトルバックがメキシコ革命の実写写真なのだが死体がこんなに出てくる
タイトルバックもあまり知らない。非常に重暗い映画かな、と思わせておいて痛快娯楽作というオチ。

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<ストーリー>
メキシコ人ルイス(N・カステルヌオーボ)は、メシト(B・スペンサー)、オーガスタス(J・ダリー)、
サムライ(丹波哲郎)の三人をつれて彼等の雇い主ダッチマン(P・グレーブス)とある集落で落合った。
そこで五人は、メキシコ軍に処刑されそうになっていた革命党員を助け、村人に歓迎された。その中でもマリア
(D・ジョルダーノ)は特にサムライに心を奪われた。

金目当の彼等はさっそく大仕事にとりかかった。その仕事とは軍隊の護送する莫大な砂金を奪取することであった。
五人のプロフェッショナルたちは、それぞれの特技--ダッチマンの頭脳、ルイスのアクロバット、メシトの列車
運転の能力、オーガスタスのダイナマイト、サムライの剣--をもってまんまと獲物を手中にした。

だがここで配分に関して争いが起りかけた。その時、メキシコ兵が砂金を取り返しに来た。五人は再び力を合せて、
これを全滅させたが、仲間どうしの争いはもはや避けられないものとなっていた。だが、彼等の醜い争いを知らない
村人の歓迎と歓声につつまれて、彼等はすべての報酬をあきらめるのだった。人は自分達の救いの神である五人の
英雄を肩にかつぎあげ、いつまでも、喜びつづけていた。(Movie Walker)
(※上記結末は端折りすぎ:筆者註)

<IMDb=★6.7>
<Metacritic=No Data>
<Rotten Tomatoes=Tomatometer:No Data Audience Score:41%>
<KINTENOTE=61.6点>




by jazzyoba0083 | 2019-07-08 23:10 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)